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イビルリクルート2~ヒーローなんて屁でもない~ レビュー

タイトル:イビルリクルート2~ヒーローなんて屁でもない~
サークル:銀の林檎
ジャンル:アドベンチャー/デジタルノベル
発売日:2024年08月10日
プレイ時間:2時間ほどでクリア

□関連リンク

・イビルリクルート~オナラで世界を支配せよ!~ レビュー

あの衝撃にして笑劇のオナラゲーム、イビルリクルートに続編が発売されてしまいました(とても失礼)!

悪の組織「アスタリスク」の戦闘員2人は平和な街を脅かす存在、
彼女達の武器は異常ともいえる『おならの臭さ』。

たかがオナラと侮るなかれ、体内で生成され極限まで高められた臭い(におい)はもはや新種の毒ガス。

オナラの臭さで電子機器が破壊され、通風孔を通った気体でスズメを亡き者にする凶悪さを武器に
今日も彼女達は暗躍をしながら活動を続けます。

1作目は物語におけるプロローグから序章に至るまでの部分、
こちらの2作目ではアスタリスクに加入した桜と葵が戦闘員としての
活動に慣れ順調に任務をこなしていくことになります。

シナリオボリューム量アップ、
そしてオナラによるイベントシーン数も増えてLive2Dシーンも用意されています。

おそらくはシリーズ一番のみどころは実際に収録をしたというオナラ音。
イベントシーンでは連続で放出される放屁音と黄色とも茶色とも区別のつかないガスの色に
こだわりを感じる作品となっていました。

1作目の時も思っていましたけど「どうしてここまでベストを尽くしたのか」というのが正直な感想。
その熱量のこもった新たな作品を手に取りプレイしました。

ぜひどんな作品だけでも見てもらえればと思います。

Hシーン?ありませんよそんなの(無慈悲)、これはオナラゲームなのですから。

〇ゲームのあらすじ・進め方

アドベンチャーゲームとしては一般的なティラノスクリプト、
マウス操作だけで進んでいくので別段難しいことはないかとも思います。

画像は『イビルリクルート1』

本作品でも少しばかり「1」の物語について触れていますのでこちらでもご紹介。

物語の主人公、直井 桜(なおいさくらくさいおなら)と
木藤 葵(きどう あおい)の2人は元々はただの一般人。

そんな一般人として過ごしてきた彼女達に人と違う点があるとすればそれは「おならが臭い(くさい)こと」。

画像は『イビルリクルート1』

室内で彼女が放屁をしようものならそれは火災発生の煙同様に人々は逃げまどい、
電車内で屁を出そうものなら毒ガスを撒いたと勘違いされ逮捕されかける有様。

このままではまともな日常生活も遅れるはずもないと困っていたところに差し伸べられた救いの手が
悪の組織「アスタリスク」、表向きはガス会社アステルのその実態はオナラを用い世界の征服を企む
秘密組織なのでした。

悪の組織に入ることを戸惑う桜と葵でしたが、こんな目に遭ったのも自分たちのオナラを異常なまでに嫌悪する人達。
彼らにうっぷんを晴らす意味でもアスタリスクとしての戦闘員に入ることを決め、物語が進んでいきました。
(いろんな人たちに遠ざけられる原因が2人のオナラのにおいにあるといえば、まぁその、うん。)

「1」では桜と葵の2人がアスタリスクの戦闘員として加入し訓練を受け
新人としていくつかの任務に挑む場面となっていました。

この2作目ではすっかりと仕事に慣れた2人が昇進試験としてC→Bランク戦闘員を目指していきます。

今までの桜と葵の上司は部隊名ナイトの百合。
昇進試験を受けるにあたりアスタリスク内の各部門を見て回るようにと体験入隊をします。

一つはビショップ部隊シスターアイリスの元で実地体験。

もう一つは兵器開発を担うルーク部隊のカズラの元で機器のテスターを務めます。

今作も少ないながらあります、選択肢を選んでのゲームオーバーイベント。
同じアスタリスク同士の訓練とはいえ相手のオナラの臭さで気を失いノックダウンをしてしまう結末も用意されています。

そして昇進後も平坦ではない道のりの試練が待ち受けています。

今後彼女らが相手取るのは正義の組織クリーンフォース。
アスタリスクの悪行を食い止める彼らと正面からの戦いに挑みます。

Bランク戦闘員になったばかりの桜と葵は正義の味方に勝つことが出来るのでしょうか。
戦いの行方は想像もしえない事態に発展、この先の結末はぜひご自分の目で確かめてみて下さい。

〇イベントシーン

ギャラリーではCG閲覧に加え全14シーンのLive2Dシーンアニメーション付きのオナラを再生、

普段はエロゲプレイヤーとして桜の容姿を見てHな身体つきをしているなぁ、
と思っていたのですがこのゲームで行われるのは屁(へ)。

高音であったり低音で響く放屁音に加え、どう聞いても車かバイクのような排気音が
延々と繰り返し鳴り続ける屁の音は圧巻と言えます。

オナラを出す前にお尻を震わせ、間違いなく有毒と思える色のガスを屁として放出する場面が続き、
拷問を受ける方が哀れに思えてくるほどの惨事となっていました。
(最初のうちは女の子のお尻を直に見れていいなと思ったけどがそんなことはなかったぜ)

組織内の訓練もあるのでオナラは嗅がせるだけではなく相手の物も受け止めることに、
各特徴を持ったオナラの排出量・臭気でノックダウンする桜を見ることもありました。

〇感想

1作目の時はまだまだ序盤の場面で終わってしまったのでその時点では
今後の直井 桜の物語の続きが見られるのではないかと思っていました。

まさかそれがこんな形でパワーアップして『2』がプレイできるとは思わなんだ。

悪の組織VS正義の味方、そんな構図はありますが
その際の武器が「オナラ」になることはこのサークルさん以外では恐らくないでしょう。

これで2作品をプレイしましたが、いったい何をどう評価したらいいのでしょうかね?
今の自分には理解が出来ない、ですが製作された方の熱量は伝わりました。

物語としては一応の決着はつくのでこれにてイビルリクルートは完結したのでは?
ですがプレイヤーから好評であればさらに続編が製作されるのではと思います。

新ジャンルとして「オナラジャンル」を築いたサークルさん渾身の一作品、
未知なる挑戦をしてみたい方はプレイしてみてはいかがでしょうか。

以上、イビルリクルート2~ヒーローなんて屁でもない~のレビューになります。

下記より購入が出来ます。

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