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世紀末終焉少女ファイアメモリア 欲望の千年大地と超時空統合  製品版レビュー

タイトル:世紀末終焉少女ファイアメモリア 欲望の千年大地と超時空統合
サークル:アリコレ-Aria corporation-
ジャンル:アドベンチャー/デジタルノベル
発売日:2023年09月22日
プレイ時間:18時間ほどでクリア
注意:暴力的なシーン・グロテスクな描写が含まれています。
   スカトロシーンも含まれ苦手な方向けにスキップ演出が用意されています。

□関連リンク

・体験版レビュー

昨年以前からお話ししていたアリコレ作品のアドベンチャーゲーム、
『世紀末終焉少女ファイアメモリア 欲望の千年大地と超時空統合』をクリアすることができました。

ゲームを起動してこまめにプレイ時間をメモっていてそのゲーム時間なんと18時間ほどの超・超大ボリューム作品。
(私事ですがゲーム途中でPC故障で一からやり直す羽目になったりと・・)

シリーズ作品ではお馴染みの身体の各パーツイラストを幾重にも組み合わせた高速バトルシーンが
本作でも大きく進化、わずからながらにアニメーションシーンもありますが大半が
ズームアップや画面スライドなどの画面効果で迫力を演出した灯火達の戦いを見ることができました。

大半がバトルシーンとなる本作ですがシリーズ恒例、アリコレならではのコミカル要素もあり。
緊迫した空気が一気に緩んで敵対する相手と和気あいあいとしたコミカルな展開も?

Hシーンもこのサークルさんならではのマニアックな描写、不意打ちカンチョーにお尻たたきのスパンキング、
戦いに敗れた灯火を徹底的にいたぶる凌辱シーンが数えきれないくらい用意されています。

物語は荒廃した世界の原因を作った少女、灯火の姉弟子雪那。

彼女に再び会うため、暴力はびこる世界を渡り歩き旅を続ける灯火。
旅先で用心棒としての仕事をする彼ですがこの戦いで7人のうち4人が命を落とすことになります。

生死の狭間をさまよいながらも戦いに勝利した灯火は雪那を探す旅を続け、
生き残った用心棒の一人ジュゲムが同行、これに報酬代わりのロボボを引き連れ3人で
次の目的地へと向かいます。

彼らが向かう先は荒廃した世界を治める4人のキングスクエア。
王を名乗る彼らは圧倒的な力、『バトルメモリア』を操る者たち。

その力はまだ幼い灯火と雪那の二人が使えた特別な力。
バトルメモリアを持つ4人を追うことで雪那の行方を探ろうとします。

灯火とジュゲム(あとついでにロボボ)、彼らの行く末にはどんな結末が待ち受けるのでしょうか。

〇ものがたりのあらすじ~製品版以降

本編でのネタバレは避けながら本作品の序盤部分をお伝えしていきます。
(そもそも18時間相当のADVの全部を伝えきるなんて無理・・)

体験版では1章の7人の戦士で終了、次章から第2章1部から始まり
4人のキングスクエアとの戦いが描かれます。

前記事でもお伝えした通り本作のADVゲームは基本的に1本道、
選択肢を間違えたからと言ってゲームオーバーのようなバッドエンドにはなりません。
あくまで選択肢は灯火が選んだ答えの一つとしての演出となっています。

さて1部冒頭はジュゲムたちと出会った村を離れ野営をする一行、
ここでのトイレ・お風呂などのちょっとした眼福シーンが見れます。

選択肢にロボボが入っているけどロボが風呂にはいれるわけないよな・・と思っていたらいきなり変形!?
ドラム缶風呂を足を上げて入る奇妙な入浴シーン・・一体何を目撃しているのか。

話は脱線しましたが灯火達の旅で遭遇する敵はほぼほぼ雑魚。
バトルメモリアを使い内部から敵を破壊する灯火、通打を使い敵を倒していくジュゲムにとって敵にはなりません。

と、ここで灯火。
今まで襲い掛かってきた敵の命を奪っていきましたが、反省して生きていくこともあるのでは?
と思い罪人を裁判にかけ更生の余地があるかを確かめるべく裁判を開くことに。

少し話は飛んで、訪れたミステリーの村では絵柄が変わって某懐かしのADVの世界観に、

砂嵐で外での野営が危険と思った灯火達は村長に頼み泊めてもらうことに、
そこには同じように一泊する旅人たち。

大勢が一晩を過ごす中、誰かのイタズラのような手紙が仕掛けられていた。

その手紙には「こんや よるごろ だれかが くびちょんぱ」
どう見てもあの作品です。

そして予言された通り、宿泊客のうち一人が無残にも殺されてしまい、
一同はこの中に犯人がいるのではと疑います。

灯火が口にしたのは唯一犯行が行える人物、この事件の犯人を言い当てます。

といったところで本当に名前入力の画面、推理物として見ていなかったから
一回見直しておかしな点がなかった確認をしてみました。

正解不正解を問わずゲームは進むので気にしなくてもいいかと思います。

↓この事件の犯人はこちら ※右部分をクリック

犯人は「リナナ」。3人組の女友達のうちの一人(画面中央)、
彼女がうさ耳と呼んでいる飾りつけは実は刃物、シリアルキラーであることを隠して
友達と旅をしていたが我慢できずにこの宿で犯行へと及んだ。

