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Yes My Lord 体験版レビュー[発売中]

2021/03/04/19:27

「仰せのままに、ご主人様。」
その言葉を口にしたのはアンデッドの少女。
天才学者と死者が亡者を相手に戦うことになる
物語をご紹介します。

タイトル:Yes My Lord
サークル:だぶるす*こあ
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2021年03月03日
プレイ時間:未確認
※(たぶん)体験版のセーブデータを製品版に移行可能

前作From Frontierを製作されたサークルさんの新作予告です。

今回の舞台は棺が並ぶ墓地から始まります。
導入時はホラー作品のようでゲームを進めるのが
怖くて仕方ありませんでしたが(ビビり)、
ヒロインとの出会いから多くの障害を乗り越えていく
少しばかりコミカルな部分もありシリアスな展開となる
体験版をプレイさせてもらいました。

前作では10人とのヒロインとの交流を描く物語でしたが
今回は一人のみと深く掘り進められた物語となりそうです。

今回はこちらの作品をご紹介します。

※From Frontier製品版レビューはこちら

前作同様4つの難易度から選び、

主人公の目元ありなしを選択してゲーム開始となります。

○オープニング

ラムレイ(名前変更可能)は天才といわれるほどの学者であった。

彼の研究が進めば歴史が変わるほどの功績を残す
才能の持ち主であったが、その才が妬まれた。

周りは彼の悪評を並べ学会を追放、
ラムレイが語る実績は大嘘つきと呼ばれるようになってしまった。

居場所を追い出された
彼は気が狂うのを抑えながら酒に溺れる日々となり、
浮浪者として蔑まれていく中、呟いた。

「こんな世界、滅びちまえばいいんだ。」

酔いから目を覚ました彼は見たこともない場所にいることに気付く。

薄気味の悪い場所に魔物の雄たけび、
命の危機に瀕したラムレイは一人の女性と出会う。

フォクシィ(女狐)と名乗る彼女こそが、
ラムレイをこの場所に連れてきたと告げる。

フォクシィは多くを語らず、
まずは生き延びてみろと言うだけでその場を立ち去る。

魔物から逃げようとするラムレイは行き止まりへと
追い詰められる。

最期を迎える場所になるかもしれない部屋には棺が一つと
手にしていた魔導書、魔導文字で書かれた文は
死者を呼び覚ます現実離れした内容であった。

これがたった一つの解決策と用意されたかのような
仕掛けにラムレイはのった。

唱えた言葉が棺の中に眠る人間を呼び起こす。

「仰せのままに、ご主人様。」
ラムレイと彼女の出会いから物語は始まる。

○戦闘について

本作の戦闘は彼女(以降カガリビと表記)と敵モンスターとの
1対1との戦いとなります。

戦闘の仕組みが通常のRPGと違いますので詳しくご説明します。

ターン開始時の味方のコマンドでAttackを選択すると
ダメージを与えますが、本作は通常攻撃がありません。

Attackコマンド後は下記の方向キーに対応した4つの
攻撃方法を選びます。

各攻撃にはそれぞれの特徴があり、
左側Assaultゲージを消費し複数回の攻撃を行います。

Assaultゲージが尽きるか、キャンセルボタンで
カガリビの行動は終了、敵のターンになり同様に
複数回の攻撃をしてきます。

このダメージによってHPとGPが減少します。
GP(Guard Point)が無くなるとHPで受けるダメージの倍増、
クリティカル発生、状態異常の付与など悪影響を受けます。

戦闘開始時に敵のGP満タン状態で戦う際は、
GPを削るのを第一としましょう。

この場合、カガリビの初期スキル「スパイカー」が有効的です。
これでGPを減らし、ブレイク状態になれば強烈な技、
状態異常をもたらす技で攻撃を仕掛けましょう。

GPはもちろんカガリビにもあり、敵の攻撃でブレイク状態、
以降大ダメージや状態異常を受けることになります。
体験版で見る限りカガリビのGPを保ち続けるはほぼ無理なので、
適時回復を行っていきましょう。

