ガールズディフェンス -王国奪還物語- レビュー
国を滅ぼされた王女が戦いに臨む、
襲い掛かる魔物を相手に西へ東へ走り回り
砦を守りながら討って出よう!
タイトル:ガールズディフェンス‐王国奪還物語‐
サークル:ハイボク工房
ジャンル:シミュレーション
発売日: 2021年04月22日
プレイ時間:未確認
数々の面白システムのゲームを制作された
サークルさんの新作、今までのゲームの
特徴を集めたようなリアルタイムストラテジーとなっています。
ストラテジーというとあまり聞きなれない言葉に感じますが、
要は伐採や採掘で資源を集めて拠点の防衛、
戦力を増やしながら敵地へ侵攻していく指揮を
まとめて一辺にやってしまおうというものです。
これだけの説明だと難しく思われるかと思いますが、
本当に難しかったです(笑)。
プレイ中は何度もゲームオーバーになりながら
色々試して何とか自分なりのパターンを身に着けていきました。
今回ご紹介するのはあくまで自分の一防衛&侵攻方法です。
他にも有効な手段があるかと思いますが
そちらは探してみてください。
今作はUnity製となっており全てキーボード操作となっています。
マウスはステージ選択の時にしか使いません。
では今回のゲームの進め方について順を追って説明していきます。
○ステップ0.画面の見方・ゲームの流れの確認
※ゲームスタートと同時に一定時間経過で敵が攻めてきます。
操作や防衛方法を把握していない状態では
どうあっても勝ち目がないので、
初回はゲームオーバー前提で進めていきましょう。
Unity製ゲームなので、「alt+enter」キーで全画面が可能です。
ゲームを終了したいときは「space」キー後、「esc」キーで
セーブして終了します。
最初のプロローグ・操作説明は「A・D」キーで一通り確認して、
「space」キーを押してゲームを進めていきます。
ゲームの流れとしては昼と夜に分かれています。
敵は夜になると中央の砦に向かって左右の拠点からモンスターが
やってきます。
プレイヤーは王女を操作し配下に指示を出して
建築・伐採、軍の編成に出撃命令、時に王女自ら戦いに向かわせます。
ステージの勝利条件は敵の全拠点の破壊、
※ステージ1は左右2カ所ずつの全4カ所
次ステージはから更に増えていきます。
敗北は敵の侵攻を許し中央砦にモンスターが到達した時点で
ゲームオーバーとなります。
本作品は兵士となって戦う配下は攻撃を受けて戦闘不能となっても
キャラロストはしません。※兵士ではなくなるけど
操作できる王女が倒れても少し時間が経つと復活します。
安心してこき使いましょう(ひどい)。
次に画面の項目について。
左下はそれぞれ「編成可能な人材・木材・食料・石材」となっています。
人材について付け加えると、この数字は全ての配下の数ではなく、
今から職業変更が可能な人員の数になります。
ゲーム開始時は無職扱いが3人、家を建設して住人をスカウトすると
中央砦に向かい人員としてカウントされます。
この無職の人達は砦(左側)から労働者・アーチャー・近衛兵と
それぞれの職業にすることができます。
人材は事欠かせないので今後確保していくことが
ゲームの攻略へと繋がります。
画面右下のドクロマークの数字は襲撃レベル。
1日が経過するごとに1ずつ増えていき、
その襲撃レベルによってモンスターの数が増えて、
上位クラスの敵が襲ってきます。
ただし、日数経過による襲撃レベルの影響はほぼ無視していいかと思います。
実際は敵拠点を破壊するたびに大きく上昇し、
ステージ2、3あたりでは一気に10近く上昇して
敵が凶悪化していきます。
準備が終わっていない状態では変な刺激をせず、
まずは戦力を充実する所から始めましょう。
画面左上は時計となります左半分が昼の時間帯、
右側が夜の時間帯になります。
あとどれくらいでモンスターが襲撃に来るかの
参考にしてみましょう。
〇ステップ1.操作方法の確認
画面項目について確認を終えれば実際に操作をしてみます。
主に使うのは「W・A・S・D」キー、
あとは「E・Q・T・Y・space」キーをたまに使うくらいです。
左移動がA、右移動がDで各施設へ移動し、
アイコンが表示されればW長押しで決定、
