短編色仕掛けRPG「小悪魔の森」Ver2.0 レビュー
男を堕落させる小悪魔の誘惑に打ち勝て!
敵は目の前の相手だけではない、己の弱さが命取りになる。
タイトル:短編色仕掛けRPG「小悪魔の森」
サークル:西野
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2021年04月30日
プレイ時間:Ver.1.0は20分
Ver.2.0は1時間ほどでクリア
※どちらも最短クリア、Hシーンを除く
※全開放セーブデータあり
今年4月に発売された短編RPGが
アップデートにて追加シナリオ導入、
本編クリア後の後日談としての物語が公開されています。
ゲームのご紹介の前に本作品、
価格が330円税込みとお安いのですが、
それ以上にコンパクト過ぎるデータサイズに驚きました。
Ver2.0に更新された時の容量は『19.13MB』、
更新前は「3MB」だったはずです。
イラスト作品のデータ容量にも満たない
サイズでゲームが作れるのか・・との驚きです。
本作はいくつかのグラフィックシーンもありますが、
どちらかといえば小悪魔を憎む人間が
誘惑に負けてしまうそのシチュエーション、
そお会話のやり取りに重きを向いた読み物系のゲームといえます。
倒すべきはずの小悪魔の誘惑に打ち勝てるか、
もしくは甘言に乗り欲へと溺れるのか、
この先の展開について一部ご紹介します。
〇ゲームシステム[Ver.1.0]
主人公(初期設定はアレス)は冒険者にして
ギルドの依頼を受ける傭兵、
剣技はもちろんのこと、
大地の属性の魔法を扱う力の持ち主で
ギルドマスターの信頼も厚く、
今回の厄介な事件を主人公に頼むところから
物語は始まります。
主人公アレスが受ける依頼は北の村近辺の
森に棲む小悪魔の退治。
現在の状況は深刻、村に住む人間は犠牲者が発生、
アレスより先に依頼を受けた冒険者達は
誰もが音沙汰もなく一向に解決がされない状況が続いています。
これ位以上の被害悪化を防ぐため、
最も頼りになるアレスに調査を依頼、
アレスは早速村へと出発します。
なお、初期ステータスのアレスはレベル50と相当高め。
村である程度情報収集をして村の入り口左側へ向かい
依頼にあった小悪魔を討伐しに行きます。
森に向かい早くも目的の小悪魔に遭遇、戦闘開始です。
本作では2体の小悪魔を倒しゲームクリアとなります。
体感的に敵のHPは1万くらいはあるので
スキルの中で最も高威力な技で倒しましょう。
ピンク色の髪の小悪魔、黒髪の小悪魔(巨乳)と二人倒し
ゲームはクリアとなります。
どちらも完全な無力化ではなく
手傷を負わせしばらく身動きはできないであろうとの
報告をして依頼達成となります。
ギルドマスターは今後も村での警戒をして欲しいとの
頼みをアレスに言い渡します。
どうも体調が悪いらしいようです?
Hイベントを見なければほんの10分~程度で終了、
その後見ていないHシーンが解放でき、
続いてVer.2.0の追加シナリオへと移行します。
〇Hシーン【Ver.1.0】※全開放セーブデータあり
グラフィック有のHイベントは6シーン、
戦闘時に表示される小悪魔の誘惑に乗ると
それ以上戦えずにみだらな行為をしてしまいます。
一歩間違えればそこから先は小悪魔の言いなりになり
甘々罵倒の言葉、レベルドレインをされ最後に敗北してしまいます。
黒髪の小悪魔も同様に胸を使った誘惑にて
主人公を陥れていきます。
敗北後はレベルが下がった状態、
宿屋内での剣の修行で元のレベルに戻ります。
グラフィックの無いHシーンあり、
村の住人が小悪魔の誘惑で骨抜きにされてしまう場面、
会話だけのシーンながらエロシチュエーションとなっています。
〇ゲームシステム&Hシーン【Ver.2.0】※全開放セーブデータあり
Ver.1.0クリア後の追加シナリオ。
再び村にやってきたアレスが小悪魔の気配を感じ取り、
今度こそ無力化しようと退治に向かいます。
今までの装備品からグレードアップ、
小悪魔を倒して封印する道具を入手し、出発します。
小悪魔にとっては主人公は誘惑を跳ね除け敗北した相手、
負傷してからは元の力を取り戻す為村の人間の力を奪います。
村に手がかりがないかと調べるアレスは
村の少年、老人に怪しげな動きがあり、彼らを調べます。
Ver.2.0での戦いは前回以上のレベルドレインなどの
ギミックでそう簡単には倒せない強敵となります。
主人公は誘惑を振り切り小悪魔を倒すことができるか、
それとも他の男同様にその魅力的な身体に敗北してしまうかは
ぜひ製品版をプレイしてみてください。
〇感想
つい先日も「○○になんて負けない!」との
フレーズを使っていましたが、
本作品では「小悪魔になんて負けない!」→
「小悪魔には勝てなかったよ・・」の敗北を楽しむゲームとなりました。
バージョンアップ後はイラスト量も増加、
色々な誘惑シチュエーションを味わえるゲームでした。
自分はサクサクプレイをしてゲームクリアとなりましたが
時間がある人は一回一回の敗北を経験して
小悪魔からの罵られHをたっぷりと楽しんでみてください。
立ち絵やグラフィックだけに限ってしまうと
物足りなさを感じてしまうかと思いますが、
本作品の魅力は誘惑に負けてしまう男の心情や、
その時に浴びる誘惑の言葉量、
何度でも敗北して味わう快楽を受け続ける
ゲームとしてハマる人は何時間もプレイしてしまうのではないでしょうか。
サークルさんの短編ながらも作り方の上手い作品を
体験させてもらいました。
以上、短編色仕掛けRPG「小悪魔の森」Ver2.0のレビュー
になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。
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