味方、敵ターン終了後両者のGPが微量回復します。
再度GPを減らすスキルを使い、コンボを増やしてダメージを与えましょう。

ターン開始時、Itemを選び回復など行うと、
そのターンでの行動が終わり攻撃ができません。

ただしAssaultゲージは毎ターン100回復します。
初期の上限を超えてAssault200にて集中的に
攻撃する必要もありますので、
あえて貯めておく戦法があることを覚えておいてください。

もう一つのゲージLimitでは攻撃の度にゲージが溜まります。
これが満タンになると必殺技が使用可能となります。

使用方法はゲージ満タン時にAssaultが尽きるまで攻撃し、
ターン終了時に必殺技を使うかの確認を行います。

決定後、コンボ数を引継ぎ、立て続けに強攻撃を仕掛けます。

1ターンに与える攻撃回数をコンボ数とカウントし、
コンボ数が多くなるとその後に与える威力が増します。

リミットスキル使用時は敵のGPブレイク、
コンボ数の多い攻撃で準備してリミットスキルを解き放ちましょう。

このリミットは戦闘終了後も持ち越し可能なので、
雑魚戦でゲージを貯めてボス戦・イベント戦1ターン目で
使ってしまうこともできます。

最後に、レベルアップについて触れておきます。
本作品では敵を倒して経験値を手に入れますが、
レベルアップで上がるのはHP、GPのみです。

その他の攻撃力、防御力の各ステータスは戦闘中に上昇し、
戦闘終了後に再確認ができます。

このステータス上昇には弱い敵との戦いでは上昇がしません。
強敵となる敵と何度とも戦い、ステータスアップを心掛けてください。

○ゲームの進め方

・ステータス・装備

メニュー画面を開くと現在のカガリビのステータスが確認できます。

各ステータスの意味を知りたいなど、
わからないことはアイテム欄のヘルプにて説明が載っていますので、
都度確認をしてください。

Equipでは装備の選択、
剣や鎧などのカテゴリはなく全てジェムと呼ばれる
アクセサリ相当の装備品を3つまで装備します。

単純なステータス上昇や状態異常を防ぐ効果など
各ジェムが手に入りますので、キャラの強化に役立ててください。

・スキル習得・強化

メニュー画面の「SkillSet」「SkillCheck」「PowerUp」
について説明します。

SkillSetでは、現在覚えているスキルの中から
戦闘で使用するコマンドへとセットします。

先ほど戦闘では4つのコマンドまで~、
と紹介しましたが、メニュー画面では4つのコマンドを1セット、
最大3セット分のコマンドの編集が可能です。

戦闘時はAttackの選択前に「Q・W」キーでセットしたコマンドを変更し、
攻撃方法を変えることができます。

体験版では全部で6つ程度のスキルなので
この設定はさほど重要ではありませんが、
製品版以降は魔力依存による攻撃や属性・状態異常攻撃などが
使えると思いますので、敵の特徴によって対処するコマンド設定が
必要になってくるでしょう。

PowerUpでは新規にスキルを習得・覚えたスキルを強化する2種類に分かれています。
習得・強化はどちらもSoul(お金相当)が必要で、
選ぶものによってはスキルに必要なレアアイテムが必要になっていきます。