複数のアイコンが出ればSキーで選択、
何もない空きスペースでWキーを押すと新たな建設物が設置可能になります。
他のキー操作については後述します。
初回はゲームオーバーになっていいので、
一連の操作に慣れていきましょう。
〇ステップ2.人材編成・建設と伐採指示
続いて経験しておくのは基本的な操作の流れ、
まずは無職の3人を労働者にします。
砦のやや左側に移動すると3つのアイコンが表示されます。
それぞれ労働者(ハンマー)・アーチャー(弓)・近衛兵(剣)と
各職業に変えていきます。
Sキーを押すと弓、剣マークと選択できますが、
今回は労働者を雇うので、そのままハンマーマークが選択された状態で
W長押しで一人ずつ雇います。
労働者の役割は木材と石材の資源採集と、
建築物の建設・補修・グレードアップになります。
人数が多いほど資源の入手速度、建築速度が早くなります。
戦闘能力は一切ありませんので、敵と接触させないよう注意してください。
3人の労働者を雇い終えれば
次に左右どちらか(左がいいかな?)の森林へ向かい伐採指示を出します。
木に重なる所に移動するとハンマーマークが出ますので、
ここでもWを長押しします。
これでここの木を伐採するよう労働者に指示を出したので、
労働者はその地点へ向かい、伐採を開始します。
とりあえず辺り一帯の木を伐採するようするしておくと、
伐採を終えた労働者から次の伐採場所へと移動します。
指示を出して労働者が目的地へ向かい、行動を終えて
木材が入手できるまで時間が掛かりますので、
まとめて指示を出してプレイヤーは次の場所へ向かうのがいいでしょう。
これは今後の建築でも同様の操作となります。
ある程度の木材が確保できれば次は人手を増やす為、
砦の真横に家を建設しましょう。
砦近辺に立ちWキー、Sキーを複数回押して家を選択、
再度Wキーを長押しします。
家を作るためには木材10と2マス分エリアが必要になります。
木材が足りない、設置場所のスペースが足りていない場合は
建築ができません。
初回は砦の左右に1件ずつ建設指示を出しておきましょう。
建設指示後、労働者が建築を終えて家が完成します。
早速住人が入居していますので、人マークをW長押しで
砦へ招き、人材を確保します。
空き家となると次の住人が住むまで
一定時間(おそらく10分程度?)かかります。
更に人手を増やしたいときは家を何件も建てて人材を
増やすことも考えておきましょう。
なお、家から人材の確保とその人材を各職業に
就かせるには食料が必要になります。※入手方法は後述。
〇ステップ3.防衛準備
本当であればこれから食料や木材を増やして
規模を大きくしていきたいところですが、
時間は有限なもの、日が沈み夜になると
モンスターが動き始め、左右の拠点から
こちらに向けて侵攻していきます。
ろくな防衛をしていなければゲーム開始1日目で敗北と
なってしまいます(自分のプレイがそうでした・・)。
この時点でやるべきことは今の小規模な状態で
最低限の防衛能力を用意することです。
こちらも順番に説明します。
まずは建築物、壁とやぐらを用意することです。
壁はその通り木の壁を作りモンスターの侵攻を足止めします。
行先をふさがれたモンスターは壁に対して攻撃を行います。
耐久力(実質HP)が0になると破壊されるので、
それまでの間に敵を倒す時間稼ぎができるようになります。
やぐらは建設しても単体では効果がありませんが
アーチャーを呼ぶことでその効果を発揮します。
やぐら建設後、砦からアーチャーを呼び出しすると、
やぐらへ向かい配置につきます。
※やぐらがない時は遊軍扱いで辺りを動いています。
配置についたアーチャーはやぐらから動かず、
固定砲台としてモンスター目掛け弓攻撃を放ちます。
やぐら上のアーチャーの特徴はモンスターの攻撃対象とならず、
やぐらは壊されず、アーチャーも攻撃を受けず、
一方的に攻撃できる利点があります。
デメリットは壁と違い一切の足止め機能がないことです。
初日から数日間はわずかな敵をやぐら上の弓兵で倒すことができますが、
襲撃レベルが高くなり敵の数が増えていくと
倒しきれず、弓の射程範囲を超えると
攻撃できずモンスターを素通りしてしまいます。
ですので、防衛には壁・やぐら・アーチャーのセットで
