桜御前 体験版レビュー【発売中】
タイトル:桜御前
サークル:蟹ヘッドクラブ
発売日:2024年10月10日
ジャンル:ロールプレイング
プレイ時間:3時間半ほどで体験版クリア
注意:本作品には一部残酷・グロテスクな表現があります
前作品では『The Monstrous Horror Show』を製作されたサークルさん、
これが2作目の作品となります。
2Dマップでマップ内を左右・手前/奥面へと移動する探索型RPG、
前回はホラージャンルで本作品は和風ジャンル。
かつては武士として名を馳せていた桜家、
戦が終わり太平の世になってからは武士の活躍は終わりやがて没落、
現当主、桜 謳歌(さくら おうか)はお家の再興の為武士としての名声を上げようとします。
そんな彼女の元に現れたのが武士にあこがれる少女鈴音。
謳歌は鈴音を弟子に取り武士としての道を歩むのですが・・。
まぁ、周囲の評価としては最低(断言)。
武士としての食い扶持が無いので山へと密猟、知人に会っては飯をよこせと催促。
およそ武士らしくない彼女の振る舞いに人々から獣の仲間では?と疑われる始末。
そんな中で桜家復興の為に人々からの困りごとを解決していき、
時には金策として遊郭で身体を張っていくお話になります。
謳歌の勢い任せな行動からドタバタコメディのようにも見て取れますが、
時には悲痛な出来事を目の当たりにすることに。
彼女の住む町で起こる事件を謳歌と鈴音は乗り越えることが出来るのでしょうか。
〇ゲームの進め方
・基本操作
RPGだと大体が画面上部からキャラクターを見下ろす視点が定番ですが
本作品では真横から見た2Dマップでのアクションゲームのような構図。
マップ内はいたるところにハシゴがあって上下移動、
矢印の場所へ移動して手前や奥のマップへ移動など行います。
ダンジョン内では取得物が入手可能、
素材アイテムを入手し武器の強化ができるので見つけた忘れずに回収しましょう。
イベントを少し進めるとワープ地点の設置が可能、
桜屋敷から町へ向かうと「めぃんすとりぃと・へいみんすとりぃと」など
エリア分けがされているのでそこへ上り探索を行います。
「FLAG」設置後はメニュー画面の「ふぁすととらべる」でワープ、
鈴音を連れて一気に大ジャンプをして目的地へ到着、おっぱい見えてるぞ。
その後に向かうダンジョンから帰還するにも使えるのでどんどん活用してみて下さい。
・戦闘
2Dマップでのシンボルエンカウントやイベントなどで戦闘発生、
こちらの作品ではAPを消費した各種攻撃とタイミングよくボタンを押してのダメージアップをといった
アクション要素ある戦闘となります。
まずはAPについて初期値は5/5、ここから短刀や槍などを使い1ターン最大5回までの攻撃を行います。
攻撃対象を選択後はその攻撃回数分だけのタイミングゲージが発生、
右へ流れる矢印に合わせて決定ボタンを押せばダメージアップが行えます。
矢印の動くスピードはかなり速めなので慣れないうちはAT速度を調整してみて下さい。
敵にはそれぞれ弱点があるので画面上の狼に表示されている「突・打」に合った攻撃を行えば
弱点を突いたダメージを与えることが出来ます。
イベントなどのボス戦はやや長期戦になります。
ここでは「崩し」を使うことにより戦闘を有利に進めることが出来ます。
崩しは攻撃の武器によってゲージの伸び方が変わり、最大の100まで達すると敵は1ターン行動不能、
その間に与えるダメージ量は大幅に増加します。
理想を言えば崩しゲージが100直前でAPをわずかに消費して敵を行動不能、
次ターンではAPを満タン状態で大ダメージを連発したいところです。
ボスは簡単には倒せず敵HPを0にしても回復&攻撃バフでの強化状態になることもあります。
戦いに挑む前に回復アイテムの用意やステータス強化を行いましょう。
メニュー画面の「あっぷぐれぇど」では段(レベル)昇格毎に割り振れるポイントを入手、
この画面で基礎ステータスを伸ばすことが出来ます。
・目安箱
イベントの進行はクエストを受注していく形になります。
最初の持っていた5つの武具は没収、おまけに着ている着物まで取り上げられた謳歌ですが
