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サムライヴァンダリズム レビュー【鬼灯ルート】

2021/05/29/15:11

守るべきものあるサムライ、己が矜持を胸に刀で示せ。

タイトル:サムライヴァンダリズム
サークル:ONEONE1
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2021年05月25日
プレイ時間:11時間ほどでクリア(短縮方法あり)
ボイス:無黒/一條桃華 黄菜子/ゆきね  桃/高梨はなみ 他多数出演
※バージョン1.01でのプレイにて紹介しています。
 今後バージョンアップで記事内容と異なることがります。

タグ オススメ・良シナリオ・凌辱 作品です

※YouTube サムライヴァンダリズムオープニングムービーのリンク

※体験版記事はこちら

※ONEONE1 Ci-enゲームフローチャート・レベル99セーブデータ配布ページ

前回体験版でご紹介したサムライヴァンダリズムを
ようやくプレイすることができ、ある程度進めることができたので
本記事にてご紹介します。

オープニング、エンディングテーマ付きの同人ゲームって何だよ、
と思うぐらいとてつもない作品を堪能させてもらいました。

今回ご紹介するのは製品版でのゲームの特徴と
マルチシナリオのうちの一つ、【鬼灯ルート】について
いくつかの見どころをご紹介します。

〇あらすじ

東の島国大和(やまと)、長く他国との交流を拒んでいた国が
近年方針を変え異文化交流を行うようになった。

交易により多くの文化を取り入れ発展をしていくが、
その裏でゴブリンやオークなどのモンスターが流入し
治安の悪化を招いていた。

神八代 無黒は大和の治安部隊、鬼灯(ほおずき)の一員、
剣術を学び仲間と共に国に仇名す者達の殲滅に力を注いでいた。

無黒は幼少の頃に家族や里の人間を殺され、孤独な身となっていた。

彼女の里に襲撃をかけた者、その組織は
白夜(びゃくや)と呼ばれ今なお大和を脅かしている。

この物語は国を守るため鬼灯の無黒が白夜と戦い、
国の存亡に抗うサムライ達の生き様を描いたものである。

〇操作方法

β版体験版でも触れましたが改めて操作周りについて
お伝えします。

今作よりUnity製のRPGとなり、マウスでも操作が可能となります。

一部RPGツクールでもできるカーソルクリックで
キャラアイコンを移動させるなどができます、
ただ若干細かく動かずことができないので、
その時はキーボードでの上下左右を使った方がいいと思います。

コントローラー操作もβ体験版に比べ操作性が改善して
決定ボタン連打で戦うこともできますが、
コマンド選択はちょっともたつく感じがしました。
(一番下のコマンドを選択するのに上を一回押して
 下へ持っていくことができないなど)

ここらへんは人それぞれなのでやりやすい方法を試してみてください。
自分は最終的にマウス一本で落ち着きました。

もう一点、本作品では設定メニューより
Hシーン、クリア後のアフターストーリーが
全開放可能となっています。

ゲームを進めずにHシーン全てが見たい、
という方はこちらから操作をしてください。

〇ゲームの流れ・シナリオ分岐

以前もお伝えしたとおり、デバイスで受けた任務を確認し、
目的のダンジョンへ向かい最奥へ向かう、イベント戦に勝利する
ことで次の任務が出されイベントが進むようになっています。

サブイベントはアイテム入手、Hシーン発生などあります。
期限がありますので、ゲーム中こまめに確認して
見落としがないようにしてください。

一部イベント戦では敗北でHシーンなどがあるので、
詳細はゲームフローチャートを確認しながら進めてください。

ゲーム進行時、サイドエピソードが度々発生します。
ゲームクリアに必須ではありませんが、シナリオを
深く知るためにすべてに目を通してみてください。
時にHシーンが発生などあります。

戦闘時は無黒、黄菜子には敵種族ごとに弱点を突く
スキル攻撃ができますので、これを利用して戦闘を有利にしていきましょう。

スキルはどれもアニメーションシーンの迫力ある演出、
一度は全てのスキルを試してみてみましょう。

HPSPはアイテムを使っての回復他、レベルアップで全回復します。
移動中はスキル使用でのHP回復はできないので注意。

キャラクター選択ではスキルセットのほか、
パッシブスキルの装備でステータスアップが可能です。

パッシブスキルは道具点の右横にあり購入するもの、
イベント時に入手できるなどいくつかあります。

ゲーム序盤は苦労するとは思いますが、
レベル上げをしていけば味方の能力がインフレするくらい
強くなりますので、難しいことはないかと思います。

イベントによってレオ、銀などの男性キャラが加入します。
女性キャラ含めスキル欄をみるといつの間にか
上位スキルを覚えていたりするので、こちらも度々覗いてみましょう。

初回プレイはゲームを楽しむ意味でノーマルモードで初めてみてください。

時間のない人、2周目プレイなどではイージーで
ラスボス含め全イベント戦を勝利扱いにするなどの
便利機能がありますので使ってみてください。

2周目プレイではHステータスが高い状態での
プレイも可能、H回数を重ねてすぐに高ランク淫乱度
にすることができます。

〇みどころ【鬼灯ルート】

ネタバレは避けますがいくつもの印象に残る場面を
お伝えしていきます。

・日常・恋愛シーン

序盤のまだ平穏な鬼灯の日常のシーン、
大きな事件もなく日々を過ごしている各キャラの
いくつものエピソードをがありました。

無黒「過言だ。」

作中珍しいなと思ったのが無黒のパートナーのレオ、
一方的に好意を示す彼に対してそれをあしらう無黒の
やり取りが周りから夫婦のようだとチヤホヤされる仲、
恋愛ドラマでは朴念仁男性が多い中、
レオのようなあけっぴろげな性格が新鮮に感じました。

