降魔彩風 体験版レビュー
狩人の一族、彩風伶佳が友を守るため悪霊を切り伏せる。
閉鎖された空間にうごめく霊をを退治し脱出なるか。
タイトル:降魔彩風
サークル:studio 星渡
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2022年10月21日
プレイ時間:1時間半ほどで体験版クリア
□関連リンク
前作のステルス要素あるRPGからにさらにパワーアップ、
悪霊と戦う狩人の一族。彩風伶佳が異界化された空間を脱出するゲームとなります。
妖精騎士フィリアではクリアするまでが大変だったので苦手意識があったのですが、
こちらはほどほどな難しさとなっていくつもの選択肢の中からクリアを目指す
面白さがありました。
戦闘・ダンジョン内の仕掛けと多くの作りこまれたゲームを今回ご紹介します。
〇開幕
悪霊が人々を脅かすのは過去の話ではなく現代にまで在る脅威。
彩風は悪霊を封じ人々を守ってきた狩人の一族、
彩風の末裔、伶佳は数々の悪霊怪異を屠ってきた剣士。
友人の愛菜が危機に襲われる時、颯爽と現れ敵を倒していく。
彼女こそが当代最強の剣士、彩風伶佳である!
・・という夢を見たんだ・・。
実際の伶佳は狩人の一族ではあるもののただの見習い、
学生でありながら狩人の修行を積む一学生、
友人の愛菜スキーなやや残念な子である。
そんな愛菜が危機に陥っていると駆けつける。
今までに遭遇したことの無い強敵と戦い、
敗れはしたものの愛菜と逃げることができた。
愛菜に詳しい話を聞くとここ最近に身体に紋様が付き
これが原因ではと二人で調査へと出かける。
狩人としてはまだ未熟な見習いの伶佳、
本来なら父に頼むべきところだが向こうでも仕事があるらしく
愛菜を守れるのは自分しかいない。
伶佳は覚悟を決めて妖刀『琳』を持ち出す。
刀を手にした途端に突如声が聞こえ、
伶佳を主として力を貸すこととなる。
一行が向かったのは図書館の一室、
狩人である伶佳は一般には貸出されていない書物が
閲覧でき、愛菜の紋様を調査する。
調査の結果、愛菜につけられたのは淫紋と分かり
術者を倒すことで解除できることが判明したその矢先、
図書館の一室の様相が変わり、周囲に悪霊が出現する。
異層化と呼ばれる現象で二人は元居た場所から切り離された。
ここを抜け出すために迷宮化した図書館から手がかりを探し
境界を見つけることとなる。
狩人彩風の一族、伶佳の戦いが始まる。
〇遊戯指南
序盤では戦闘、探索時とチュートリアルがあります。
どれも重要な事なので覚えておくようにしてください。
・戦闘
戦闘コマンドは左右切り替えで戦技・神秘(魔法攻撃)
・アイテムと切り替えを行います。
このゲームではMP表記でなくFPとなります。
戦闘開始時はFP0から始まり毎ターンの回復や
攻撃時に上昇していきます。
やや特殊なのがスキルによって「必要FP」「消費FP」の量が異なることです。
今後伶佳が覚えるスキルでばらつきがありますが、
そのスキルを使うには「FPが一定以上あると使用可能」なのが必要FP、
「必要FPを満たしていて実際に消費する量」が消費FPとなります。
大体のスキルが必要=消費、必要≧消費なのでFPが溜まったら使えばいいのですが、
一部スキルで必要<消費で使用後にFPがマイナスになるケースもあります。
次ターンでFPがマイナスのままなら行動不可になるので
FP残量に気を配って戦うようにしましょう。
もう一つ特徴的なのが「構え」、初期では上中下段の3種類があり
いずれかの構えで戦闘を行います。
構えは敵攻撃を受けたときに影響し、相手の上段攻撃時に
こちらが上段構えならダメージ減少、次ターンは敵より先制して
行動することが可能です。
敵の行動は見切りによってどのような攻撃をするか、
上中下どの攻撃かが判明します。見切りが不十分だと
敵の行動が不明となります。
敵には赤色表示の崩しゲージがあります。
通常攻撃では微増、構えの一心が成功すると大幅にゲージ上昇して
満タンになると特殊コマンド「奪う」が可能になります。
これで敵からラーニングスキル習得、能力値アップ、敵HPに関係なく戦闘不能、
今後の強化でアイテム奪取などが可能になります。
通常の敵だからと言って普通に倒すのでなく、
有用なスキルをここで覚えておくのがいいでしょう。
敵を倒せば能力値アップ、経験値によるレベルアップでなく
ロマサガのような各ステータスが上昇します。
倒した相手により上限値が決まっており灰色表示では
そのステータスが伸びないようになっています。
・強化方法
続いて拠点での探索コマンド、異層化したスタート地点では
回復・破れた衣装の修復の他、妖刀琳を強化して伶佳の
ステータスアップや新スキルが習得できます。
