Ignominy 被虐の令嬢と復讐の亡命貴族 レビュー
タイトル:Ignominy 被虐の令嬢と復讐の亡命貴族
サークル:花々のレプリカ
ジャンル:アドベンチャー/デジタルノベル
発売日:2024年03月08日
プレイ時間:1時間半ほどでクリア※エンディング3の場合
□関連リンク
・【外部リンク】攻略情報 サークル花々のレプリカCi-enページ
共和国と帝国での戦争の後、共和国が完全な勝利を手にするには敵国の首謀者の在処を探り情報を持ちうる人物を尋問し、勝利に導くべく物語が動き出す作品をご紹介します。
囚われとなった令嬢の名はアンゼリカ、彼女の父は帝国中枢の人物ローレンツ・クラウゼ。
二国間での戦争は共和国の一時的な勝利となっているが今なお抵抗にさらされ共和国軍が疲弊し撤退を迫られます。
共和国の確実な勝利には行方をくらまし帝国の指揮を執っているであろうクラウゼ卿を捕縛すること。
その為に占領を行った土地の屋敷、卿の娘であるアンゼリカや使用人達から情報を聞き出そうとします。
アンゼリカ達にとっては敵国の軍人で自分達の主人を敵国に話す訳がなく、
時間が経てば形勢は逆転し帝国軍が盛り返す危険が出てきます。
この作品の主人公は共和国軍人のレオシュ・マーレ中尉、
アンゼリカを尋問しクラウゼ卿の在処を探ろうとしますがレオシュとアンゼリカの2人には
深い因縁があるのでした。
元々のレオシュはアンゼリカと同じく帝国の生まれ、
貴族の家に生まれ家族同士の付き合いからまだ幼い彼女と交流を行っていた。
事件が起きたのはレオシュの父が全く身に覚えのない罪を着せられ、家族が全員処刑され
彼だけが生き延び共和国へ亡命することになってしまいます。
後々伝わった情報では父を陥れたのはクラウゼ卿、貴族としての地位をより確立する為
邪魔なマーレ家を没落させようと画策を行ったのです。
生き延びたレオシュは共和国の軍人ルンド大佐に保護され、
今の共和国軍人の将校としてこの任務に就きます。
目の前にいるのは家族を皆殺しにした元凶クラウゼの娘。
任務としてこの屋敷を調査するレオシュですが、私情にかられアンゼリカを汚そうとするこの物語は
どのような結末を迎えるのでしょうか。
〇ゲームの進め方
ジャンルこそアドベンチャーとなっていますが、ゲームとしては屋敷内で情報を得ていく探索RPG。
1日内で行動できるポイントを消費し0になればその日は調査終了、これを繰り返し期限30日以内に
クラウゼ卿の居場所を特定することがゲームのクリア目標となります。
それじゃ、屋敷を荒らしまわってアンゼリカに酷い尋問をヤりまくるのか・・というとそうでもない。
レオシュの上官ルンド大佐がやり手ながら手段を選ばない人物の為、共和国内でも目を付けられいます。
その為アーネル曹長が屋敷内で主人公を監視し屋敷内での行動に制限をかけます。
そして尋問方法が人道的でないと判断した場合はレオシュは拘束、
全ての捜査は中止となり目的が果たさなくなります。
この制限化の中で目立たずにクラウゼ卿の行方を探っていく、といのがこのゲームのプレイ内容となります。
ゲーム画面の説明についてはこちらを見てください。
左上が現在の日数で30ポイントが行動ポイント(後にアップ可能)、
これが0になるまで屋敷内を調査とアンゼリカの尋問が行えます。
画面右上がセーブやオプション、アイテムの確認に一日の終了などのアイコンになります。
では捜査パートの開始、ゲーム序盤はアーネル曹長から話が合ったように認められてある調査の範囲内は
2Fのアンゼリカと家族の部屋のみ。
それ以外のフロアは立ち入りが禁止されているため行動範囲は狭く決められてあります。
その範囲内だけでも調べる場所は多め、机や引き出しベッドなどなど。
何の変哲もないテーブルや観葉植物を調べることがクラウゼ卿の情報につながる・・、かもしれません。
収穫の有無にかかわらず行動ポイントを1消費します。
アンゼリカの寝室を調べると下着を発見、役に立つかは知りませんが入手します。
隣の部屋は彼女の弟テオドールに関する物、この屋敷にはいないので
情報収集の材料として聞いてみます。
行動ポイントはある程度残した状態でアンゼリカが待つ部屋へと入ります。
これで捜査パートは終了し尋問パートへ移行、その後1日が終了します。
当然ながら彼女の反応は悪感情、かつて主人公をおじさまと呼び慕っていたのですが
敵国に寝返り帝国を害する男などに協力的になるはずがありません。
(彼女からおじさま呼びをされる主人公ですがそれほど年は離れてはいないのであしからず)
尋問パートでは始めに入手したアイテムから彼女を脅迫し従わせ情報を聞き出します。