登場人物は過去作よりも表情のバリエーションが多く
時にコミカルな場面などがいくつもありました。
龍さんの表情が変化しているかはわかりませんでしたが・・

・白夜との戦い

本作品は登場人物も多く、鬼灯以上に多彩で魅力的な
面々がいる敵対組織の白夜が印象的でした。

思えば前作軋轢のイデオローグは特務部隊対ベヒーモスの構図
となっていて敵方での内情という場面回想はなかったと思います。

エルドラドというレジスタンス組織もありましたが、
ほぼ直接やりあったことはなかったと思います。

対して本作品はガチ衝突、鬼灯対白夜の激戦が
描かれていました。

いくつもの戦いを繰り返しクライマックスとなる
全面戦争での戦いの様子が圧巻の一言でした。

・ヴィクトール王国騎士団の再登場

本作は軋轢のイデオローグでの物語から数年の後のお話です。
鬼灯の元にヴィクトール騎士団が訪れ、
彼らと共闘する展開となります。

その中でもイライザはもう別人?と思うくらいの変わりようでした。
戦闘狂なのは変わらずですが、姉御肌として落ち着いた彼女、
しかも今のイライザはなんと○○だった・・!
自分の中ではこれがとても衝撃的でした。

このゲームで楽しみにしていたシーンが、
イライザ対白夜のみどり、イカれた者同士の戦いは
ありえないくらいの内容となっていました。

そして前作は登場しなかった騎士団参謀ゼノ、
Ci-enではある人の弟とありましたが、
フルネームを見てもピンときませんでした。

これが分かったのがゼノのエピソードを聞いてから
遅かれながら分かりました。

最後は前作主人公クレイシアと結ばれたファルケ、
鬼灯のレオ達が目標となる最強の男として登場します。

なお残念ながらクレイシアはヴィクトールに留まっているので、
彼らとの交流はありませんでした(おっぱいでけぇ!)。

・男達の戦い

誰が言ったか「カッコいい男がいるエロゲは良ゲー」と
目にしたことがありますが、まさにこれが当てはまるかと思います。

レオに銀、副隊長の龍、白夜男性陣にも見せ場ある
熱いドラマを見せてもらいました。

その中で一人をピックアップするなら風間銀、
もしかしたらレオ以上に戦闘の見せ場があったのでは
思うくらいの立ち回りの彼が本当に格好良かったです。

それだけに桃とは主と従者の関係から
恋愛の仲へと変わっていきいいドラマを見せてもらいました。

・クライマックス、黒夜叉「ダークエルフ」

最後は熱い戦いの連続、敵も味方もダークエルフ化での
激戦ドラマとなっていました。

これがRPGなのも忘れ会話パートを見入っていましたが、
おそらく30分以上の戦いの様子が描かれていました。

無黒達が大和を救うため、そして将軍の娘小夜が
物語に大きな役目を持つ中での物語の結末、
ぜひ製品版で確かめてみてください!

〇Hシーン【鬼灯ルート】※全開放可能

全200シーン以上ある中でのHシーン、
この鬼灯ルートではやや少なめの(それでも
他ゲームに比べて多いのですが)内容となっていました。

主に無黒が中心で戦闘敗北や街中での誘惑Hなどが多数。

上記Hが発生せずに物語を進めていけばレオと結ばれる純愛H、

そして桃、黄菜子は少な目、想い人と結ばれる内容、

局長のあざみ、白夜女性陣のHシーンなどが見れるようになっています。

〇感想

このゲームのベストショットはやはりこれ(再掲載)。
ゲームクリア後にこの一枚を見ると、
とても幸せな一時だったと思います。

鬼と刀のメリトクラシーは過去最高の作品、
軋轢のイデオローグはそれを超える作品だった、
とレビューを見て自分もそう思いますが、

この作品はそれ以上にパワーアップした
シナリオやムービー演出、Hシーンを体験できる作品となっていました。

どうすればこんなにより大きなことができるのでしょうか、
と驚くしかないゲームでした。

今まで散々文面にしてはいますが、このゲームの凄さは
プレイして見ないと味わうことができないので、
ぜひこの世界観を体験してみてください。

あとは失礼ながら注意点を一点、
これから購入する方にお伝えしておくこととして、
長編作品なので買ってすぐに楽しめる作りではないことを挙げておきます。

本作はメッセージスキップ、フローチャート、
レベル99セーブデータなどいくつものフォローはありますが、
ゲーム自体は長期プレイがどうしても必要となります。

自分はゲーム性やシナリオを楽しむ意味で
ノーマルモード、初期レベルでプレイしてみましたが、
任務でのダンジョン探索→ボス戦、
イベントを挟んで任務→探索→ボス戦・・
これを数時間単位で繰り返していくのは結構疲れました。

物語が面白くなるのは大きな転機を得てからになりますが、
そこに至るまでは大変かな、との思いです。

購入の際は1~2日まるまるゲームをするための時間が
取れる時がいいかと思います。

鬼灯ルートとしては以上になります。

今から白夜、浪人ルートに挑んでみます。
別人となる無黒を見るのがつらい・・。

最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。

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