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MACHINE CHILD(マシンチャイルド)日本語版 ※全年齢 レビュー

タイトル:MACHINE CHILD(マシンチャイルド)日本語版
サークル:少女騎士団
ジャンル:シミュレーション
発売日:2025年09月07日
プレイ時間:1週6時間ほどでクリア
ボイスː梨本ひおり 小澤みのり 佐藤詩乃 小野寺梨

□関連リンク

・少女魔法学リトルウィッチロマネスク【PCソフト】レビュー

お手伝いや勉強をして多くの出会いが少女を成長へと導いていく育成シミュレーションゲームをご紹介します。

作品のイラストに既視感を得た方もいるのではないでしょうか。
かつてゲームブランドでもイラストを手掛けた方による同人作品となります。

絵本に出てくるような可愛らしい絵柄の人達で織りなす少女の成長物語、プレイヤーは父親となって少女の育成方針を決めスキルを習得し能力を上げて目標へと向かいます。

成長結果はスロットでの出目により伸び幅が変わりますが
レアリティの高い出目を出せば大きな特典が得られることも?

見どころとなるのは多くの登場人物と出会っての会話劇。
街の中で年も立場も違う人達との会話で笑ったり泣いたりして自分の歩むべき道を見つけていきます。

タロットが指し示す少女の選び取った道は−
どれだけプレイしても遊び尽くせない本格派育成シミュレーションゲームを本日ご紹介します。

〇ゲームの進め方

先に断っておきますがマシンチャイルドは全年齢作品です(大事)。
サークル少女騎士団並びに前述のゲームブランドではR18作品ではありましたが、
こちらは違いますのでお間違えなく(大事な事なので何度も言います)。

ゲーム開始では3人(+αは後ほど紹介)の中から育てる女の子を選びます。

後々選んだ子によってステータスなどの違いも出てくるようですが最初はフィーリングで、右側の女の子クロエを選択します。

オープニングでは幼かった頃のクロエとの会話のシーン。

プレイヤーのセリフは選択肢のようにヒロインと会話をします。

ここでは父親であるあなたとクロエの二人きりでの島の生活をしている一幕、

ですが二人は実の親子ではなく、一介の商人であったあなたが島での探索をしてとある出会いを果たしてクロエを育てることになったのです。

クロエの成長に伴いこの島を出て街に移り住んではとなげかける父親、
そこでは島での生活が全てであったクロエにとって多くの経験をすることとなります。

ここからが本格的な操作が可能。
幼子であったクロエが少女へと成長し街での生活を送るところから始まります。

序盤はチュートリアルで説明されています。
ピンク色ビックリマークのある「EVENT」を選択。

中央に出てきたアイコンを選び会話イベントを見ていきます。
イベント発生には必要なスタミナが表示、スタミナさえあれば1週の間にイベントはいくつ見て選ぶことが出来ます。

一つ目の会話イベントでは妖精のアイリスとの出会い、彼女からタロットでの占いを受けます。

会話イベント終了後はイベント報酬としてのステータスアップをスロットの出目で決定します。
クリックするのは一回、出目は左から順番に止まるので左端リールなら高ランクが狙いやすいかも?

目押しが出来る人は若干有利でしょうが、適当に押していい目が出来るので気にしなくてもいいかと思います。

今後の進め方はイベントを発生してステータスアップ、街で出会う人達と交流を深めて更なるイベントへとつなげていくようです。

一つ目のイベントが終わったことで11個の会話イベントが薄く表示されています。
これらを見るにはクロエに必要なスキルを習得させる必要があります。
(ロマネスクやっといて良かった・・。)

ステータスの下あたりに「未習得」と出ている部分を選択、
スキルツリーが表示され現在の能力値に応じて習得できるスキルまでのターン数が表示されます。

まずは一番左上の「言葉づかいを」習得、これは1ターンで習得できるので次ターンには習得可能。
画面右端のカリスマは36ターン必要でかつそれにつながるスキルを習得している必要があります。

画面上ブロックは魅力ステータスに関わるものなので、イベントを繰り返し魅力の数値を上げていくことで習得までのターンが短くなっていきます。

「EVENT」の右横「RELAXATION」はスタミナを回復するイベントですがお金が無いため使用不可、
バカンスは一つの季節に一度まで使え、それ以外の休息は使用後クールタイムを置いて再度使えるようになります。

出来ることがなくなれば画面右下でターン経過、1ターン経過で選んでいた「言葉づかい」を習得、
習得イベントを見て次ターンから実行可能なイベントが選べるようになります。

毎週街の噂を聞いて必要な情報を集めます。
ピンク色文字がスキルになるのでここに載っているスキルを習得すれば噂をしている人と交流を持つことが出来るかも。

翌週には新イベントが実行可能、実行条件に言葉づかいがある為このイベントが実行できます。
今回は期限が無いので関係ありませんが、「10週」と表示されている場合は11週経過で消滅してしまいます。
中にはマルチエンディングでの必須イベントにも期限付きのものもあるので対応したエンディングが迎えられない場合があります。
初回プレイはあまり気にせず実行できそうなイベントを選んでいきましょう。

