Lost Chapter レビュー
暗い世界で歩む道で出会うのは魔物か、それとも人間か。
歩んできた経験を糧に彼女の終着点は如何に。
タイトル:Lost Chapter
サークル:アルミカディア
ジャンル:アドベンチャー/ロールプレイング
発売日:2022年09月06日
プレイ時間:累計7時間ほどでクリア(1周約2時間ほど)
□関連リンク
前作Fantanica!を制作されたサークルさんになります。
女主人公ルミカが色々な女の子と出会う作品でしたが、
今回はダークな世界観で一人迷宮を進み続ける作品となります。
本作主人公には名前表記なく「あなた」とされています。
あなたが進む先で戦う魔物、出会う人々で得る経験を糧に
さらに先へと進むゲームとなっています。
<ローグライト×カードゲーム×アドベンチャー>、
進むたびランダムなイベントが発生し、途中力尽きても
獲得したポイントを元に強化ボーナスを得て再スタートのできるゲームとなります。
本日はこの作品をご紹介します。
〇ゲームの進め方※体験版の範囲内
始めに質問に3問答え、初期ステータスを決めていきます。
最初は何でもいいので適当に答えその特徴を把握していきましょう。
体験版、製品版ともにゲーム説明はほぼなくホットスタート、
LPが0になるとその時点でゲームオーバーとあるのみで
後は操作して覚えていく形です。
1階より始まり毎回ランダムイベントが起こり
戦闘やステータスアップなどが発生します。
戦闘画面はこちら、左上部分が敵ステータス、
右上側がこちらのステータスで花のアイコンがLPでライフ。
ハートがメンタルを表します。
中央下がAPでカード消費に使用するポイント、
ゲーム開始時は1ターンで2ポイント溜まり、
APを残したままだと累算され溜まっていきます(最大AP10)。
使用できるカードはこちらも開始時は2枚、
こちらは使用未使用に限らずターン終了で消費、
新たなターンでデッキから2枚引いて選択します。
カードの効果は「shift」キーで効果の説明があるので目を通しましょう。
序盤の敵は攻撃らしい攻撃をしてこないので、
今のうちにAPやカードの扱い方に慣れておきましょう。
勝利後は報酬として3枚のカードの中から1枚を選びます。
デッキに加えるカードやステータスアップ、
1階のイベントが終わるとここがインターバルの準備画面、
ステータスやカードの等の確認、ゲームの中断が可能です。
本作はセーブスロット1カ所のみのオートセーブ、
不思議なダンジョンゲーム同様失敗したからと言って
遡ることが不可能となります。
1階層進む度に何らかのイベントが発生、
毎回戦闘があったり消耗することもあります。
戦闘以外ではアイテムやステータスアップがあるイベントもあります。
言い争いをする男女に声をかける少女、成功するとメリットがあるのですが
今回は失敗、何も獲得できませんでした。
20階層を進むと固定イベント、少女を右へと進め
待ち構えるボスとの戦闘が始まります。
※体験版では金の扉のみ選択可能
全体的に白黒な作品ですがイベント戦ボスは色付き、
高ステータスの相手と戦闘になります。
初回遭遇時は、これ負けたな。と思う戦力差。
ただ相手はLPにダメージを与える行動より
ステータス異常を与える行動をとってきます。
麻痺攻撃に組み伏せで行動制限、画面左上に次の行動が表示され
ハートマークだった場合はエロ攻撃、
少女に対してRPが減る行動をします。
しばらく身動きが取れない状態が続きますが、
LPが減るものではないのでできる限りのカードでダメージを与え、
トドメの蹴りを入れて決着、右側で悶絶している姿を見せながらの辛勝になりました。
体験版は20階層で終了、製品版ではさらに進むことができます。
〇製品版の進め方・強化方法など
製品版プレイでは長丁場の探索、カードの効果やランダムイベントでの
スタータスアップやハプニングなどを把握しながら進めていきます。
階層毎の準備画面ではステータス表示で称号を得ることがあります。
20階層毎に遭遇するボスの撃破、信仰心・徳義心の一定数値達成など
ボーナスステータスを得ます。
画面上部に「‐称号獲得‐」と表示されれば条件を達成しているので
忘れず称号を選択して報酬を貰いましょう。
後半に進むといくつもの称号をえて、縦横の列を揃えると更に特別特典を獲得、
縦4つの1列を揃えると戦闘時のカード選択枚数が+1、
横列ならAP+1となり行動の幅が広がります。
ゲームクリアには必須となるので、どの称号を狙うかを決めていきましょう。
イベントではアイテムを獲得する場面、入手だけでは特に効果はなく、
アイテムスロットに保管されるだけになります。
これはいつものランダムイベント、アイテム未所持の時は
別段何もない場面ですが、アイテムを持っていると消費することで
パワーアップイベントなどが発生します。
アイテム入手もそのアイテム使用の場面もランダムで発生するので
狙ってでき事ではありませんが、とりあえず持っていく程度の
