スローライフRPG終わらないで夏休み NEVER END SUMMER18 レビュー
私は、今年の夏休みを絶対に忘れたりしない。
18歳。高校最後の夏休みよ。永遠に。
タイトル:スローライフRPG 終わらないで夏休み NEVER END SUMMER18
サークル:九嬢餡
ジャンル:ロールプレイング
発売日:2019年12月28日
プレイ時間:約10時間程度でクリア
※タグに「夏休み」「良シナリオ」を入れました。
面白い作品に出会えました。
夏休みを題材にした作品を遊んでみたくて購入した作品になります。
値段は990円となっていますが、
結構なボリューム量のゲームとなっていました。
夏休みのドラマが思いもよらない展開へと発展していく
このNEVER END SUMMER18をご紹介します。
○あらすじ
佐々原 海は高校最後の夏休みを
自分が住んでいた故郷で過ごすことにした。
失恋で嫌な思い出が残る場所から離れ、
全てを忘れてしまいと思い逃げるようにしてこの地へ戻ってきた。
懐かしい友達に初めて会う女の子、
海は彼女達と夏休みを過ごしていくことになる。
○登場人物(一部のみ紹介)
・佐々原 海
本作の主人公。
失恋をきっかけに今の場所を離れ、
自分が生まれ育った故郷へでかけ旅行をすることになる。
・浜崎 茶子
海の幼馴染。海が宿泊する先の民宿の売り子。
今は両親が出かけていて、茶子とボケ気味になっている
祖父と二人暮らしをしている。
・磯野 香織
茶子のクラスメイト。
母親のマダム磯野が喫茶店をしている。
人見知りな性格でまともに話ができるのは
茶子だけとやや対人恐怖症。
・津島 渚
茶子達のクラスメイトで級長。
元はこの地の人間ではないが
人当たりの良い性格で周りから好かれている。
マロンという小型犬を飼っている。
○探索&戦闘システム
・3Dダンジョン視点
同人RPGではあまり見たことのない視点での
ゲーム進行となっています。
一般のゲームでいうマインクラフト、
アトラスの女神転生異聞録ペルソナ・デビルサマナー、
ウィザードリィのような主人公視点での
ダンジョン移動をするゲームとなっています。
方向キー上で前進、下で後退、
左右で方向転換、「x」キーを押しながらでダッシュ移動となります。
慣れないうちは違う方向へ進んで行ったり、
途中戦闘を挟んで逆走したりと苦労しましたが、
何とか操作ができるようになれました。
画面右下の2D表示のマップを参考にしながら
進めばうまく移動できるかと思います。
・戦闘方法
こちらは一般的なRPGの戦闘システムでした。
登場するモンスターは蜂やカラス、
後半になると王様ガエルや人食いサメと戦うことになります。
敵を倒してお金が手に入ったり、
ドロップアイテムで腕時計やジュースを入手したりしますが、
細かいことは気にしないで・・。
装備品は片手武器なら2つ装備可能、
武器を持った状態なら敵1体に2回攻撃となりますので、
序盤はとにかく武器を持たせた方がいいでしょう。
戦闘で苦労したのは序盤のマダムのみ。
回復アイテムと武具の準備で時間をかけてようやく勝てる感じでした。
それ以降はパーティーメンバーが増えてスキルや装備品も
充実して終盤まで苦戦せずに進めることができます。
○物語の展開(ネタバレしない程度)
海は幼馴染の茶子と一緒に民宿で過ごし、
香織、渚と出会い過ごしていく夏休みを楽しんでいた。
それでも夢の中で過去の出来事を思い出してしまう。
高校で3年間陸上部で一緒だった友人、瀬戸内 夏目。
海は夏目の事を女の子の「友達」としてではなく
「恋愛」対象として密かに思っていた。
陸上部のインターハイも終わり、
海は自分の想いを欲望として
夏目に無理やり関係を迫ってしまった。
結果、夏目には嫌われて拒まれてしまった。
海は夏目の事を忘れようと場所を変えて
夏休みを過ごしたのでが忘れることはできなかった。
それどころか毎晩見る夢が、
友達となった女の子達と体を重ねる光景が目に浮かんだ。
おかしな夢を見る日々は海だけにとどまらず、
周りの人達にも影響を及ぼすようになっていった。
そして新たな人物、南雲 琴音。
彼女との出会いから物語がさらに進むことになっていく。
○Hシーン
海が夏休みの1日を過ごす度に夢の中での
妄想となるHシーンになります。
こちらもほぼ主人公の海視点での描写となります。
全部で14シーン主要人物は1人2シーンの内容で、
一度見たシーンは日記から見直すことができます。
○感想
夏休み作品ですが自由な行動をするのではなく、
決められた課題をこなして1日を過ごしていく
おつかいRPGとなっていました。
チュートリアルでも説明のある通り、
パーティメンバーの加入や脱退が頻繁に起こるゲームで、
自由な編成ができるのは終盤だけとなっていました。
夏休みの間の女の子同士の人間ドラマかと思いきや、
予想だにしない展開へと発展していきます。
物語に引き込まれての一気プレイで進めての
ゲームクリアとなりました。
長編RPGと言われるだけあって
プレイ時間は長かったのですが、
大半は迷路のようなダンジョン探索と、
1回あたりの長引く戦闘時間が占めていたように思います。
もう少し手加減してくれてもいいんですよ・・(笑)。
Hシーンはドエロ、ではなく
女の子同士のインモラル世界を体験するような内容でした。
今まで見たこともないシナリオだったので
皆さんにもプレイしてもらいたいのですが、
やや間延びする展開が遊びづらいかな?と思っています。
人によって合う合わないと分かれるような作品ですが、
自分の中では買ってよかったと思える良作品でした。
体験版はないので、作品紹介にある動画を見て
どのような世界観の作品かを知ってもらえればと思います。
以上、スローライフRPG終わらないで夏休み NEVER END SUMMER18
のレビューとなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
下記より購入できます。
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