FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~ 製品版レビューその②


タイトル:FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~
サークル:不志陀羅亭
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2025年04月24日
プレイ時間:33時間ほどでクリア※個人差あり
注意:一部流血・グロテスクな描写があります
□関連リンク
・FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~ 製品版レビューその①
タグ オススメ・良シナリオ 作品です

発売日から購入しゲームを進めること幾数日、
ようやくゲームクリアをすることが出来ました。
自分としてはかなり遠回りなプレイをしていたつもりですが
サークルさんの想定する30~35時間プレイの範囲内に収まりました。
非常に長い時間のプレイではありましたが一気にプレイして
エンディングへたどり着いたので振り返るとあっという間のゲームのように感じました。

主人公ルージュが平和な日常を過ごすひと時、
ふとした契機に身の毛もよだつ展開に早変わりして
ハラハラする物語を見せてもらいました。
ゲームクリア後の区切りとしてもう一度この作品についてご紹介します。
〇作品のみどころ・気づいたことなど
・セリフ

個人的にお気に入りな点としてバトル勝利後のキャラの
やり取りが面白く感じていました。
前作FalseMyth1ではルージュとパートナー一人のみまでのダンジョン探索、この2作目からは一部ボイス付きで複数人パーティなのでよりにぎやかな様子が描かれています。
ルー「余計な戦いは避けたいんだけどね。」
シル「お疲れなんですか?前衛変わりましょうか?」
リン「そういう問題じゃ・・。」
なんてやり取りがパーティ戦での時間があります。

ダンジョン探索中は奥行きあるマス目での移動、
ジャンプ先との距離感が最初は合わず上手く移動できなかったりと
戸惑うことが多かったです。
何とかして画面真上から見下ろしてマップが把握できないかな・・。
マップの造りやギミック満載の仕掛けで序盤から終盤まで手ごわい思いをしました。

ゲーム開始から2戦目の腐海でライフ減少、3戦目は姿の見えない敵との遭遇など
完全にプレイヤーをハメる気満々の熟練者仕様の難しさを感じました、辛い。

戦闘に関しては体験版・製品版レビュー①で結構語っているので
追加で一点加えるとルージュの暗殺が重要になっている場面が多かったです。

暗殺成功には事前にマーキングを高めて攻撃時に敵モンスターにマーク付け、
その状態でルージュでバーストまたはスタンを決める必要があります。
通常の敵はそれで一撃死、集団敵・ボス戦では大ダメージを与えます。

特に後半のボス戦には一定ターン経過で特徴的な妨害をしてくるので
ルージュの暗殺でターン経過を遅らせることが度々求められました。
装備品やステータス強化の時にもこういった要素にも気を付けていくのがいいかと思います。

続いて本編シナリオについて触れていきます。
日常を過ごす穏やかシーンが終わると途端に悪役側の人物の企てなどが幕間で目にします。

悪役側の仕掛けた罠によってルージュ達の仲間が絶体絶命の危機。
主人公である彼は圧倒的な力を持ちながらも、卑劣な手段を使う敵に
成すすべなく負けてしまう事態に陥ってしまいます。
そんな窮地を救うのが・・、といった所に注目すると
この作品の物語が見ごたえあるものと思うのでぜひ注目をしてみて下さい。

前にもお伝えしましたがヒロインのシルフィーナはかつて「封心」によって感情を閉ざされていました。
ルージュ達との出会いによって少しづつ感情を取り戻していき、

喜怒哀楽の「怒」を得てルージュへと鬱憤をぶつけるように頭にかじりつく・・さっきまでシリアスな展開だったのに(泣)。
そんなコミカルとシリアスが入り混じる物語の一旦が見えます。

やがて訪れる終盤では暗躍を続けていた人物により
またしてもセルナディオ領の軍がルージュ達に襲い掛かります。

相手は軍勢、こちらは学園の教師と生徒のみというだけの戦力差の中で
ルージュと仲間達による戦いが始まります。

シナリオとしては八章の後が終章になっていたので全九章。
長編作品の物語の結末は最後まで目が離せないものとなっていました。
〇クリア後のオマケ

ゲームをクリアしてエンディングだーと終わっても
まだまだ遊べるのがこのFalseMyth2。
クリア後のやりこみチャレンジとして100階層ダンジョンへの挑戦ができます。

ここではルージュを含め探索メンバーがランダムで加入、
その中でバトルをしていき先へと進める超難関ダンジョンとなっています。

挑戦するごとにポイントを獲得してクリアしやすくなってい行くので
何度でも挑戦してゴールを目指していきましょう。
魔術師無しでヴィラは倒せねーよ・・。
〇Hシーン

Hシーンは以前にも紹介した通りの45シーン。
物語を進めて行けばサブヒロインであるウェチナとジャスミンとのHも
複数シーンありました。
本編中の物語ではカッコいいルージュも女の子と二人きりの時は
途端にHをせがむドスケベ野郎に早変わり。

恋人とできるなら時間も場所も構わずH三昧、
ヒロインによってはドン引きされるほどの性欲をぶつけられますが
惚れた相手というのもありルージュの盛った行為を受け入れていきます。
〇感想

本作品の物語はぜひご自身でプレイして欲しいのでネタバレは
避けてのご紹介ですが一点だけ重要な点をお話させて下さい。
それはFalseMythシリーズはここでは完結していない!ということです。
前作品であるFalseMyth1の時から感じていた世界観や各国の勢力などの
設定が深く作りこまれていて一作品では描かききれていない内容と思っていましたが
この続編でもまだルージュが活躍する舞台が用意されているのと思います。
多分ですがサークルさんの中では『FalseMyth3』の構想も既に組まれているのではないでしょうか。
これでまたルージュのHするヒロインが増えることになるのでしょうね・・。
長々と語っていきましたが多くの魅力ある作品でした。
前作今作共にもう一度やり直して一からプレイしなおしてみたくなるほどのゲームでした。
とことん遊べる同人エロゲでありながら愛読書としてずっと手元に置いておきたいといえるものでした。
少しばかり目に付くネガティブ要素を述べていきます。
進化版としてのゲームですが、その分難解になってしまったバトルシステムはどうも馴染まなかったです。
未だに「あれ?」ボタン押し間違えてターン終了しちゃった、攻撃コマンド間違えた、
キャラチェンジじゃなかった、SPが足りなかったetc・・、」
迫力あるバトルシーンを体感しましたが、プレイヤー側に求めることが多くあったのはつらいことでした。
もう一点、やっぱり作中のダークなシナリオ部分は見ていて堪えることが多かったです。
ギャングであったり教団などの暗躍シーンでは死者がでるなどグロテスクな部分がありました。
日常シーンを過ごした後にいきなりこういった展開になるのはどうしても心臓に悪いものを見てしまった
との思いです。
刺激が強い作品であることも踏まえゲームをプレイされる方は注意して欲しいと思います。
まだまだ遊びきってはいないので引き続きプレイをしていきます。
以上、FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~ 製品版レビューその②になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入が出来ます。

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