騎士と三人の従者 製品版レビュー
タイトル:騎士と三人の従者
サークル:サークルRVA
ジャンル:ロールプレング
発売日:2023年10月27日
プレイ時間:24時間半ほどでクリア
□関連リンク
迷宮を封印するため4人で臨んだ「騎士と三人の従者団」、
しかしその迷宮は3方向へ分かれ男女一組までしか通ることができない不思議な迷宮であった。
正義感に燃える騎士ゲオルグだがその気持ちが空回り、
女性に免疫のない彼がラッキースケベ(アンラッキーともいう)な
いくつものトラブルに巻き込まれ一筋縄ではいかない様子、
彼らは無事に迷宮を踏破し村を救うことができるのか?
前々から楽しみにしていた作品、発売日当日にプレイしたかったのに
PCの不調ですぐには遊べなかったこの作品、PCの入れ替えも終わって
ひと段落してプレイを続けていました。
まさかクリアするのに24時間超かかるとは思ってもみなかった・・
『竜と大剣』並みの長・長編シナリオ作品となっていました。
長期間のプレイだったので上手く一つの記事にまとめ切れるか自信がありませんが
概要としてこんな作品だったよ~、というつもりでご紹介していきます。
〇ゲームの進め方※製品版以降
・ダンジョン探索・戦闘準備について
物語のあらすじやおおまかなゲーム操作方法は前記事の体験版レビューを参照ください。
ジルバ村から出発し従者を決めて迷宮探索、
ゲオルグと選んだ従者の二人で迷宮に挑みます、前作同様コマンド「探索する」を
押して探索深度を進めるのでダンジョン内を歩き回るような移動はありません。
戦闘ではその迷宮に応じた魔物が登場、男女一組での探索になるので
共通して参加するのは回復&かばう役の騎士ゲオルグ。
3人の従者は戦士エミリア・踊り子マヤ・司祭グラジナと特徴あるキャラとの
ペアで戦うことになります。
移動中は従者との会話イベントも発生、迷宮を封印するという任務に真剣に挑む
彼らですが時におちゃらけた発言が飛び交うなど、
度々入るコミカルなBGMでシリアスな雰囲気が壊れることも(笑)。
迷宮の一定深度でクリスタルが登場、これで他の迷宮で進めなかった場所が
通れるようになります。
帰還後は夕方、迷宮探索は1日1回のみ。時間制限もないので慎重に
迷宮探索を進めていきましょう。
今後酒場では「クエスト」が受注できます。
依頼には魔物討伐・アイテム取得・特定の場所の調査などがあります。
クエスト発生タイミングは新たな区域に入ることで受注できるようになるので
度々訪れてみましょう。
※発生タイミングの例
「エミリアの迷宮B1後半~」なら41/80に到達した時、
「エミリアの迷宮B2前半~」なら1/100に到達した時といったように。
武器屋では上級の装備への買い替えができますが材料が必要になります。
そのフロアの魔物を倒したときに手に入る素材アイテムを入手し武器屋で装備品とします。
(後半になるとどんどん購入可能な武器防具が増えてくるのでソートか何かかけたいな・・)
やるべきことは割と分かりやすく、
村でのクエスト受注やアイテム購入←→迷宮探索
この繰り返しをしてゲームを進めていきます。
そして探索度の最終地点ではボスが待ち構えています。
B1→B2へ向かうには3人の従者で最終地点まで踏破し
仕掛けであるクリスタルを触れる必要があります。
・戦闘と各キャラの特徴
迷宮探索での固定メンバーはゲオルグ、後は3人の従者のうち一人を選び迷宮へ向かいます。
騎士のゲオルグはHP回復のヒーリング、味方へのダメージを肩代わりするかばうが使えます。
レベルアップするとそれらの上位版スキルの習得もできます。
今後どの従者と組もうとも回復役はゲオルグの役割になります。
MPの消耗とポーションが枯渇すれば引き際と思い帰還する目安にしましょう。
エミリアは攻撃一辺倒のファイター。ゲオルグを超える攻撃力の持ち主で
殴打系武器で敵を倒していきます。
戦闘時のコマンドで集中→ラッシュと選ぶとランダムに3回攻撃が行えます。
物理特化型の二人とも言えるので3人の中で探索は易しいかと思います。
少しばかり戦闘が厳しいのが序盤のマヤ。
踊り子として高めな素早さと弓を使いますがその攻撃力はやや低め、
習得スキルは踊りによって攻撃力や防御力などを一時的にアップするものがあります。
彼女が大活躍するのはダンシングアローを習得してから、
このスキルは上記バフの踊りを使用後ランダムに攻撃をするので
実質2回分の行動で戦闘を有利に進めることができます。
司祭グラジナは魔法を用いた攻撃&補助が使えます。