用意することを心掛けてください。
最初のモンスターはスライムが2体、
上記防衛機能があれば数日は問題ありませんが、
人材や木材不足で用意ができなければ
プレイヤーである王女を操作して戦わせましょう。
敵に向け「E」キーで一定距離まで攻撃が届く斬撃が使えます。
ただ耐久力はあまりないので、木の壁の内側にたって
壁を盾代わりにして攻撃を行いましょう。
防衛が終われば後は戦後処理、破損した壁は労働者に指示をして
修復作業、念のため今見ている場所の反対側に移動して
そちらの防衛にも問題がなかったか確認してみましょう。
〇小休止‐考察、壁とやぐらはどこに置く?
先ほど壁とやぐらを設置して防衛しましょうと
お伝えしましたが、もう少し踏み込んだ内容として
それらはどこに置いた方がいいのか?自分なりに整理してみます。
砦に攻め込まれたらゲームーオーバーなので、
砦に両横に置けばいいのか?
それとも遠くに配置して戦線を広げておいた方がいい?
これに対する自分の答えは
「初回は家5件分以上のスペースを確保してやぐらと壁を設置。
その後は必要に応じて遠方に設置する。」です。
モンスターは侵攻の際、壁に対して攻撃を行います。
この他、家に対しても攻撃を行い、破損した家は
機能がしなくなってしまいます。
なので必要最低限の砦と家だけを守り、
今後作る畑や植林は攻撃対象にはならないので、
壁の外側に作ってしまっていいでしょう。
各物資が揃ってきたら新たに遠方に壁を設置、
石材の発掘場所を見つけたら安全に調達ができるように
そこを守るようにしましょう。
壁を配置すると近衛兵、やぐらに上っていない遊軍扱いのアーチャーは
最も遠方な壁(敵と戦う最前線)へ向かい配置につきます。
ですので流れとしてゲーム序盤は守りを固めるだけにして
近い範囲で留めておき、物資や人材を十分確保できるようになれば
敵へ進軍するために遠方に壁とやぐらを設置していくのが
ベストな安価と思います。
〇ステップ4.偵察・食料確保に植林作業
朝方から人材編成に建設指示、夜は防衛にと
目まぐるしく働くことになりますが、撃退に成功すれば
少しは余裕ができるかと思います。
次の襲来は翌日の夜。
夜であってもモンスター撃退後動きがないと変われば
壁の外側に労働者を働かせてもいいですが、
ここはあたりを見回ってみましょう。
プレイヤーを左端や右端まで移動させると敵の拠点となる
穴倉を発見するかと思います。
最終目標は敵の全拠点の破壊、
目の前にあるのはその通過点となる小規模の
拠点となるので、まずはここに攻め入るだけの
戦力を揃えていきましょう。
ほか宝箱があればWキー長押しで入手してみましょう。
食料など各資材が入手できます。
他、やや遠方になってもいいので、
畑と植林をやっておきましょう。
畑は設置後一定時間経過で作物が実り、
収穫することで食料が入手できます。
その食料は人材確保に必要ですので、
十分な量を手に入れるだけの畑を耕しておきます。
畑、植林の作成は1マスエリアなので、
1マスずつ移動しながら作ってみましょう。
ステージ1では大量の木材が入手できますので、
ここでの植林はあまり必要ないかと思いますが、
今後は木の生えていない地域で防衛することもあります。
空きスペースができれば植林をして木を
伐採できるようにしておきましょう。
〇ステップ5.施設のグレードアップ
中央砦、やや右寄りに移動すると
「↑」マークが表示されます。
これは木材や石材を消費することで
改築を行い、段階により各建築物のグレードアップが可能となります。
※砦自体は改築しても防衛能力があるだけでは無いので注意。
序盤に建設できるやぐらに壁は敵の数や種類が強化されると
力不足になっていくので、こちらも強固な防衛施設に
していく必要があります。
また、高いレベルの砦になると
家を店舗へと改装も可能です。
店舗になると、味方ユニットの各能力が上昇します。
同じ店舗を増やすことで能力が重複するので、
全体強化のために使ってみましょう。
※家としての機能が無くなるので、
人材スカウトができなくなるので、
多めに建築して人材確保用、お店へ改装しての戦力アップ用と
分けて建設していきましょう。
〇ステップ6.進軍開始!
