絶対服従クライシス レビュー
「お兄さんがした事、警察には黙ってあげますから。
私のお願い、聞いてくれますよね?」
脅迫のネタで迫ってきた少女は歪んだ性癖の持ち主であった。
タイトル:絶対服従クライシス
サークル:トラクトリ
ジャンル:ロールプレイング(戦闘なし)
発売日:2020年08月01日
プレイ時間:1時間でクリア
サムネイルのおっそろしい表情が気になり
購入した作品になります。
ホラー作品かと思いましたがそうではなく、
危ない少女と共に町を徘徊するステルスゲーム、
時折コミカルな展開にもなるカオスな作品となっていました。
○あらすじ・登場人物
主人公の鏑木 匠(名前変更可能)は
ブラック企業に勤めるどこにでもいるサラリーマンである。
バスの通勤中、日ごろの疲れからか車内で落とし物をして
屈んだところ、女子学生のスカートの中を覗いてしまった。
少女は見られたことに気づき、その様子をカメラに捕らえた。
言い訳のできなくなった匠を相手に彼女、
袴田 美夜は警察に突き出すことをちらつかせながら
取引を持ち掛ける。
その内容は、人のいる場所で隠し撮りや痴漢をしてほしい
という異常なものであった。
徐々に行為がエスカレートしていくが、
匠は美夜に逆らうことができずに従うしかない。
この行為が人目につけば匠の人生は終わってしまう。
匠と美夜の綱渡りの奇妙な関係がこれから始まる。
○ゲームシステム
オープニングからハードな内容となっていますが、
ゲームとしては周りの住民、警察の目を掻い潜り
痴漢行為を繰り返すステルスゲームとなります。
ゲームはチャプター毎に分かれて、
一つのシナリオが終わればセーブロードが可能な自宅に戻り、
次のシナリオへ進む形のゲームとなります。
ゲームのクリア条件は、
人にばれずに美夜に痴漢行為をすることです。
具体的には左上の快楽度を100まであげて、
更にアクション後にクリア。
主人公と美夜が住民の視界に3回入ればアウトとなります。
※後に登場するおまわりさんに見つかると一発ゲームオーバー
町の住人の視界は正面からの放物線(たぶん赤枠範囲)となり、
この視界に入らないように移動、痴漢行為をすることになります。
ゲームが進むと今度は首輪をつけた美夜を連れまわすことになり、
町中を見つからいように光るポイントの先々で痴漢をします。
チャプターが進むにつれ、歩き回る住民の数も増え、
ダッシュや特定パターンで動く相手の目を盗みながら
移動をしていきます。
難易度は高めですが、ゲームオーバーになれば、
アクションパートをスキップしてシナリオを進めることも可能です。
途中出てくる選択誌によって
愛欲・倒錯・嫌悪のステータスが上下しますが、
最初は気にせず好きなものを選びましょう。
○Hシーン・エンディング
美夜に脅され、盗撮・痴漢行為、
次は人にばれないようにHな事、
更に衣装を変え二人は過激な行為へと発展していきます。
右側ではアニメーションH、左側ではイラストでの
Hシーンとなります。
回想シーンではチャプター9毎のイラスト、アニメーション。
エンディングは愛情・羞恥・嫌悪ステータスの高さによって
3つのエンディングに分かれます。
回想の全開放機能はないので、
エンディング全てを見るには初めからやり直すか、
セーブデータをクリア前からさかのぼってステータス変化を
してみる必要があります。
○感想
最初の見た目は暗くて不気味なイメージの美夜でしたが、
危ない性癖を晒すうちに顔を赤らめる表情が良かったです。
この奇妙な関係が続くにつれ、
ハプニングのある展開となり面白い短編ストーリーとなっていました。
ゲームとしては操作性に難あり、といった感じでした。
後半部分では広大マップに大勢の住民キャラが動き回るステージなので、
移動がかなり重く操作がしづらかったです。
ステージ全てが学校の階層のように複数のミニマップで
作ってあればそれほど動きは気にならなかったかと思います。
短編ゲームとして面白いものを見せてもらいました。
以上、絶対服従クライシスのレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。
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