第二音楽室へようこそっ!! （ＰＣソフト）レビュー
有名な音楽家は変人だらけ？
個性の塊の音楽部員は未来の偉大な音楽家になるかもしれない？
音楽を知って彼女との距離がぐっと近づく物語をご紹介します。
タイトル:第二音楽室へようこそっ!!
制作:ＷＨＥＥＬ(現在はあかべぇそふとすりぃ)
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2017年03月21日（パッケージ版の発売は2012年08月31日）
プレイ時間:共通ルート＋歌南ルートで約８時間
あかべぇそふと１５周年記念のセールで購入した作品になります。
※キャンペーン期間は終了しました。
製作はＷＨＥＥＬ、以前紹介した
問題作『ぶらぶら』のブランド作品となります。
今回はそれほど問題ではなかった・・かも。
この作品で学んだことは、
チャイコフスキーは同性愛者だったかもしれない、
ベートーヴェンは暴言が酷かった、
バッハは口論から激怒して剣を抜いて争いを起こしたなどなど。
有名な作曲者のイカレタ性格です。
こんな事、知りたくなどなかった・・。
ゲームから話がそれますが、
「音楽家 変人」で検索すると
数々の奇行がこれでもかというぐらい出てくるわ・・。
気になる方は調べてみてください、モーツァルトは特に酷かった(笑)。
さて本題、音楽部に入ることになった主人公が
変人音楽部員に囲まれて過ごす学園生活ＡＤＶをご紹介します。
○オープニング
親の都合で海外へと行く事となり、
生まれ育った場所を離れることになった望月 理人。
幼馴染の女の子、歌南に別れを告げた理人ではあったが、
その返事はとても軽いものであった。
「お土産よろしく～♪」
その別れから３年、理人はようやく日本へと帰ってくることができた。
久しぶりに自宅へと帰ってきた理人は
成長した（いや、そんなに変わらないような）歌南と再会する。
理人はこれから歌南と同じ米森（よなもり）学園へと編入となり
学園生活を過ごすことになる。
歌南の強引ともいえる勧誘で部活動に誘われ、
吹奏楽部でも合唱部でもない、『音楽部』について知ることになる。
そこでは女子生徒が情事の真っ最中であり、
他の部員はお茶を嗜んだり、理解のできない言動があったりなど
およそ普通とは言えない部であった。
音楽に関しては素人で、変な人と関わりあいたくない理人ではあったが、
彼女達と接するうちに音楽を楽しむ部員達に惹かれ、
音楽部のマネージャー（という名の雑用係）のポストに落ち着き、
共に行動をするようになる。
歌南「理人クン、音楽部へようこそっ！」
○登場人物
・如月 歌南（きさらぎ かな）ＣＶ夏野こおり
理人の幼馴染にして音楽の事しか頭にない『音楽バカ』。
３年ぶりの再開に淡い期待を抱いていた理人に対し、
「久しぶりー、音楽やってみない？」と
あっけらかんな返事で彼の期待を打ち砕くことになる。
音楽活動に熱心な米森学園の特待生として入学するが、
学業に関しては赤点回避がぎりぎりのところ。
音楽部としてボーカル、ダンスを得意としている。
・大河内 紗耶香（おおこうち さやか）ＣＶ鈴音華月
黒髪ロングで傍らに女の子を侍らすレズビアン。
理人は最初気づかなかったが、歌南と同じく幼馴染で
当時は三つ編みおさげのメガネをかけた内気な少女であった。
今はそんな面影なく、男に対して嫌悪感を持ち、
自分本位な行動を取るわがままな性格で歌南と対をなす問題児となっている。
サックス奏者で、家のジャズバーで演奏することもあり、
週末には音楽部員が訪れる場所となっている。
・木幡 Marianne（こはた マリアンヌ）ＣＶ鈴田美夜子
理人達が通う米森学園の付属校生徒であり、
彼らの後輩にあたる女子生徒。通称マリー。
