人気記事

巫女神さま-REBOOT- レビュー

タイトル:巫女神さま-REBOOT-
サークル:ぽいずん
ジャンル:アドベンチャー/デジタルノベル
発売日:2025年01月01日
プレイ時間:2時間半ほどでクリア

□関連リンク

・その後、勇者の姿を見た者はいない 体験版レビュー

サークルぽいずんとしては珍しいADVジャンルが発売されました。
過去作品のRPG巫女神さまとは違い本作品は現代の日本が舞台、
古くから鬼や妖怪と戦ってきた退魔師の末裔、天宮響(あまみや ひびき)。

彼女が向かった先の任務は妖怪とも言い難い異形の怪物「マダラ」の討伐、
この地で人の精気を奪うことで事件が起きていましたがその頻度が増加。

放っておく事で妖の存在が多くの人に知られてしまうのを避けたい退魔師の組織が
響を派遣しマダラの討伐を命じ戦いへと挑みます。

暗躍するマダラとの対決以外にも響は学生として行動、
生徒達の日常活動の中に事件が無いかを調査します・・といっても
平和そうな学園生活ではごく普通の生徒として交流をしながら
ハチャメチャな体験を過ごしたりなどのギャグパート。

物語の分岐は選択肢で勝利・敗北を選ぶだけ、正史としては戦いに勝利し物語は進みますが、
敗北を選べばマダラや正気を失い操られた男性達に犯される響、
サークルぽいずんならではの異種姦・輪姦シーンにヒロインの心が折れるバッドエンドと
多くの敗北Hシーンが視聴できます。

元々はCi-enにて一部パートのみ公開されていた作品、
ヒロインの敗北シーンの内容をアンケート方式で人気のあったものを
採用する形が取られていました。

全10話の1話あたり15分程度と読みやすい作品となっています。

本日はこちらの作品の冒頭の物語、各章のダイジェスト、一部Hシーンをご紹介します。

〇ゲームの進め方

ゲーム自体はRPGツクールMVですが操作は各項目をマウスか
キーボードで選んでいくだけになります。

「chapter select」選択後は「episode1~10」、
物語をそのまま読みたい時は「start episode」、
本編を飛ばしてHシーンを見たい時は「skip scene」。

物語本編中にセーブをした時は「Zキー」を押します。
各章の分岐前にセーブ画面に映るのでセーブ後に勝利・敗北を
見ていく形になると思います。

〇あらすじ・Episode1

岡山県の薄桜市、この街では男性が襲われる事件が度々発生しました。

被害者の金品が奪われていないものの彼らは意識を失うように倒れ、
「化け物に襲われた」との不可解な言動を口にする。

天宮響は退魔師協会からこの化け物‐マダラ‐を討伐するよう命じられ、
この地へ学生として赴任しました。

都会から離れ娯楽の少ない学園にとって転校生である響がやってくるのは一大イベント、
彼女が東京からやってきたと分かるとクラスは大騒ぎ、歓迎会が企画され
放課後に出かけることになります。

大勢で賑わう店内に一人、クラスで浮いた存在になっている少女、
瀬戸ほまれが孤立しているのが気になったのか響は声を掛けます。

歓迎会が解散した後も響はほまれと取り留めない会話をしながら海辺へと出かけます。

響がほまれの事を気にかけていたのは事件に関わりがあると思ったから、
今まで男性を襲っていたマダラは彼女に憑りつき悪事を重ねていました。

自ら退魔師である正体を明かし響はマダラと対峙、
生まれた時より退魔師になるべく研鑽を積んできた彼女にとって
マダラは取るに足らない相手、巫女衣装に刀を手にした響は一刀のもとに切り伏せました。

瀬戸ほまれに憑りついたマダラを祓った響は事後処理。
響の保護者役である天宮桜(左)に協力を仰ぎ、ほまれの祖父海造(右)に事情を説明。

事の顛末は瀬戸海造こと妖怪の盟主ぬらりひょんの依頼事、

かつて人妖との争いに見切りをつけ共存共栄を行うことになった妖怪の集団、
彼らは人間に化け一般社会での暮らしをするようになっていきました。

しかし現代において妖怪とも違う異形「マダラ」が出現、
見境なく騒ぎを起こすこの怪異に手を焼いた妖怪たちの長、海造が事態解決に人間側に依頼。
人間の組織退魔師協会は響を派遣しマダラ討伐をするというのがこれまでの流れとなっていました。

