人気記事

がちんこ傭兵団 製品版レビュー

タイトル:がちんこ傭兵団
サークル:ぽんでうし
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2023年03月05日
プレイ時間:初回1週を4時間半ほどでクリア

□関連リンク

・がちんこ傭兵団体験版レビュー

体験版に引き続き製品版プレイ、
傭兵団を率いて大国どちらかに参戦して勝利を収めていく簡易SRPGになります。

ガリアント帝国とアラサム王国の戦いは西部・中央・東部と
勝敗が目まぐるしく起きて戦線が上がったり下がったりと大忙し、

戦闘全体の指揮は総司令官に任せて、傭兵団であるプレイヤーは
戦場の一部で活躍して功績を得て上手く立ち回ってみるゲーム、
実際の流れについてご紹介します。

〇ゲームの進め方

・戦線について

まずは体験版では動かなかった戦線、これが製品版になって毎回のように動くので説明します。

本記事ではガリアント帝国(右上)に味方してのプレイ内容になります。

3か所での戦場の勝利条件は敵指揮官の撃破、
これで勝利することで1地域押し進めることができます。

この時注意することとして戦線は西・中央・東が同じ進行度で維持されます。

例えば西部戦線で敗北して1歩後退した場合、残りの中央・東部で勝利を収めても戦線は進みません。

西部戦線で再戦し勝利して元の位置に戻ってから、中・東は勝利後に進めることができます。

ですので実際の傭兵団の参戦時には上記事情があり、
劣勢時の戦線にしか参戦できないことがありますので注意してください。

序盤~中盤では自分が参戦した地域が勝利しても他地域で敗北、
さらに勝利後に視察などでターン経過したらあっさりと
進めた戦線が押し戻されるなんてことが度々あるので(笑)、
傭兵団の質と量を最大まで強化することを目的に戦い、
最終的な勝利を目指してみてください。

ガリアント帝国の最終的勝利は全てを最前線にして敵国の城、
アラサム城での総力戦に勝つことです。

・参戦前の準備

ゲーム開始時につまづく事があったので前回の体験版と同じ内容をここでも載せておきます。

現在の傭兵団は小規模傭兵団となって1部隊は小隊の兵力300が限度で動かすことになります。

この小規模状態で参戦して最大6部隊を戦場に持っていっても
敵部隊の中隊600、大隊1000、さらに指揮官1500兵力でぶつかってはどうやっても勝てません。

さらには壊滅した部隊は捕虜にされ戻ってこない場合がありますので、
戦力が揃わないうちは参戦は控えるようにしましょう。

まずは視察で酒場にいる有望そうな人材をスカウト、

最低限3部隊があれば現時点の兵力300限度を預けて
探索で南部古森林で戦ってみます。
※もう一方の地域はドラゴン相手に瞬殺されたので(泣)後回しにします

数回に分けてイベントで発生する仲間勧誘イベントを起こして
輸送兵ベルベッキオ・魔道兵アーセル・弓兵アーシアを加入。

視察では序盤に仲間になるゴードンを勧誘、

☆重要☆
特に工作兵タリサは後々大活躍するので必ず仲間にしてください。
後々人数が増えて誰かを解雇する場面でも彼女だけは残しておくように。

人数が揃えば後は兵士数、あるだけの所持金を使って兵士数を増やし
指揮官6人・総兵士4000人超で中規模部隊にして、これから本格的な2国間の戦闘に入ります。

・実際の戦闘

前体験版ではかなり省略したので参戦時の戦闘について詳しくお伝えします。

西武戦線中間地点・ガリアント帝国に参戦してボッシリア山道でアラサム王国軍と戦ってみます。

事前準備、初期メンバー騎兵レオン・弓兵レオナ、
南部古森林で仲間にした魔導兵アーセル・弓兵アーシア・歩兵グレゴリー、
酒場で勧誘した工作性タリサの6部隊。彼らに600の兵力を預けて出陣します。

以前戦った時はボロボロになって痛感しましたが、
戦場中央部分は狭い道で縦2マス分しかない中で
敵味方が入り混じって身動きが取れず、ほぼ何もできないで敗北しました。特徴的なのが上側3つの工作チップで岩石を落とせるので
これを上手く使ってみようと思います。

この地域での勝利条件は敵指揮官ボルボンド伯を撃破することです。

敵方の要注意人物は遠距離攻撃ができる弓兵ユキナガ、魔道兵ザムエルドなどなど。
(ぶっちゃけ歩兵・工作兵以外は全部要注意人物です。)

動かし方はレオン・グレゴリーを中央の戦場へ進め、
後の遠距離攻撃部隊と工作兵を上部へ回って進めます。

数ターン経過で溜まったTPを使いアーシアの範囲攻撃スキル、矢嵐で範囲攻撃。

他魔道兵アーセルは遠距離で指定したマスと周囲1マスの
範囲攻撃ができるので、遠距離攻撃をする敵や兵力マックスな敵を狙って攻撃します。

他味方部隊の攻撃もあり厄介なユキナガを退場することができました。
高ステータスなので今後捕獲して仲間に加えたいところ。

そして工作チップの岩石の場所へタリサを移動、
岩が落ちる場所は大隊1000を率いる魔道兵ザムエルド。

工作後、岩石は落下し一撃で戦闘不能。
範囲攻撃してくる敵を倒せたのは大戦果です。

続けてこちらも大隊歩兵ラステルも撃破、
これMVPがあればタリサが選ばれるよね?