彼女が習得する炎・氷系魔法攻撃が弱点な敵が多いので積極的に使っていきましょう。
従者3人の中でHP防御力が低く倒されやすいのでこまめに回復しておきましょう。
戦闘終了後は一定確率でレアアイテムが入手可能、
特殊ステータスアップや特定の魔法属性が付与された武器などが手に入るので
現状の装備と比べて使い分けてみてください。
既に同レアアイテムを入手後で再びレアアイテムを入手するとMP回復アイテムなどが入手に代わります。
ボス戦は前作同様やや長期戦、敵HPが少なくなると増援やステータス上昇などの
特殊行動に出るのでボス戦前にできる限りの準備を行いましょう。
・シナリオなどの見どころ
ダンジョン内では度々が会話イベント見られキャラアイコンが動きながら
時にシリアス、時にコミカル・・いやコミカル的要素が多いかも。
ゲオルグと共に幼少期を過ごしてきた従者エミリアは寡黙にて辛辣、
騎士として責任感を持つ彼の空回りな行動に容赦ない指摘を行います。
エミリアの回想ではマレーバ家(エミリアの生家)の娘が
クリストフ伯に迎えられた後の様子がエピソードとして語られます。
陽気な踊り子マヤにゲオルグはたじたじ、それでもマグナス王国や各地を渡り歩いた
彼女は迷宮の噂も耳にし助言を行うなど頼れる場面も、
そんなマヤは元々冒険者として名を挙げようと田舎の村から出てきたようです。
彼女の友達アーヴィちゃんに見送られながら・・
って、アルム村と同じくらいトンデモな村の出身だったのか!?
※詳しくは前作「アルム村冒険者団の探索記」を見てください
グラジナは2人と違い(?)いい子なのでゲオルグは気を張り詰めることもなく同行をします。
ここでの会話はゲオルグの先祖について焦点が当たります。
彼の先祖がワイバーンの守護者として語り継がれているなどの話が出てきます。
ただその話を聞いたグラジナの様子が少しばかりおかしいような?
そして迷宮を進めていくとゲオルグ達の他に人(?)と出会います。
村の住人が迷宮深くまで入るわけがなく、この迷宮は男女一組までしか入れない仕掛け。
にも関わらず自由に行動する彼女。
エミリアと共に行動をする迷宮で見かける人物の名はサビーヌ、
そしてマヤ、グラジナと進む迷宮でも別の人物が単独行動をしているところを目撃します。
この迷宮で活動を行う彼女たちの目的は、
そしてゲオルグ達が迷宮を進める度に思いもよらぬ事実を知ることになります。
多くの障害が立ちふさがる中、迷宮を封印しこのジルバ村を救うことができるでしょうか。
〇Hシーン
Hシーンは全部で56シーン、一度見たシーンは宿屋の回想で振り返ることができます。
始めのうちはパンチラの目撃やラッキースケベ的イベントが見られる場面でしたが、
物語が進むにつれ童貞卒業のセックスをすることに(迷宮内でそれぞれの従者3人と)。
時に精液を出さないといけない場面、それを妨害する側の登場など
「どうしてこうなった!?」な展開のHシーンなどもありました。
さらには従者3人を交えての複数人プレイなども、ついこの前まで童貞だった
ゲオルグには荷が重い嬉しいやら辛いなどの描写となっていました。
〇感想
長かったなぁ、本当に長かったなぁ。と口に出るくらいの超・長編RPGでした。
前作からも作りこまれたシナリオでしたが比べてみても同等かそれ以上の物語を見せてもらいました。
前作主人公クロエは複数人の女性に囲まれながらも童貞であったのに対し、
こちらのゲオルグはゲーム中盤にも童貞を卒業しハプニングHに巻き込まれることに。
ボリューム量としては本作が多め、時に純愛ややや凌辱目やコミカルHなどの
シチュエーションが豊富にあったのでこちらの作品が好みと言えます。
ただゲームシステムとしては前作『アルム村~』が断然好み。
総勢10人のパーティ行動で装備品などを簡略化した遊びやすい作品でしたが
こちらは一般的なRPGのシステム、ほぼ全編を従者を交代しながらの2人行動は
面白さに欠けるかと思います。
シナリオとしてはとてもよい作品だと思いますがそれがウエイトの大半を占めていたかも?
後は単調ともいえる迷宮探索の繰り返しが作業感になってしまったかと思います。
前作をプレイしている人にとってはかつての登場人物が出てくるので少しばかり楽しめるかも、
もし未プレイでしたらオススメしたい過去作品です。
以上、騎士と三人の従者の製品版レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。
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