防衛を続けながら戦力の充実を図り
勝機ありとみればいよいよ本番、
進軍の合図を出して敵拠点へと攻め込みます。
左側に攻め込むには「T」、
右側に攻め込むのは「Y」キーでそれぞれ
指示を行います。
攻め込むのは各左右にいる近衛兵と遊軍アーチャーです。
やぐら上のアーチャーは動かせず、
兵士を呼び出して左右に向かう兵達は
左から右に編成しなおしなどできません。
進軍を受けた壁間際にいる兵たちが揃って敵地へ向かいます。
敵拠点にはHPがあり、これを0にすることで
破壊成功となります。
攻撃中は拠点内からモンスターが出現して
今度はあちら側が防衛で戦闘となります。
敵拠点撃破後再度同じ「Y」キーで進軍中止、
壁付近まで撤退します。
敵拠点を破壊することで襲撃レベルは大きく上がり、
次の来襲するモンスターが強くなってきます。
今以上に防衛に苦戦するので、
施設レベルを上げながら防衛、進軍を繰り返していきましょう。
敵の拠点を見た時に行き止まりが見えたら
そこがその右方向最後の拠点となります。
右拠点全てを破壊すればその方向からのモンスターの襲来は
無くなりますので、あとは左方向への防衛と侵攻に専念しましょう。
敵拠点を破壊しながら次へ進む時、
一番怖いのは反対方向の様子が一切確認できない事です。
敵の拠点に襲撃レベルなど、敵の戦力を想像しながら
反対側の防衛に問題がないように準備しましょう。
自分の見ていないころで壁が破壊され味方兵士が倒され、
砦に到着されてゲームオーバー、なんてこともあります。
全ての敵拠点の破壊でそのステージクリアとなります。
あとはメニュー画面で次のステージへ移動し
また1からのプレイとなります。
全部で5ステージEX2つの計7ステージとなっています。
〇Hシーン
エリア選択画面右上側から各アニメーションHなど
が見ることができます。
ゲームを最後まで進めると魔女とHシーンが?
〇感想
ゲームシステムを理解して慣れるまでがとても大変(泣)。
慣れさえすれば休む間もなく王女を左右へ向かわせ
休む間もなく指示をして守りと攻めを繰り広げる
楽しいゲームとなっています。
ステージが進むにつれ船を使っての攻撃等、
敵に関しても超巨大モンスターに挑むなど
遊びがいのあるシミュレーションゲームでした。
兵達の配置転換ができない、左右への割り振りが効かないのが
痛手で、移動方法がキーボードオンリーの操作周りに
やや不満はありますがしばらくはこれで動かしながら
やってみたいと思います。
過去作品から物珍しいシステムで楽しませるゲームを
作成するサークルさんの新たな一作として
今回も楽しませていただきました。
以上、ガールズディフェンス -王国奪還物語-
のレビューとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。
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