敵からの反撃もありましたが予め最大兵力の部隊を
先んじて攻撃して減らすことで被ダメージを軽減。

こちらの遠距離攻撃ができる弓兵・魔道兵も兵力を温存できたので
十二分のダメージを与えることができました。

レオン達は近接戦というより盾役、
特に騎兵レオンはやたらと攻撃の的になっていたので
防御手段が必要だったと思います。

後程商人で騎兵用兵科、重騎兵兵科を購入して
出来る限り敵の攻撃に耐える役目を担ってもらいます。

今回紹介した戦い方は一例ですが、
できるかぎり兵士数を失わない状態で攻撃できるよう心掛け、
工作兵やスキルを使って上手く立ち回ってみてください。

・仲間について

自分達傭兵団が倒した部隊で捕虜にできた場合、
勧誘をすることができますが断られるケースがあります。

まだ全部は把握していませんが、事前に勧誘イベントを発生する必要があるようです。

最強の騎兵カル・カリなどが所属するラームラント傭兵団は
何度か視察をすることで交流して、これ以降捕獲すれば必ず仲間になってくれます。

ほか、探索で特定マスのイベントを発生したあとで
捕虜後の仲間になってくれるケースもありました。
※不死兵アイリは帝国側に着くので仲間にする場合は
 アラサム王国側で参戦して捕虜にします。

自分のプレイでは有能な弓兵・魔道兵で揃え、
後は敵対する指揮官で小隊・中隊の指揮官は仲間にせず、
大隊指揮する相手だけ勧誘して以降戦わなくて済むようにしてみます(せこい)。

そして中規模傭兵団から大規模傭兵団へ昇格。最大1000の兵力を扱え、1ターンに2つの地域で戦うことができます。
流石に6×2部隊の優秀な戦力を揃えることはできなかったので1ターン1回の戦いだけを続けています。

・攻城戦・工作兵など

両国の本拠地を除き戦場は15カ所、両国の戦線によって戦場の特徴は様々です。

先ほどお伝えした西部戦線は主に山道のような狭い中で戦うことが多く、
中央・東部戦線は開けた場所での戦いがあるように感じました。

ちょっと困り者なのが帝国東部の指揮官ジキルド王子、
騎兵の総指揮官が突出して敵本陣へ向かいフルボッコにされるので
あっさり敗北することが多々ありました。

そして敵の本拠地へと近づくと障害となるのが要塞などの防衛に適した戦場での攻城戦。

ここでは敵指揮官は奥地へと配置され城門が閉ざされた状態で
準備ができてなければ苦戦をすることになります。

ここでも大活躍するのは工作兵、
本来は城門を攻撃して耐久力を0にしないといけないところを
彼女達の兵科ならわずか1ターンで城門破壊、他城壁に梯子をかけて部隊を乗り込ませることも可能。

城を攻める側は城壁にあるスイッチのマスに移動することで
城門を開くこともできました(どの兵科でも可能)。

他地域と同じく10ターン以内に敵指揮官を倒す必要があるので、
それぞれの役割を考えたうえで部隊編成をしてみてください。

・最終決戦・ゲームクリア後

ガリアント帝国が3つの戦線を押し進めていき到達するのはアラサム城、
これに参戦して勝利することでゲームクリアとなります。

最終戦は攻城戦、敵味方共に3地域の将軍が集結し総力戦です。
これも10ターン以内に国王を倒すことが勝利条件になります。

敵の傭兵も最強のカル・カリとガラハッドが待ち構えているとか絶望感が半端ないんですが・・。

こちらの傭兵団は中央突破はせず右側の城壁をよじ登り制圧、城門での入り乱れた部隊を相手に遠距離攻撃。

多勢を相手にこちらも物量で勝負、最後はレオンがアサラム王を倒し決着、
長い二国間の戦いがようやく終わりとなりました。

この後はエンディング、

ゲーム開始時にチートモードならここで終了。
通常モードでのクリアならオマケのバトルあり、
その後全てを引き継いだ状態でニューゲームになります。
※オマケに挑戦せず引継ぎニューゲームへ移行も可

〇Hシーン

Hシーンは25シーン、チートモードでゲームクリアすればすべて解放されます。

全て登場するするヒロインと団長とのHシーンになります。

相手は配下にした指揮官であったり娼館の娼婦、
ウェイトレスのユンファとの一幕もありました。

〇感想

前回体験版でも触れましたが登場する部隊の指揮官全てが仲間にできました。

ですのでやろうと思えばガリアント帝国の王様もアラサム王国の王様も
傭兵団に加えるというハチャメチャなラインナップもできますが、どんな運用をすればいいのやら。

世界観としては前作がちんこパイレーツと同じく、
争い合っても中立地帯の酒場では敵味方関係なく飲みかわす
明るい雰囲気の作品が好きです。特に食欲をそそるいくつものエピソードは必見でした。

違った所はSRPG形式での戦闘、その中の傭兵団としての一部分を
動かしていくのでミニSRPGで各地域を戦っていくゲームだと感じました。

キャラクターとしては豊富な数で編成は自由ではありますが、
ターン数制限と最大6部隊の制約下になるので遊びやすいけどやや手狭感はありました。

オマケのアレも初見はびびりましたが無難にクリアできたので
もう少し難易度あるものにもチャレンジはしてみたかったです。

後はAI特有の動きが面倒でしたね、
味方AIキャラが後一撃で倒せるのに防御力アップや移動力アップの
スキルを使って戦闘が長引いたりなど・・

工作兵シャルムンの早駆けスキルは全部無駄撃ちだったかと思います。

SRPGをコンパクトにまとめた良作ゲームになりますので、
興味のあるかたはプレイしてみてください。

以上、がちんこ傭兵団の製品版レビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。

広告