言動が中二病のアレで、理人に対して距離を置かれているのか嫌われているのか
「アイゼンシュタイン伯爵」との名を授かる。
妹のシャルロッテ（こちらは礼儀正しい性格と共に生活をしている。
贅沢は敵であり、そういった面からも理人は恨まれている。
キーボードとピアノを担当、
また部員の中で唯一ＰＣでの作曲ができるので、
音楽部の活動は作曲依頼をマリー、出来上がった曲を
雅たちが演奏することになる。
・五城 雅（いつしろ みやび）ＣＶ南里一花
理人達の上級生で音楽部部長をしている。
変人の集う部員達に比べてまともそうに見えるが
何が起きても動じない包容力（おっとりさ）があり、
部員達のレアな場面を見逃さずカメラを構える行為は
やはり変人かも。
裕福な家で育ち、ヴァイオリンを扱う。
・羽場 結花梨 ＣＶたなかりお
雅の同級生で吹奏楽部の指揮わ担当している。
雅のお願いで人数が足りない音楽部に準部員として数合わせとして入っている。
統一のとれた合奏の為に真面目一辺倒な考えで音楽に臨み、
自由気ままな音楽部とは一線を引いている。
第二音楽室にある姿見を利用するため度々顔を見せている。
○変人の集う音楽部でトラブルがいっぱい
授業中でも音楽の為に体を鍛える歌南、
保健室でレズセッ！する紗耶香、
言動がアレなマリー、
作詞の為に常に観察する伊沢先輩に
おかしな面子しかいない音楽部に放り込まれることになった理人、
当然そんな奇行の目立つ部活動に学園の評判は良くなく、
部活動の定員をクリアしても今度は悪評で廃部の危機に。
この事態を解決するのはマネージャーとなった理人と部員の彼女。
音楽部と部員達はどのような結末を迎えるのか。
○フローチャート・エンディング・おまけ
エンディングは５つ。
共通ルート後は各選択肢でヒロインに結びつくものを
選び続けて対象のヒロインルートへと移ります。
また、エンディング後は既読シーンのみ画面下の♪マークにて
ＢＧＭの変更が可能となります。
これで真面目な会話シーンを面白おかしくしてみたり(笑)。
○Ｈシーン
ヒロイン５人それぞれに４～７つのＨシーンとなっています。
音楽部で起こるトラブルを解決していくドタバタの最中に
女の子と絆をはぐくんでいき、場所も時間も気にせずの
イチャイチャな展開となっていました。
そしてまさかの紅赤達双子とのＨシーンも？
○感想
この作品に限った事ではないのですが、
エロゲー世界とはいえ学生服姿の彼らがお酒を飲む場面は
不自然だなぁといつも思ってしまいます。
注意文に登場人物は全員１８歳以上、
なのでお酒を飲んでいるので全員２０歳以上、
あれ？でもマリーは付属校の生徒なのにそれでいて飲酒している？
つまりこれは一体？などと考えると頭がhageるで
これ以上は深く突っ込まないことにします。
お酒はほどほどに。
さて、音楽に打ち込むヒロインと全くの素人の主人公の
価値観の違う面々が巻き起こすラブコメタッチの作品として
楽しく見せていただきました。
各ルートによっては少し重たい話もありましたが、
全体的に部員達が頑張って問題を解決！
ヒロインと結ばれてハッピーエンド！となってよかったと思います。
長編ＡＤＶとうわけでもないので、
それほど深い設定や展開もなく気軽に見ていられる作品でした。
むしろＷＨＥＥＬシリーズとしては大人しい作品なのでは？
ぶらぶら、ひのまる、パンツを見せること～（なんつータイトルだこれ）
といったぶっとんだ作品と比べてみると抑え気味な内容となっていました。
音楽を通じて彼女と結ばれる恋愛アドベンチャー、
第二音楽室へようこそっ!!のレビューとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記よりＤＭＭにて購入ができます。