さらにはクイズ大会の他、娼館で働くなど本編シナリオから脱線するような展開も?
これがキングスクエアに会うきっかけとなるのでしょうか。

そんなコミカル要素もありますが本作のメインパートとなるバトル、
この2章の1部から4部までが彼らとの戦いが描かれています。

始めに出会う一人の王はライトキングと名乗るユウヒ。
彼女は大陸中の人間を1か所にまとめ農奴のような扱いをして食料を生産する拠点を構えています。

彼女を悪と断罪する灯火、しかしユウヒには何の憐憫もなく自分の行いが人々の為になると自負します。

話し合いで分かり合うことなどできない二人は戦いにて決着をつけます。
灯火達が戦ってきた大陸中の雑魚、巨体なジードをはるかに超える強敵に
灯火・ジュゲムはなすすべなく倒されます。

※ここで灯火が凌辱Hを受けるシーンがありますが後ほどご紹介

ユウヒとの戦いが終わっても後の3人のキングスクエアが灯火達の道を塞ぎます。

彼が苦痛や恥辱にさらされても退却することはありません。
事あるごとに回想で「Mad Dream」として平和な世界で幼い灯火と雪那、
仲間たちと共に過ごした記憶がよみがえっていきます。

その安寧な時間を狂わせたのが、仲間達と戦いの師を皆殺しにした雪那。

彼女にもう一度出会うため、キングスクエアとの戦いに負けは許されない灯火は
バトルメモリアを開放して全力で戦います。

長い長い旅路にてたどり着いた先、
そこには自らを世紀末美少女と名乗りキングスクエアを束ねる女性、

灯火にとってひと時も忘れたことのない姉、雪那との出会いを果たすことになります。

この先の展開は・・どうか自分の目で確かめてください!!

一つ言えるのはこれで物語は終わりでなく新たに3章へと続き大きく変化し灯火の運命は混迷を辿ります。

ぜひとも最後までこの物語へお付き合いください。

〇エクストラシナリオ

ゲームエンディングを迎えてゲームは終わり、ではなく
物語序盤(体験版部分の1章)であったifシナリオで分岐して別の結末を
見届けることができます。

これは本編とは大違いのシナリオ崩壊のトンデモ世界。
このエクストラでは灯火やヒロイン達がボイス付きで喋るオートアニメーション。

用心棒の一人ナナミと結婚するシナリオ・・に何か交じる生き物(?)

もう一つはバンシVSギードとの戦いに割って入る灯火、
ここで戦わず戦いの行方を見守っていたら・・

どちらも本編に比べてわざと雑にしたような別作品となっていました。
これにて本編&エクストラシナリオ終了、シリーズ恒例アリコレスタッフの開発秘話、
ギャラリー・ミュージックの視聴機能が解放されます。

〇初回購入特典「ヒロイン増加パッチ」※2024/01/04にて特典終了予定

おそらくもう特典パッチ導入期間は過ぎているのかな?
ゲームクリア後に購入時に付属されたヒロイン増加パッチで画面に変更があるようです。

パッチ適応で起動してゲームを進めると、「ポケットソーサリー」「てとロザ」
「プリズムスターズ」の各ヒロインが立ち絵表示されていました。

画面内を所狭しと右へ左へ行った来たり・・、はい、これだけの機能でしょうか。
あると邪魔でしたのですぐ削除しました(笑)。

〇Hシーン※スカトロシーンはオプションにて非表示可能

ゲーム開始時に不快かと思われるシーンの表現を非表示にすることができます。
これ以降は設定画面より表示⇔非表示の変更で演出を変えますので苦手な方は適時設定してください。

シーン数は数えきれないくらいありました。
Hシーンの一例として灯火・ジュゲム達がカンチョーを受ける場面、

敵との敗北でそのまま性的凌辱を受け失禁などをさらすところなど。

各章の終わりではジュゲムが村娘を少女病の危険があると警告し辱めHをする等々。

終盤の終盤、本当の最後には灯火が選んだ想い人との純愛Hシーンが見られるようになっていました。
※それでも灯火→ヒロインだったり、ヒロイン→灯火のSMシチュがあったりしました。

〇感想

超巨大にシナリオで何度となく見れるバトル展開は必見の一言でした。

バトルメモリアを扱う灯火といえど全くの無敵ではなくキングスクエアに敗北同然の
戦いでボロボロにされるなど惨い(むごい)演出が多かったと思います。

そんな中でも終盤になるにつれ強力化していく敵に対抗するべく
灯火の持てる力を出し切る、使われ続けてきた王道シナリオでしょうが
それを徹底的に練りこんだシナリオも必見でした。

バトルシーンのイラスト演出は冒頭でも少しご紹介しました。
BGMに関しても中々ドラマチックに魅せ方として使われていました。

今までのBGMでもテンポを早く遅くでその場面を目立たせるといった部分は
面白い演出だと思います。

ゲームクリア後のミュージックルームでは本作以前の作品で使われたBGMも多数
視聴できるのでお気に入りの曲を聞いてみてください。

ゲームを購入するかご検討の方はプレイ時間の確保ができるかも考えたうえでのご購入をお勧めします。
ちょっとやそっとではエンディングへはいかないので気長にプレイしてみてください。

以上、世紀末終焉少女ファイアメモリア 欲望の千年大地と超時空統合の製品版レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入できます。

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