少女魔法学 リトルウィッチロマネスク【PCソフト】レビュー
色々なサイトでのPCソフトの購入履歴を調べていたら、
とても懐かしい作品を思い出しました。
改めて体験版をプレイしたのでご紹介します。
タイトル:少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfecta
サークル: リトルウィッチ(Littlewitch)
ジャンル:シミュレーション
発売日: 2013年09月06日 ※パッケージ版発売日 2008年6月27日
○プロローグ
大魔法使いドミノは魔法学校の生徒アリアとカヤを連れて、
辺境の土地にある黒の塔を訪れた。
3人はここで暮らし、塔の中にある書物などを調べながら
一人前の魔法使いになるべく勉強し、
魔法学校の試験を受けて卒業を目指すことになった。
塔での生活をすると、様々な人がこの場所を訪れ
ドミノ達3人は個性的な面々と生活を共にすることになる。
アリアとカヤは魔法を学び、魔法で人々を助けて
多くの人との交流から成長をしていくことになる。
黒の塔で長いようで短い3年間の生活が始まる。
○主な登場人物
・ドミノ
本作の主人公。
若くして魔法院グリモワの大魔法使いとなる。
魔法の研究をしたいと持っていたドミノは、
グリモワの他の魔法使いたちが出世のための権力争いしかせず、
ここでの嫌気がさし遠く離れた地の黒の塔に行くことを決める。
しかし、他の大魔法使いがドミノに難題を押し付け、
「黒の塔へ向かうならグリモワの生徒を連れていき、
一人前に育てろ。」と言い渡される。
ドミノは黒の塔での生活で学問を研究し、
二人の生徒を魔法使いにするべく授業を行うこととなる。
・アリア・ヴァンクリフ
貴族ヴァンクリフ家の娘。
貴族として生活で自由に過ごせないことが嫌になり、
自分の力で魔法使いになりたい思いで家出してグリモワに入ることを決めた。
はっきりとものをいうタイプで、周りを見ないで行動してしまい、
先生に怒られることも多々ある快活的な少女。
やや消極的なカヤと意見が合わないこともあり、
衝突することもあるが、友達を大事に思う性格の持ち主。
・カヤ・シャビエ
ロシタリ民族の生まれ。
母とカヤの二人で旅をしながら過ごしていたが、
母が亡くなり、衰弱していたカヤは魔法院の人間に助けられることになる。
その後は魔法院での生活することになるが、
多くの人との生活が馴染めず、今回のドミノとの黒の塔へ調査に同行することになる。
性格は優しくおとなしめな性格で、
アリアの無鉄砲さを止めたりとうまくいかない関係だったりする。
・マリエラ・グランバック
帝都で有名な建築家。
ドミノの知人で、塔の生活に不便を感じている彼の
頼みで黒の塔へとやってきた、
建築物への情熱的な思いを持ち、
自分のセンスで黒の塔を改築していく。
彼女の養父、商人のグランバック氏も塔での商いにやってくる。
○メニュー画面
このゲームは1年に1回の魔法の試験をクリアし、
3年後の最終試験に合格して一人前の魔法使いとなるのが
ゴールになります。
・レッスン
レッスンでは魔法を覚えるのに必要なスピリットを獲得します。
スピリットはアリア・カヤが3個のダイスを使用して、
出た目を1ポイントとして入手します。
3つのダイスは自分の特性(変更不可)と、
先生・授業場所によってダイス目が変わります。
スピリットは全部で5種類、魔法を覚えるには
対応したスピリットが必要になります。
ランダムに出た目だと運任せになってしまいますので、
ダイスをカーソルでクリックして「ダイスキック」すると、
ダイスが動いて出目を動かします。
ですが、何度もキックすると獲得したスピリットが揺れ、
やりすぎると今までに獲得したスピリットが消失しますので、
無理なダイス操作はやめましょう。
始めのうちはわずかなスピリットしか入手できませんが、
魔法をいくつか覚えると、レッスン中に魔法を使い
大量のスピリットを入手することもできます。
覚えた魔法は画面右上の「MagicList」から
魔法を選んでダイス目を変えて魔法を発動することもできます。
このリストでの魔法使用だと、今までの獲得スピリットが
なくなるので、使うとしたら1回目のダイス時だけにしましょう。
体験版でも覚えた魔法が多くなると、
操作しなくても魔法が何度も発動し、
このようなスピリットを獲得できるようになります。
・ラーニング
魔法を覚えるにはこのラーニングを選択します。
対応したスピリットを消費しますので、
覚える魔法に必要なスピリットを頭に入れて
レッスンに臨みましょう。
アリア・カヤは最初こそ同じ初期魔法を覚えますが、
高等魔法になるにつれ、それぞれの特性に合った魔法を
覚えることができます。