強化方法は2種類、追想では悪鬼・陰陽師・盗人・持たざる者の中から
選んで楔(戦闘で一定数入手可)を使用し能力アップとスキル習得を行います。
1種類の追想で起承転結の4段階まで習得が可能になります。
もう一つの強化が刻銘、楔を一定量消費して一覧の中から強化方法を選びます。
刻銘入手後は装備を行い、その特殊効果を得ます。
シンプルにステータスアップで強化したり特殊効果を得たりなど
好きにカスタマイズをしてみてください。
・探索システム
敵はシンボルエンカウントで戦闘になる一般的なRPGですが、
前作同様ステルス要素があります。
実際のプレイでは表示されませんが赤色範囲が視界範囲、
この範囲内にいると発見され追われます。
紫範囲は聴覚範囲、ここでダッシュ移動をすると物音を聞きに
敵がその場所へ移動を行います。
スニーキングミッション同様、道を塞ぐ移動しない敵との戦闘を
やり過ごしたい場合は離れてところでダッシュ移動、
相手が移動したら通常移動でその場を通る方法もあります。
また戦闘をするにしても敵の背後を通常速度の移動でバックアタックすれば
開始1ターン目が有利になります。
異層化された迷宮内は所々穴が開いています。
2マス分の穴は助走できるスペースがあれば飛べ、
1マス分は助走無しで飛んで移動します。
画面上の矢印は上下に移動が可能ですが
場所によっては1方向のみの移動しかできない場合もあります。
前作もあった立ち絵キャラについた?マーク、
これは「Fキー」または画面右上の狐マークをクリックすることで
周囲に何かあるかを発見します。
今後、飛べる場所や特徴的な場所は狐の目を使うことで判明します。
中には一見しただけでは気づかないような場所もあるので、
探索モードをイージーにして常時アイコンや矢印を表示させておくのもいいでしょう。
この異層化を抜けるために境界を発見する必要があります。
その為に障害となる部分にはいくつかの突破方法があります。
目の前の結界を通るにはキーアイテムを見つける必要がある、
とのことですが琳の追想の力でこじ開けることもできます。
画面左下に「解呪」に〇がついているので解呪スキルを習得すれば
そのキーアイテムを見つけることなく結界を通ることができます。
同様に鍵のかかった扉はカギを使って開ける他、破壊・開錠スキルに
〇があればスキル使用で扉を開けることもできます。
この他、敵が待ち構えるイベント発生地点では正面から攻め込むこともできますが、
回り道をして奇襲、仕掛けを使って敵を倒すなどの方法があります。
この図書館での最大のギミック、左右にスライドする書棚、
棚を通ることで動く棚で通行可能な場所ができたり、
棚の上を渡ってジャンプするのにも使います。
一見すると手に入らないような宝箱でも仕掛けを解くことで
通行が可能になります(結構難しかった)。
宝箱の中にはステータスアップのお宝などあるので
出来る限り周囲を調べてみましょう。
伶佳が戦闘不能になった場合、敵の一室に囚われてしまいます。
ここでもう一人のヒロイン愛菜が救出に向かいます。
救出モードでは伶佳が捕らわれている場所へたどり着き救出を行います。
ただし愛菜には戦闘を行う力がないので完全なステルスオンリーの移動を行います。
敵との接触でライフ減少、ライフ0で愛菜も捕まりゲームオーバーとなります。
この救出モードで移動できる新たな場所が開けるのでわざと負けてみるのもいいかも?
結界を通り待ち構えるボスを倒し異層化された空間を脱出、
体験版はここで終わりとなります。
〇Hシーン
体験版では6種類9シーンが閲覧可能、どれも悪霊に襲われる
凌辱Hシーンとなります。
敵敗北で襲われる伶佳、
捕まっている間はスポットシーンで襲われ続けている様子が見れます。
伶佳愛菜共に捕まることでゲームオーバー、バッドエンドシーンになります。
〇感想
戦闘・探索がイージーモード選択できるので
クリアできない!という時には難易度を下げてプレイしてみるといいでしょう。
前作よりは遊びやすくクリアできそう(?)な目処が立ちますが
それがあってもやや難しい~難しいの難度となるRPGになりそうです。
異層化された空間内を脱出する形で今後も次ステージへと移るのでしょうが、
初回の図書館だけでも複雑化した構造に仕掛けを解いて先へ進んだり
宝箱を取りに行くのは苦労しました。
新感覚の戦闘システムに加えて追想・刻印の強化方法で
どのように進めていくかという面白さがあるので、
体験版での試しプレイをしてほしいと思います。
以上、降魔彩風の体験版レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
下記より購入ができます。
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