一応の決着としては海造の孫娘ほまれにまでマダラが憑りついていたのを祓い一件落着、
今後も現れるであろうマダラに警戒をしつつ平穏な日常へと帰っていくのでした。

マダラを倒し、発生原因を突き止めて事件を解決する‐。
退魔師天宮響は己が使命を全うするのですが、この薄桜市での異変は
彼女の想像だにしなかったものへと変わっていきます。

〇2話以降のダイジェスト

例えるようなら「魔法少女」のような人知れず悪と戦い
日常に平和をもたらすヒロインもののマンガのような展開となっている物語でした。

転校してきた学校では生徒達から歓迎を受ける響ですが当の本人は授業中に居眠り、
放課後になって目を覚ますほどの大物感ある様子が伺えます。

2話以降はほまれ視点でも物語が描かれます。
マダラ憑きで自分の事が怖かった彼女ですが響に助けられ一緒に行動するようになり
明るめな性格へと変わっていきます。

この作品でいの一番に目にするのが個性的なキャラクター、
奇声を上げて自己紹介をする先輩退魔師天宮桜、
貫禄があるのに孫娘可愛がりな瀬戸海造。

学園内では響のクラスメイトであるムードメーカー
(というか色々な言い出しっぺ)三宅莉緒、
同じく友人の藤井愛と学園の日常生活を過ごすことになります。

響の使命は人知れずマダラを退治すること、
妖怪の血が入っているほまれは別として一般人である彼女達には
怪異の類を目撃することなく秘密裏に事件を解決する必要があります。

それでも次から次へと発生するマダラの大群、
何かの自然発生とは明らかに違い何者かの手引きがあることを伺う響は
元凶である人物と相対することになります。

不穏なシリアス編とは対照的に日常シーンはギャグパート、
立ち絵キャラのいくつもの表情差分に左右へ展開するキャラ達、
数多くのBGMが平穏な日常や突発的なハプニングを演出します。

10話で構成されたこの物語も終盤に差し掛かるにあたり
響はいくつもの真実を知ることになります。

天宮響が遭遇する困難に立ち向かい選び取った一つの道筋は‐、
歩んできた道から彼女は答えを見出し退魔師の真価を発揮する結末をぜひ見届けてください。

〇Hシーン

現在のHシーンは11シーン、各話の選択肢で敗北を選ぶとバッドエンドのシーンが視聴できます。
※一部章のみヒロイン選択が可能

退魔師の巫女衣装で身を包んだ響ですが、油断か疲労か敵との戦いに敗れ
捕らわれの身になります。

シーン内容は怪異であるマダラに直接襲われる異種姦や操られた男性に襲われる輪姦、

始めは気丈に耐える様子が見られる響でしたが数えきれないほどの性的な暴力に
意識を失い屈服をしてしまい弄ばれるバッドエンドとなっていました。

響以外ではほまれやクラスの女子が巻き込まれ共に犯されるシーン、
時間経過で快楽堕ちや妊娠をしたりなどの悲惨な結末が描かれていました。

〇感想

前々からCi-enで記事にされていた巫女神さまREBOOT、
ノベル形式で敗北Hを見ていく作品が発売されるのかなと思っていましたが
プレイしてみると思った以上のシナリオの作りこみに驚かされました。

敗北Hを見る為にプレイした人も物語の方に惹き込まれた方もいるのではないでしょうか。
どう話してもネタバレになってしまいますので内容はお伝えが出来ませんが
正直エロと同等に魅力ある物語になっていました。

各話ごとに区切られているのもあり漫画アニメのような一話毎の構成で
次回へと続いていって読みやすく、過去作品の「その勇」を思い出す懐かしさもありました。

とても遊びやすくエロも物語も良い作品なのですが、ただ一言。
これをRPGジャンルとしてプレイしたかったのがとても悔やまれます。

マダラを相手に巫女衣装と変わり戦う響が一枚絵として見れますが、
この部分を戦闘シーンとして遊んでみたかった思いがありました。

ADV方式で選択肢だけで勝利敗北を選んで次の展開へ進めると
先へのエピローグであったり敗北Hも少し消化不良感はありました。

RPGのような没頭する内容ではありませんが
サークルぽいずんを手軽に触れる作品ですので興味があればぜひプレイしてみて下さい。

以上、巫女神さま-REBOOT-のレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました

下記より購入が出来ます。

広告