このイベントでの報酬は「魅力×3・ランダム×1」
4つのスロットの出目によりステータスアップ量が変わっていきます。

3週目からは左側「WORK」が選択可能、ここではアルバイトをしてお金を貰ったり、
習い事をしてステータスアップや貴族・騎士団といったグループとのコミュニティを築きます。

お金が貯まればバカンスに出かけてリフレッシュ、
ヒロインとのお出かけイベントのワンシーンを視聴できます。

ここまでの流れをまとめると、
・会話イベント
・スキル習得
・アルバイト・リフレッシュ
これらを出来るだけ選んでいけばクロエを成長させる足場を作ることができます。

そしてこのゲームの目標は特定のシナリオを発生して物語を進めてエンディングを見る事。
イベント欄の左端に優先して表示してある「シナリオ」を選ぶことで各種エンディングまでの道のりが一段階ずつ進んでいきます。
要求される条件はどれも高いもので序盤は選べませんがここが選べるようにクロエを成長させていきましょう。

日々の会話イベントを進めて行くとインスピレーションが増加、
溜まったポイントでタロットを使って大きな特典を得ます。

22のアルカナの中から二択でカードを選択(中央下に引き直すがあった・・)。
選んだものにより、お金が手に入ったりステータスアップなど、またはデメリットなどか発生します。

ブティックでは衣装を購入して着せ替えが可能、いつもの服からパーティドレスに着替えたり、

特定ベントではマイクロビキニに着替えることになったり・・。
※この作品は全年齢作品です

夏のバカンス・・。
※この作品は全年齢作品ですってば

目押しのできない自分にとってはスロットは本当に運頼み、
なんともうまみの無いCCCC結果で涙ぐむクロエ。

かと思えば最高ランクのレアリティSSSでステータスが大幅アップすることも、
そしてSS以上では特殊アイテムが付属していることもありゴールド大量獲得、スタミナ全回復などの劇的な効果を持つ物もあります。

エンディングまでの道のまでのシナリオは数人の特定人物のコミュを最大限まで上げる必要があります。

上記イベントは娼婦ベアトリスとの会話シナリオ。
父親に育てられたクロエにとって全く違う生き方をして街を生きていた彼女のあり方は自分の中の価値観を考える大きなものでした。

クロエの判断一つでその後の結末は大きく変わります。

ではありますが初回のエンディングは愛情値を高めるだけで達成できる「運命の輪」。
必要条件を満たしていれば残りターン前までに選んでゲームを終えることが出来ます。

最後は選び取った道の行く末を見てエンディング。
島の中で過ごしてきた幼子が街での経験を重ね少女へと育ち、
自分が選んだ道を歩んでいく感慨深いものとなっていました。

ゲームクリア後は最初からゲームスタート、
2回目プレイ以降は4人目のキャラクターソフィを育てることが出来ます。

今回プレイしたのは4人のヒロインの中の一人、そしてたった一つのエンディングなのでエンディングの数は相当なものかと思います。

〇感想

エンディング、タイトル画面のクレジットからスタッフロールを見ること出来るのですが
支援協力の方たちの名前が多いこと・・(汗)。

映画に流れるエンディングのスタッフロールより長いんじゃないかと思うくらいの
多くの人に支えられ完成された作品だと改めて思いました。

サークルさんのお話では製作期間9年間、非情に大ボリュームな育成SLGの
ごく一部分をプレイした感想としてレビューをしていきます。

やっぱりこの絵柄で再びゲームを出来たのが個人的に嬉しかったです。
育成シミュレーションゲームとしては当時の魔法少女学ロマネスクを
思い出すような形のゲームなのでプレイをして楽しかったです。

同人ゲームとしては3,300円はお高めに思えるかもしれませんが
4人分のヒロインのボイス付きで育成ゲームが楽しめてエンディングまで分岐されているのは
遊びきれない程のボリューム量となっていますので
当時のPCゲームフルプライスでもおかしくないくらいの価格設定だと思っています。

まだ1つのエンディングしか見ていないので評価するのは早計ですが
アドベンチャーゲームというほどの会話イベントでなく、一つ一つがあっさり目な会話劇の
詰め合わせだったので物語として見ると薄さは感じました。

エンディングにつながるシナリオだけでも小~中規模ドラマが欲しかったところです。

後はセーブデータは一つだけでオートセーブ更新だったので
エンディング間近で複数の結末を見ることが出来ないのは遊びにくさを感じました。

次回プレイ以降も引き継げるのは衣装のみなので1個1個のエンディングを最初からプレイしてみるのは結構長丁場な経験をすることになるかと思います。

操作周りは良かったですが、個別なヘルプ機能があるだけで一覧の流れが掴みづらく、前もって何かしらの育成ゲームをプレイしたうえでこの作品を遊んだほうがいいかと思います。
※個人的には紹介したロマネスクがオススメ

事前知識なくこの作品をプレイすると何を目標とすればいいかもわからず要領を得るのに苦労するのではないでしょうか。

ゲームへの分かりづらさはありますが育成ゲームとしては間違いなく
とことん遊べるゲームとなっていますのでぜひ時間を取ってこのゲームをそんで欲しいと思います。

以上、MACHINE CHILD(マシンチャイルド)日本語版のレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入が出来ます。

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