医者のタマタマ殿こと温泉 玉子(おんせん たまご)氏の好意で桜家のお家再興に協力してくれます。
タマ殿の提案が目安箱の解決、町民の困りごとを解決していくことで桜家の評判を上げ
藩主桜馬の信頼を得て再び武家として取り立ててもらおうとします。
目安箱の受け方は簡単、町の各地にある目安箱を調べることで依頼一覧を確認し
クエストを受けることが出来ます。
依頼受注の流れは
目安箱で依頼を受ける→依頼者から話を聞く→依頼を達成(敵を討伐・アイテムを入手)
→依頼者の元へ報告→目安箱で報告を行い完了
となります※最後の目安箱の報告を行い報酬をもらうのを忘れずに
メインクエストを受けることで物語が進行、サブクエストでも色々な報酬が手に入るので
出来る限り全ての目安箱の依頼をこなしていきましょう。
〇物語について
お家再興の為体当たりで問題に挑んでいく桜謳歌とその荒唐無稽ぶりを見て学ぶ鈴音、
周りからドン引きされる反応をされながらも目安箱での依頼事を受けていき
謳歌は藩主の元へ呼ばれ御前試合を受けることになります。
これで晴れて桜家が武士として名を馳せる、と思ったのも束の間。
御前試合では殺し合いを強要され謳歌は我を忘れて相手へと斬りかかり、
自分の腕が斬られる負傷を負いながらも敵の首を挙げるという惨状の結末を迎えます。
これにてチャプター1が終了、謳歌の惨い戦いを目の当たりにした鈴音は
この場所ではない異界へと迷い込み、これまでの出来事を振り返ります。
チャプター2では五体満足の謳歌と鈴音が再会、
腕を斬られた記憶を持ちながら二人は過去へと戻りこれまでの経緯を振り返ります。
謳歌は不可解な出来事に頭を悩ませ知恵者のタマ殿に相談、
彼女は謳歌と鈴音の話を信じられない話と聞きながらこの御前試合をどうもキナ臭い話だと
半信半疑ながら二人に協力を行います。
再び御前試合に出ればあの悲劇的な結末が待っている。
二人は待ち受ける未来を変える為、今できる行動を取るのでした。
〇Hシーン・発生条件について
体験版では17シーン、製品版では50シーンのHイベントが用意されているようです。
目安箱の胡散臭い依頼に騙されてイタズラをされる謳歌、
戦闘時には「淫辱の予感 この戦いには絶対に負けられない」と表示されている戦闘に敗北すると・・
敗北Hシーン、女性同士のレズHや獣に犯される獣姦といったシーンもあります。
金策に困った彼女が遊郭へと訪れ遊女として男性の相手をすることに、
遊郭がどんなことかも知らなかった謳歌が性的なサービスを行うと知りショックを受けながら接客をします。
普段は気丈な彼女も遊郭の出来事で心を病み、何度も働いていくと「心病」を患います。
心病状態は通常の行動が出来ず制限を受けます。
Hステータス欄ではこれまでにない衰弱をした様子となります。
心病の回復には遊郭前にいる用心棒、愚譜に話しかけ立ち合いをすることで元へと戻ります。
この他にもドットHシーンなどあり、主に謳歌のHシーンで鈴音は少しばかりの露出やおしっこなど
といったシーンがあるくらいでした。
〇感想
バリバリのコメディ調で進む作品かと思えば急転直下の死を目の当たりにするシリアス描写。
そして惨劇を回避する為和風作品ながらタイムリープを使いこの町に潜む暗躍する
事件を解決していこうとするとても斬新な物語に引き込まれての体験版プレイでした。
プレイする前に何かしらの警告文は欲しかった思いです。
いきなりのグロ描写は精神的に応えるものがありました・・。
体験版をプレイする限りは2Dマップを歩き回りながら戦うアクションRPGのような感覚で
目新しいゲームだと感じます。
前作品の『The Monstrous Horror Show』は未プレイですがレビューを見る限り
驚きの展開があるようなのでこちらの作品でも見ごたえのある物語になるのではないでしょうか。
以上、桜御前の体験版レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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