人気記事

獣耳乙女は裏切らない クリア後の感想

2020/04/30/18:28

スケベイズムになんか絶対負けたりしない!
強い意志を持った獣耳少女の結末や如何に。

タイトル:獣耳乙女は裏切らない
サークル:AVANTGARDE
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2020年04月20日
プレイ時間:約10時間※セレーナハッピーエンドの場合

発売日から遅れての購入、
コツコツプレイしてようやくクリアができたので、
レビュー記事としてご紹介します。

○ストーリー・あらすじ

東の国の大八洲皇国で生まれ育った
副島 龍之介の目には訪れた国、スティヴァーレ共和国が
不思議な世界に見えた。

オオカミや犬の耳を生やした半獣の人種が生活し、
ゴリラ姿のアンドロイド、宝箱を設置するサルなど。

中でもこの共和国の政策『スケベイズム』
で性へのオープンな行動が広がり、男女問わず支持された。

特に目当てもなくこの国を見て回っていた龍之介は、
狐耳の少女、ホームレスのセレーナに出会う。

彼女の話では、無能で横暴な警察組織アズーロと自分達ホームレスとの
争いとなっているとのこと。

目の前にいる少女の事が放っておけなかった龍之介は、
彼女と共に警察組織と戦い、目につけられてしまった。

仕方がなしに彼女と行動を共にするとセレーナは口を開く。

自分は共和国になる前のスティヴァーレ王国、
唯一の生き残りの王女セレーナであること。
このスケベイズムが広がった共和国を変えていきたいと誓う。

二人の出会いで物語は動き出そうとする。

○主な登場人物

・副島 龍之介(そえじま りゅうのすけ)

大八洲皇国出身、大学中退で観光がてら
このスティヴァーレ共和国を訪れ、トラブルに巻き込まれてしまう。

・セレーナ

スティヴァーレ王国の王女でったが、
火災により両親以下、王族が亡くなり彼女だけが生き残ることになった。

その後ホームレスとなって日々を生きてきた彼女は
共和国と国を変えて首相になった男へ復讐を誓う。

・リサ

ジェノベーゼの学園の生徒。
両親が判事でマフィア組織を壊滅しようとしたところ、
返り討ちと会い瀕死の状態となり、マフィア組織を
憎むようになる。

○探索・戦闘

本作品では各地の町やダンジョンでイベントを進めることになるので、
次に行く場所に迷ったりした場合は占星術師に占って
ヒントを聞くことができます(有料)。

戦闘では龍之介、セレーナ、リサ、他サブヒロインでの
最大4人のパーティー編成で戦うことになります。

敵はダメージ攻撃のほか、衣装を破く攻撃、精液をかけるエロ攻撃で
ヒロインのステータスを下げたりしますので、
対処方法のスプレーアイテムなどを用意する必要があります。

各キャラのスキルはメニュー画面のスキル習得から覚え、
レベルアップ時に獲得するSPを消費することになります。

初期状態の二人は剣士、ガンナーで習得できるスキルを覚え、

それ以降は町のイベントクリアで新たなジョブチェンジ後に
スキル習得ができるようになっています。

○Hシーン・夜のイベント・分岐ルート

Hシーンはセレーナとリサを中心に幅広く用意され、
龍之介との純愛H、イベントボスの敗北H、寝取られなどがあります。

宿屋へ宿泊すると、各キャラが一人で行動して
住人とのHでお金稼ぎをすることができます。

プレイの中にはよりマニアックなものもあり、
自分のステータスの変態度が高くないと選べないものもあります。

このゲームのエンディングは5つあり、
分岐条件はマニュアル内に記載されています。

セレーナやリサとの幸せな結末を迎えるか、
他の男に寝取られる悲劇となるか。

『獣耳乙女は裏切らない』のタイトル通り進むのか、
是非確かめてください。

○感想

同人作品では見かけない程の
大きなボリューム量のシナリオと力のこもった世界観が特徴的でした。

スケベイズムが広がった世界で人も動物もオープンな
エロ発言行動をしてフリーダムな会話に思わず笑ってしまう場面も
ありました。

どこかで聞いたことあるようなセリフを見るのに
色々な人と会話すると面白いと思います。

世界観やシナリオが魅力的な作品なのですが、
ここが原因で残念な部分もいくつかありました。

ゲーム開始からエンディングまでの道のりが長く、
町のイベント→ダンジョン探索→ボス戦闘、
もう一度町に戻ってイベント発生→次のダンジョン探索→ボス戦闘、
イベントが終われば次の町へ行き・・というのが

何回も繰り返されて単調な作業ゲームになってしまった気持ちがあります。
ゲームのジャンルとしては純愛も寝取られもありのゲームですが、
セレーナハッピーエンドを見る限り、
純愛でのイベント進展も内容としては薄く、

もう一方の敗北Hやルート分岐の寝取られHが
メインになっているように感じました。

その寝取られHを見るのにも物語終盤まではみられず、
ほぼ長期プレイでRPGの部分を進めて一形でした。

自分としては自由度の高いRPGは面白いと思うのですが、
この作品はRPGと純愛・寝取られがゲームの中心となっていて、

純愛と言ってもそれらしいシーンが多くなく、
寝取られとしてもRPGの部分がウェイトを占めて、
お目当てのシーンまですぐに辿りつけないミスマッチ感がありました。

周回プレイも可能でレベル他引継ぎはできますが、
もう一度同じシナリオを進めるのは億劫に思います。

手軽で短時間遊べる作品ではなく、
この1作品だけ買って長時間プレイしてみたい、
という人にはお勧めの作品となります。

以上、獣耳乙女は裏切らないのクリア後の感想でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入ができます。

広告