Yes My Lord 製品版レビュー
亡くなった者は何を想い、何を遺すのか。
死霊術使いとアンデッドが力を合わせ、
全ての引き金となった元凶に終止符を打つ。
タイトル:Yes My Lord
サークル:だぶるす*こあ
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2021年03月03日
プレイ時間:約１３時間でトゥルーエンド達成（難易度Normal）
※体験版のセーブデータを製品版に移行可能
タグ「良シナリオ」作品です
発売後に一気にプレイ、エンディングまでたどり着くことができました。
本当に素敵な物語でした。
不気味なホラー作品かと思いきやカガリビの斜め上の行動に
コミカルな場面もあり楽しみながらゲームを進めることができました。
変わり種の戦闘システムに仕掛けある迷宮、
ヒロインのカガリビの多数のＨシーンと見どころたくさんの
製品版についてご紹介します。
〇簡単なあらすじ
アカデミーを追放され、酒浸りの自堕落な日々を送っていたラムレイ。
彼が連れて行かれた場所は棺の眠る墓地、
女狐（フォクシィ）を名乗る女性の企みの元、
ラムレイの操る死霊術によってアンデッドを召喚し、
魔物達の襲撃を切り抜け脱出する二人。
生きている人間がおらず、全てが死後の魂として
残り続ける不可解な世界。
ラムレイとカガリビは進む先で出会う魂の欠片から、
この滅んだ国で何が起きたかを知ることになる。
〇製品版でのゲームの進め方
体験版でプレイしたセーブデータは製品版へ移行可能です。
ゲーム内「セーブデータの引継ぎについて」を確認の上、
引継ぎを行ってください。
体験版では地下墓地での探索をステージ１として、
全ステージ４つを舞台にしたＲＰＧとなっています。
どれもが凝った演出でやりがいのある難しさのあるゲームとなっています。
戦闘ではシンボルエンカウントで接触する敵と戦い、
街の住民がいない世界では魂に話しかけることで情報を集めていきます。
イベントや宝箱で手に入るスキルアイテムでカガリビを強化し、
ゲームを進めていきます。
途中どうしても勝てない、進めないイベントは後回しになることがあります。
探索中の各場所でＨイベントが発生し、習得した特殊スキルで
今まで通ることのできなかった道が開ける場合があります。
道中のクリスタルではソウルイーターが出現します。
ここでアイテムの売買、ワープ地点となりますので、
見つけたら必ず利用しましょう。
〇バトルシステムについて
戦闘ではカガリビを操作しての戦います。
あらかじめセットされた４つのコマンドを１セットとし、
３セットの戦闘コマンドをターンごとに切り替えて
多数の攻撃を使います。
カガリビ、敵ともにＧＰ（Guard Point）が存在し、
この数値があるうちは被ダメージの軽減と状態異常が発生しません。
敵を倒すにはＧＰを減らすスキル、その後に大ダメージを
与えるスキルにつなげてコンボを決めましょう。
序盤のオススメコマンドは
・スパイカー →ＧＰ大ダメージ
・ウッドペッカー →多数コンボ
・グラスホッパー →打上状態
・ハングドマン →※打上状態限定 大ダメージ
の一連コンボになります。
ボスやイベント戦などの強敵の場合、
ＧＰが簡単にはなくならないので、
その時はスパイカー連発でＧＰを減らすことを優先しましょう。
道中手に入る強化アイテム、「ゴシックオーブⅡ」、
「シスターオーブⅢ」などはそのドレスで習得可能なスキルの強化をすることができます。
上記４つの攻撃スキルは全て最初のドレス、ゴシックで使うスキルとなります。
シスターのドレスを手に入れてからは新たなスキルが習得可能となります。
なお、強化系オーブは取り忘れをしても最終ステージにて
回収することができます。
※パッシブスキル習得アイテムは対象外なので
自力で見つけてくださいね！
体験版では１対１の戦闘とお伝えしましたが、
製品版以降のステージでは複数体の敵との戦闘が発生します（そげな）。
この敵はＧＰを０にしても打上・ダウン状態が発生しません、
いまさっき紹介した一連コンボが早速機能しなくなりました(泣)。
ここでチュートリアルが入ります。
複数体の相手に有効なシスタースキル複数特攻の効果を持つ
「タービュランス」を使うことができます。
複数体の相手に対して一定のダメージを与えると
隊列の崩れ（一部の敵が倒れる）が発生します。
この時に先ほどのスキルを使うと複数体を吹き飛ばして単体となり、
敵を弱体化し打上・ダウンが有効となります。
ですので今後の戦い方は、