○ダンジョンについて

・敵とのエンカウント

墓地からのスターとなり、中をうろつく魔物との
エンカウントにより戦闘となります。

ダンジョン内は狭く、敵はこちらに気付くと接近して接触しますので
戦闘は避けられないと思います。

ただ、同じ種類の敵に5回勝利すると
アイコンが青色に変化し、これ以降はこちらから
接触しない限り戦闘にはなりません。

戦闘を避けたいときは前もって倒しておく必要があります。

・ソウルイーター

ダンジョン内の探索にてラムレイとカガリビが
クリスタルを見つけます。

クリスタルは中に眠るソウルイーターを呼び出す装置で
あると分かった瞬間、霊体が召喚されてしまいます。

いざ戦闘、になるかと思いきや、
中から現れたのは可愛く「ちゅいー」と鳴く動物が現れました。

実はこれ、ショップに相当する役割をしてもらい、
敵を倒した時や宝箱で手に入るSoulと
装備品となるジェムを好感してもらいます。

また、無償にてジェム強化を行ってくれ、
特定のジェムを集めて、より強力なものへと合成してもらいます。

また、ソウルイーターのいる場所がチェックポイントとなり、
これ以降はワープ地点として登録されます。

この先もクリスタルが出現しますので、
忘れずに調べてみましょう。

・Cキーでの会話他コマンド

ゲームが進むにつれてイベントが発生し、
カガリビに話しかけたりなどいくつかの行動がとれるようになります。

画面右下にTalk表示が出ればCキーを押し、
ダンジョン内で起きた出来事について会話することができます。

他、画面右上のゲージが溜まると主人公ラムレイの
性欲が高まり、カガリビを相手にすることで
特殊ボーナスを受けることができます。

フェラにて次回戦闘での経験値が倍になる、
後背位で次回戦闘でのSoulが倍になるなど。

戦闘を行う毎にゲージが溜まりますので都度利用しましょう。

・仕掛け・スキル解放

カガリビとのH、特定アイテムの入手などで
戦闘以外の探索スキルが手に入ります。

最初は何のためにあるか分からない人魂も、
スキル取得後は話しかけたり、移動することができるようになったりします。

一度訪れた場でもスキル入手後に再発見ができることがありますので、
元の場所に戻ってみることをお勧めします。

○ラムレイとカガリビのやり取り

「先に進みたいのに、鍵がかかった扉がある」と口にした途端、
扉を蹴り破るカガリビ。

主人公の命令に忠実な少女とはいえ、
死者を相手に常識の通じない相手に空回りするラムレイの
やり取りがコントでもやっているかのような雰囲気でした。

体験版では明らかとはなっていませんが、
彼女の過去やこの場所で起きた出来事が
物語に関わってくると思いますので、
この先の二人がどうなるか注目することろです。

○体験版最終ボス

地下の墓地を抜け屋敷を進んでいくと
地上の教会へと辿りつく二人。

ようやく外に出れると思った矢先、
アンデットと化した教会のシスターとの戦闘となります。

ここでドラマあるイベントが発生しますが、
どんな内容なのかは実際にプレイしてみてください。

このボス戦からSP消費によるサポートスキルが解禁となります。

戦闘コマンドのSupportにて敵のバリア破壊、味方回復などの
Skillが使用可能になります。

このサポートではターン消費とはなりませんので、
Supportでスキル使用、続けてAttackでの攻撃を仕掛けます。

今後はGP、SPの数値が生命線となると思いますので、
残量の把握、回復方法を身に着けてバトルを優位に進めていきましょう。

ボス撃破後、新たな衣装「シスター」を獲得します。

新たなスキルが獲得できるようになりますので、
戦い方の幅が広がります。
取得後はSkillSetにて効果を確認してみてください。
※体験版では一部のみシスターのスキルが習得可能

○Hシーン

体験版では4シーン、
カガリビとのフェラ、ぶっかけなどのHシーンとなっていました。

回想で見る限り23シーンでしょうか?

○感想

亡霊に彼女を紹介される場面、
亡くなった人の魂に彼女がいるというのに
俺(ら)ときたら・・。

いかん、悲しくなってきた、
う、羨ましくなんかないんだからね!

さておき、今回も不思議な世界を体験させてもらいました。

ゲーム導入時の雰囲気やBGMでホラー感ある
個人的に苦手な作品かな?とも思いましたが、
プレイしていくにつれ、二人の会話に笑ってしまったり

ソウルイーターに癒されながらもほっと一息ついて
プレイができてよかったです。

戦闘は最初こそ戸惑いますが、
慣れていけばワンターンキルを狙ったりなど
コンボを選びながら試していくのが面白かったです。

前作も好きな作品でしたが10人とのヒロインとの
交流する作品だったので広く浅くになってしまった印象があります。

今回は登場人数が絞られていましたので、
カガリビを中心に続きが気になる物語となっていました。

場面場面で現れる女狐はいったい何者なのか?

教会から出て外を見た二人が何を目にしたのか?

製品版の発売が待ち遠しくなる体験版のプレイでした。

発売予定は3月の中旬、楽しみに待っています。

以上、Yes My Lordの体験版レビューとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入ができます。

サークル過去作品はこちらから購入できます。

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