写真を見せて弟のテオドールはどこへ行った?と問いただしても「ご自分で調べてになられては?」との反応の薄い返答。
それならばと銀行の口座証書を見せてこれが共和国の接収されたら困るだろうと脅しをかけて従わせます。
関係ないけど頬をふくらませるぷくぅ顔がカワイイ。
さて、アンゼリカに効果的な脅迫材料を突きつければ少しばかり反抗的な態度を改めます。
これにて屈服度と最大限界値が上昇します。
脅迫材料で見せるものが無くなれば次はおさわり操作、
マウス操作で顔や胸や下半身などの視姦や触れたりなどして反応を見ます。
1アクションごとに行動ポイントを消費するので屋敷内の捜査パートとこのパートでの
行動ポイントをどう使うかを考えていきましょう。
まだ最初の段階では拒否感がある為すぐに大声を上げて嫌がるアンゼリカ、
ステータス画面の限界値を確認しながらほどほどに抑えながら尋問を行います。
やりすぎ注意をはじめに言われた通りここで失態を犯すと身柄を拘束されその場でゲームオーバーになります。
翌日も同様に捜査→尋問の繰り返し。
どこを調べればいいかわからない場合は2Fテーブル下を探すと虫眼鏡を入手できるので、
これを使い捜査場所を確認できます。
数日を掛けてクラウゼ卿へ繋がる情報を集めていきますが大きな成果は得られません。
そこでアーネル曹長へ捜査範囲を広げてくれと上層部へ掛け合うよう頼み、翌日を待ちます。
翌日に許可が取れ2F西側が探索可能。
入手できるのはアンゼリカの脅迫材料だけではなく捜査に役立つアイテム万年筆など。
これを入手することで翌日から行動ポイントが10ポイント上昇、より多くの調査が行えます。
これでその場所にいる使用人やメイドからも話を聞くことが出来ますが反応は悪く情報は聞き出せません。
日数経過やイベント進行で以前調べたはずの場所で再発見がある場合があります。
今後も行動ポイントの上限が上がるアイテムも入手できるので繰り返し捜索を行ってみてください。
時には目的の情報ではなく、年頃のアンゼリカが性的な興味を持つことが伺い知れるアイテムが入手できることも。
これを使い彼女の痴態を露にもしていきます。
自分の初回プレイでは9日目には一通りの情報が手に入りクラウゼ卿の行方を得ることが出来ました。
これをルンド大佐に報告してゲームクリア、とはなりますが
そのままその情報をアンゼリカに明かして徹底的に服従させることも可能、
何をされても抵抗をしない彼女に衣服を脱がせいくつもの身体の部位を触り続け快楽を与えることもできます。
さらに金庫を開けて隠された真実を目の当たりにする物語へと続いていくことも、
金庫を解くヒントはかなり難しいものでしたのでサークルでの攻略情報を見て先へと進めてみてください。
〇Hシーン
Hシーンは11シーン。
主に屋敷内で入手できる性的な内容が書かれた書籍や道具を入手しアンゼリカに見せることで視聴できます。
彼女の部屋に官能小説がみつかり突きつけて本の内容を朗読させるなど、
娼婦のまねごとをさせ、見つけたムチを使いアンゼリカの隠されたマゾな一面をあらわにして辱めていく内容となっていました。
〇感想
過去のサークル作品を振り返ると師匠と弟子との恋愛作品、好色な女性の百合やおねショタH、
そして4作目となるこの作品では辱めを与える被虐令嬢を描いた作品と・・
どれもテーマが統一されていないのでサークルさんの傾向を見るというのが難しく見て取れます。
Hシーンの描写から見るに主人公の復讐からヒロインを凌辱していくようなものでなく、
かつての交友関係を築いた二人の立場が変わり望まぬながらも性的痴態をさらけ出していくヒロインの
淫欲を見ていくものだったかと思います。
振り返ってみるとこれまでの作品も時代背景や人物像に深く掘り下げてあり
アドベンチャーゲームとして読みごたえにあるものでした。
ただこの作品だけに限れば物語を追っていくのは主人公一人だけで進んでしまい、
ヒロインのアンゼリカは尋問でエロいことをされるだけでありそれほど本筋との関係が薄く
物語とエロゲとしての組み合わせとしては嚙み合っていないのではと感じます。
もう少しアンゼリカの話から過去のエピソードやお互いの主張などを交わすような
ドラマがあってもいいのではと物語に少しばかり付け足してほしいと思う場面もありました。
少女の痴態を徐々に暴いていく内容が魅力的な作品のご紹介になります。
以上、Ignominy 被虐の令嬢と復讐の亡命貴族のレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入できます。
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