単体相手:ＧＰを減らす→コンボをつなげる→大ダメージを与える
複数体相手:ＧＰを減らす→ダメージを与える→
隊列の乱れから複数特攻を使う→
単体相手になってから大ダメージを与える
という流れとなります。
なお、シスタードレスを手に入れてから
このようなコマンドをセットして利用してみました。
・ブレッシング →ＧＰ値回復
・トリガーハッピー(ｺﾞｼｯｸ)→多数コンボ
・タービュランス →複数特攻・打上状態
・ハイロゥ →※打上状態限定 大ダメージ
先ほど物理攻撃のみの編成に対して
こちらは魔法攻撃オンリーとなっています。
まずはトリガーハッピーでＧＰを減らし、
タービュランスを連発、
複数体相手なら隊列の乱れから吹き飛ばしの単体にして、
単体相手なら打上状態としてハイロゥでダメージを与えていきます。
また、ＧＰ回復スキルを使うことで長期戦になっても
不利にならないように戦い続けることができます。
ゲーム中盤～終盤ではＧＰを確保する戦い方ができるので、
ＧＰがあるうちはダメージもほぼ受けず状態異常も受けないので、
まず負けることはないかと思います。
これらのコンボは一例になりますので、
後から使えるドレスでの特殊スキルで
有効的なコンボを生み出してみてください。
ある程度戦いに慣れてきたら、
画面左上のアイコンを押して戦闘を高速化することをお勧めします。
本作は相当数の戦闘をすることになりますので、
短縮できそうな部分は省略するよう努めましょう。
ゲームが進むにつれ、戦闘勝利後に溜まるゲージでのＨ、
これらで「ゴシックでのスキルダメージアップ」など、
有効なボーナスを受けることができますので、上手く使って
イベントボスを倒してみるのもいいかと思います。
〇数々のギミック
探索中は数多くの仕掛けにより、
道が閉ざされたり謎解きが必要な場面があります。
体験版でのゴーストトーク、ソウルグリップなどのように
特定のＨイベントを見た後に使える特殊スキルで先に進むことも
ありますので、後回しになる場合もあります。
謎解きに関してはヒントが別の場所に隠されていますので、
そのダンジョンを調べてみるといいでしょう。
〇Ｈシーン
カガリビとの多数のＨシーンとなっています。
道中のハプニングイベントや新たなドレスを着てからの
衣装Ｈをみることができます。
未読イベントシーンがあってもトゥルーエンドを見ることで
ギャラリーにて全開放がされるようになっています。
〇感想
クライマックスでは選択制のエンディング、
選んだものによって違う結末を迎える事になりますので
事前のセーブを忘れずに行ってください。
エンディング後はニューゲームにて周回特典を使って
ゲームを始めることができます。
ゲーム開始ダンジョンの赤い色の魂が一回きりの登場ではなく
度々再会するとは思っていませんでした。
このヒーローを目指す彼（？）がどのような
イベントとなるか、物語と一緒にみてください。
前作のFrom Frontierに続き、素敵な物語をみせてもらいました。
何の事情も知らずに不可思議な場所へ連れてこられたラムレイ、
死霊術によって甦り名を与えれらたカガリビ、
そして二人の行動を眺めているフォクシィ。
死んでいった人達の魂の記憶から断片的に分かっていく過去、
全てを知ったラムレイとカガリビが選んだ道、
目の離すことのできない展開となっていました。
是非ともこの物語を体験してもらいたいとお勧めいたします。
ゲームをするうえで厄介だなと感じた点ですが、
ダンジョンの謎が難解になっていくのが辛かったです。
最初のうちはアイテムや情報を入手して障害を取り除いていく形でしたが、
中盤以降は複数のギミックでヒントらしきものがあるけど
その情報が点在して見落とす人が多くいるのではと感じます。
ネタバレは極力避けますが３番目のダンジョン、
アレは複雑すぎてどうすればいいかと途方に暮れていました。
結果的に全部しらみつぶしに見て周ってイベントやアイテムを
回収しましたがとても大変でした。
※攻略の情報サイトがどこかにないか探しています。
ゲームの進めやすさを感じないので
コマンドや拠点などで探索済み・未探索の場所を把握できれば
もう少し遊びやすいかと思います。
プレイの際、躓く点があればサークル様への問い合わせか
攻略サイトを見つけてみたほうがいいでしょう。
当サイトでも質問頂ければお答えしますが、
あまり覚えていないので参考にならないかと思いますよ・・
以上、Yes My Lordの製品版レビューとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入ができます。