気持ちでいくのがいいでしょう。
階層は進むたびに敵は強くなり、今までの消耗で力尽きる場面。
これまで得てきたカードやステータス・称号アイテムは消えてしまいますが、
ステータス画面で表示されるポイントが持ち越しとなります。
このポイントは次回スタート時にボーナスをもらう時に必要となり、
最大2000ポイントで4つのボーナス特典がもらえます。
序盤で力尽きたときは次回100ポイントで特典2つ、
中盤で力尽きたときは700ポイントで特典3つ、
ゲームクリアを目指すため2000ポイントを溜めて最大4つの
特典をもらった強化状態で挑みます。
ポイント消費後は何度でもランダムで特典の内容を変えることができるので、
納得いくまで選び続けてみてください。
〇攻略の一例
今色々な攻略方法の書き込みを見かけますが
他の人同様「サキュバスセット」での誘惑が有効的なので
これ一辺倒で挑戦してみました。
これ以外にも腕力脚力を鍛えての物理型、魔法プレイなど
いくつものパターンが選べるので自分なりの方法を試してみてください。
ボーナスで得るのはサキュバスセットで
ピンク色カード「テンプテーション」「レヴィスーツ」獲得、
他は淫乱度上昇・信仰心アップ・特技心ダウンがあればベター。
質問は「成功・諦めた・もう一度」を選び悪魔の僕。これで準備完了です。
戦闘時はレヴィスーツ使用後、テンプテーション使用で
敵RPを0、敵を絶頂しお金を獲得、敵絶頂後に使用可能なキンケリで
どんな敵も一撃で倒します(本当無慈悲)。
狙う称号は「処女喪失・淫乱度15以上・各四天王撃破・
徳義心30以下・信仰心70以上・カード15枚以上・ステータス高め・
1ターンにカード7枚使用」を狙い縦横2ラインずつを目標にします。
獲得するカードは数少ないRP攻撃を再使用する目的でミラーリング、
長期戦に備えてのヒーリング・ガード各種、
所持金を増やしてのマンモナイト、
称号1ターンにカード7枚使用を達成するために
リフレッシュ・ナータルフレイ・インスピレーションなどなど、
できうる限りの準備を進めます。
20階層のイベント戦はリスキーながら紅の扉を選択、
LPへの大ダメージを受けますが敵で多くない処女喪失の相手、
運が良ければLP1の称号も得ます。
道中はできるだけ悪いことをして男達に襲われ淫乱度アップ、
RP攻撃威力を高めます。
称号を増やしてライン獲得、準備万端で最終戦に挑みます。
100階層でラスボス到達、今までとは比較にならない
超ステータスを相手にLPRPダメージ、
最後はラスボスですら有効なRP0にしてのキンケリでフィニッシュ、
通算3度目のラスボス挑戦でようやくの勝利、
キンケリは世界を救う(至言)。
あくまで攻略の一例となります。
クリア後は回想シーン解放、次回からの再挑戦で100階層を
超えてのエンドレス探索に挑戦も可能となります。
どうやらエンディング達成条件は他にもありそう・?
〇Hシーン※ゲームクリアで解放
タイトル画面より回想シーンが解放、
今まで戦ってきた敵とのステータスを調整しての場面が再生、
主人公をロリ化・膨乳化、淫乱度を変えるなど多くのカスタマイズが可能です。
また回想シーンには収録されていませんが
ランダムイベントで主人公が誘惑したり騙されたり襲われたりなどの
ハプニングHもありました。
〇感想
カンテラを手に暗い世界を進み続ける主人公、
Fantanica!同様に独特の幻想的な雰囲気のある作品となっていました。
ゲームとしては難しい一択の感想が正直なところです。
過去にプレイしたローグライク作品のようなものかな?と思いましたが、
イベントも戦闘もかなりの運頼みでかなり思い通りにいかない
不自由さを感じました。
先にお伝えした「今回はサキュバスセットで進めるぞ!」と
準備をしても淫乱度強化イベントが発生せず魔力だけ上がり続けるなど。
そして手に入るカードはほとんど強化できていない腕力依存のカード、
仕方がなしに中盤になっても微々たるダメージを与える戦闘、
レアカードを手にした!強力なカードを使ってみようと思っても
APが足らずにそのままスルー、なんて何でもかんでも噛み合いが悪いと
すごい無駄なことをしている気分でした。
スタート時の質問やボーナスでキャラクター強化の土台は作れるのでしょうが、
それから先どう育つかはほとんど運任せで思ったように育たないのが
どうももどかしい思いでした。
難易度としては難しいのでやりがいはあるのでしょううが、
イージーモードプレイなどはないので遊びやすさからは縁遠い
作品ではないかと思います。
ハマる人には延々とプレイできる、そうでない人にはちょっと・・と
思えるゲームでした。
以上、Lost Chapterのレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
下記より購入ができます。
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