創造のイストリア レビュー
タイトル:妄想錬金術師エクルと創造のイストリア
サークル:MAPLE CLOVER
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2023年07月15日
プレイ時間:4時間半ほどでクリア
ボイス:水谷 六花 kokko
タグ 錬金術作品です
□関連リンク
ファンタジーやSFなどいくつものジャンルのRPGを制作されているサークルさんの7作目、今回は2作目メルトオブコーデリアに近い錬金術師が活躍する物語になります。
全作品を通して中~長編のRPGのように思っていましたが、この創造のイストリアは短編寄りのコンパクトな作品。
主人公のエクルとパートナーのフレインとの二人旅。
錬金術師の師匠ルゥに認めてもらう為に仕事をするのですが・・、
エクルの妄想癖は酷く、錬金術師として仕事を依頼してきた男性とHを
してしまう妄想をするなど困った性格の持ち主(よだれ拭け)。
そんなトラブル気味な彼女ですが錬金術への情熱は確かなもの、
一人前に認めてもらえカルムの村から「外の世界」を言ってみようと努力する二人。
彼女の冒険はどのようなものになるのでしょうか。
〇ゲームの進め方
本作はシリーズ通して同じ形のゲームシステムなので過去作をプレイしていれば問題なくプレイできるでしょう。
この作品が初めての人にもチュートリアルで説明があります。
メルトオブコーデリアの時は横視点でしたが今作はやや前方斜め。
本作では唯一の拠点となるカルムの村で錬金製作・仕事受注・買い物などを行います。
ゲームはメインクエスト・サブクエストと分かれメニュー画面からいつでも確認できます。
メインストーリーを進めるためのクエストは「進行状況」、
村の住人から依頼を受けるモンスター退治・納品クエストなどは
「受注依頼」から確認可能、受注依頼は1つまでしか受注できず2つ以上
受けてしまうと一つ前の依頼がキャンセルされてしまいますので順番に依頼を受けてください。
最初の依頼は師匠ルゥからの課題、ルティスの森にあるスモークボールを入手すること。
巨大昆虫ミストコーサスを倒すことで手に入る素材アイテムを取りへと向かいます。
画面右側からルティスの森へ入り目的のボスモンスターを倒しに行きます。
ダンジョンマップは線状で現在位置が赤色で表示されます。
とりあえずRPGの基本、行き止まりには大抵アイテムがあるので見落としなく拾っておきます。
宝箱の他に光っているアイコンの薬草やキノコは素材採取が可能、
後程工房で睡眠を行えば再度出現するのでこまめに入手しましょう。
出現する敵は通常モンスター・サブクエスト討伐対象モンスター、
メインクエストのボスモンスターとなっています。
戦闘システムはサークル作品の中ではかなり簡易的なもの。
物理攻撃・魔法攻撃、そして有属性・無属性に分かれ敵モンスターによって耐性・弱点があります。
※エクル初期スキルのブレイズは有属性魔法攻撃、
フレインの初期スキルのグレイシスは無属性魔法攻撃など
ボス戦前にも「〇属性に耐性がある敵」とメッセージ表示されることがあるので事前に対策を立てておきましょう。
ボス討伐後やサブクエスト達成後は村へと帰還、
師匠はお出かけ中な為サブクエストを受けて時間を過ごします。
これ以降工房での錬金が解放、素材採取やモンスターのドロップ品でアイテムを錬金します。
ポーション作製のためには素材採取で入手できるジェルンとマッシュ、これに30Gの手間賃で完成します。
作ったポーションは230Gで売却ができるので回復用と資金調達用に数多く作っておくのがいいでしょう。
武器の製作にはベースとなる杖を道具店で購入、
これに素材アイテムとお金を消費して上級武器へとパワーアップさせます。
杖には赤・緑・青と3種類あり物理攻撃特化・バランス・魔法攻撃特化となっています。
エクルとフレインの特徴に合わせ武器を選びましょう。
エクルがやや物理攻撃特化タイプでフレインが魔法攻撃のスキルを多く覚える感じでした。
特にフレインは『メディル』というMPを消費して全体のMP40%を回復する破格なスキルを習得します。
戦闘中しか使えませんがこれ以降はエーテルいらずでスキルを使い続けることもできるのでガンガン戦闘をすすめましょう。
ゲームもある程度進めるとダンジョン内に魔道行商人が登場、少しお高目ながら強力な魔導書が購入できます。
これとは別に行商人がどこかに落とした魔導書があるのでこちらは無料で入手できます、くまなくマップ内を見て周りましょう。
手にした魔導書は装備欄の書物で3つまで装備可能、
装備中にのみ使用可能なスキルを習得できますので特徴あるボスを相手に適時入れ替えていきましょう。
ゲーム後半になるとボスの強さも段階的に上がっていきます。
シリーズおなじみの敵HPが一定化になると妨害や自身強化などの特殊効果を使っていきます。
特にバフ・デバフスキルは厄介な代物、味方物理防御力ダウン・敵物理攻撃力アップのダメージは即戦闘不能につながるので対策が必要になってきます。
一応救済措置として回想シーンよりお助けアイテムがありますが
これはお金と回復・レベルアップアイテムなので劇的なほどの効果はなし。
装備品や回復アイテムを揃えて敵へと挑みましょう。
一人前の錬金術師となるべく試練の地へと挑むエクルとフレイン、
ですが事は順調には進まず不穏な様相を呈していくことに。
この先は一体何が待ち構えているのでしょうか。
〇Hシーン※回想にて全開放可能
Hシーンは10シーン、通常会話や戦闘時は一部のセリフありですがシーン最中はフルボイス。
エクルは依頼人の男性に怒られてしまい乱暴にされてしまうことに・・
これは妄想だったのさ!
他にも師匠ルゥの持物ディルドを勝手に触ってしまいオシオキHをされる・・
これは妄想では無かったのさ!?(本当にオシオキされました。)
そして大人しめなフレインかと思えばひとけがいない時に露出をするなどの
大胆な行動をとることも、彼女がこんな行動をとるには訳があるそうで、詳細は製品版にてお楽しみください。
〇感想
ゲームとしてはそれほど長くかからず遊べるコンパクトな造りになっていました。
サークル過去作品でいうDARK FLUIDのようなサクッと遊べるゲームで、
新しい作品になるにつれシステム面も良くなり楽しめました。
敵の強さはマイルドになったのかまぁまぁ弱体化、戦闘で苦労することはなくプレイできるかと思います。
(個人的には過去作品のような敵増援や一撃死などの高難易度戦闘を楽しみたかったのも今ありますが・・遊びやすさを考慮するならこれ位がいいのでしょうか。)
もしサークル様の作品として初めてこのゲームをプレイする人がいれば
ぜひ過去作品の『ルクサスとフルメタルウィング』や
『ダンジョン・アイズ・トリスティア ~オレが国王になるための3つの条件~』のような長期プレイが楽しめるゲームもあるのでプレイしてほしいと思います。
以上、創造のイストリアのレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
下記より購入ができます。
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