最初は中央から隣接している場所から魔法を覚え、
中央から離れた魔法はそこに至るまでの魔法を覚えないと習得ができません。
体験版では一部の魔法は習得できません。
製品版だとイベントが発生し、2人の魔法の分布図がさらに広がります。
・クエスト
クエストでは覚えた魔法を使い、様々な依頼を解決して報酬を得ます。
クエストを選ぶと、だれがどの魔法を使うかの条件があり、
赤いカードはアリア、青いカードはカヤの魔法が必要になります。
報酬達成の報酬は獲得スピリットの上限値アップ、
対応ヒロインの好感度アップ、レッスン教室の建設と様々です。
多くのクエストには期限がありますので、
それまでの間に魔法を覚えてクエストを選ばないと、
その依頼はなくなってしまいます。
序盤を過ぎると次々とクエストが発生し、
高度な魔法や複数の魔法が必要になってきます。
期限、覚える魔法、必要スピリットを得るためのレッスン、
これらを考えながら進めていきましょう。
・試験(体験版は試験前で終了)
メニューコマンドの操作は1回の操作で1週間経過、
このゲームは13月の4週まであるので、
3年間での行動数は時計下にある156週になります。
試験は毎年の13月の4週に開催され、
試験が近づくと試験内容が伝えられ、
必要な魔法をレッスンで見せることになります。
それまでの間に2人の魔法を幅広く覚え、
スピリットを多く入手できるようにしておきましょう。
試験結果によって対応したエンディングとなります。
○Hシーン
塔へやってくる女性との生活の中で、
ドミノと女性達とのHシーンが発生することがあります。
始めに発生するのはマリエラの施設建設した場所でのH.
以後施設を建設するたびにHシーンが発生します。
他の女性陣とは時間経過、もしくは好感度イベントによって発生します。
教え子二人とのHイベントはありません。
自分の娘のように接してきた二人に手を出す先生ではありません。
当然ですよね。
と思ったら、サンプルCGに二人にも
Hシーンがありました!このダメ教師!
以前プレイした時にそんなシーンは
なかったと思うのですが、記憶違いでしょうかね?
発生条件はわかりませんが、アリア、カヤとのHシーンはあるようです。
えぇ・・とちょっと困惑しています。
二人に手を出すのかよ・・。
○会話シーン
このゲーム一番の魅力だと思います。
レッスン、ラーニング、クエスト、
シーンの合間に数多くの会話イベントが発生し、
ゲーム時間の多くはこの会話が占めているくらいです。
シナリオやテキストのボリュームも多くあり、
登場する人物一人一人にスポットが当たり、
各人の過去や今の生き方を深く掘り下げた内容を知ることができます。
後はシンプルに物語開始直後の魔法も使えない二人の会話が
成長するにつれ、覚え始めの魔法を危なげに使い、
ようやく人の役に立つ魔法使いへと変わっていく様子が、
二人を育てたな、と実感できたのが良かったです。
○感想
購入しようと思った時は、
キャラクターや背景が丁寧に描かれていたのに
惹かれて購入したと思います。
ゲームをプレイしてみても面白いシステムになっていて、
やるべきことの多いクエストに、
どうやって魔法を覚えて、レッスンでどの経験値を
集めようかと楽しくあれこれ考えていたのを久しぶりに体験しました。
エロゲーではありますが、それとは別に
未熟な生徒の二人が時間をかけて
魔法使いとして成長する物語がとてもよかったです。
このソフトが発売されて10年以上経っていますが、
時代を感じさせない作り込まれた作品でした。
この作品以降に何か発売されていないかと、
リトルウィッチのサイトを見てみました。
残念ながら、シュガーコートフリークスの発売以降に
無期限の休止の案内があり、10年経った今も音沙汰がない状態でした。
もう一度こういう作品に出会うことができないのは残念ですが、
この作品をプレイできたのはとてもいい思い出でした。
現在は割引セールなどはありませんが、
今のまま購入しても値段分の満足感はある素晴らしい作品です。
過去のゲームソフトではありますが、
皆さんにも触れてもらいと思い今回記事として紹介いたしました。
以上、少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfectaの
レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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少女魔法学リトルウィッチロマネスク editio perfecta
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