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Alchemist-Another Story- レビュー

忌み嫌われた少女は閉ざされた世界から外へと出る。
初めて知る人々の出会いから少女は歩むべき道を選ぶ。

タイトル:AlchemistーAnother storyー
サークル:FANTASY・FACTORY
ジャンル:ロールプレイング(アクションRPG)
発売日:2021年01月30日
プレイ時間:8時間ほどでクリア(エピソード01)
ボイス:エフェリカ/緑野らいむ ネリア/彩夢ひな

前作未プレイでよくわかっていませんが、

「Alchemist」の続編ではなさそうなので、
今作からのプレイでもストーリーを楽しむのは問題ないかと思います。

主人公エフェリカが各地を冒険して敵を倒して素材収集、

手にした素材から錬金術でアイテムを作成して販売、
さらには娼館にてお金を稼ぐアクションRPGとなります。

突然外の世界に放り出されてしまったエフェリカと、
鍛冶師の男(←おじさん呼ばわりで傷つく)の二人で
新たに始まる生活、一時の平和を過ごします。

そして二人を襲う困難、悲壮感ある物語の中、
幸せを手にすることができるのでしょうか。

〇オープニング

白帯びた髪と紫の瞳は人を惑わし食らう悪魔の使い也‐

「魔の先触れ」と呼ばれる特徴を持つ少女エフェリカは
生まれてから外に出歩くこともできず、人目につかないように育てられた。

そんな彼女が母親と共に外出することとなり、
旅の途中、誕生日プレゼントとして指輪をもらう。

二人は馬車で移動する中、盗賊の襲撃に遭い、
エフェリカは連れ去られてしまう。

しかし、これは彼女の母親が仕組んだことであり、
魔の先触れたる娘を気味悪がり、売り飛ばそうという企みであった。

悲劇はまだ続く。
盗賊に連れ去られたエフェリカは巨大な魔物の襲撃に遭い、
賊と馬は殺され、彼女一人となってしまう。

エフェリカを助けたのは通りすがりの鍛冶屋の男、
男は生き残った彼女を連れ、共に王都へ向かうよう勧める。

今まで閉ざされた世界を過ごしてきた彼女、
母親とも別れ、魔物に遭遇する危険な世界を知った
エフェリカは生きるため、戦うことを決意する。

鍛冶屋の男、後におじさんと慕う彼から託された1本の刀を手に、
エフェリカの戦いが始まる。

〇ゲームの進め方 ※探索者編

オープニングが終わりいくつかのチュートリアルを終えると
エフェリカの王都での生活が始まります。

王都入り口付近に探索者協会、東側が鍛冶屋兼自宅、
奥へ進むと中央通りでの買い物ができます。

1日の流れとして昼間・夕方パートに分かれています。
昼間は探索者ギルドへ向かい洞窟などを探索、
戻ってくるころには夕方となるので、自宅へと帰り翌朝を迎えます。

昼間のうちは道具屋などが開店、
夕方には素材アイテムの売却が可能な店が開いています。

住人のセリフの変化や街中に宝箱があるので、
昼夕と一通り見てみるのがいいと思います。

ある程度イベントが進むと工房にて鉱物の精製が可能です。
探索にて入手できる銅鉱石を2つ消費して銅のインゴットが手に入ります。

売却時の値段が上がりますので、
鉱石を見つけたらインゴットに変えておきましょう。
※その他敵のドロップアイテム・植物などの素材アイテムは
 売却せず取っておきましょう。詳細は後述。

何度も探索者ギルドから洞窟やいくつものダンジョンを探索し、
敵を倒しアイテムを入手、無事に帰還するとダンジョンポイントが手に入ります。

ポイント数値によって探索者ランクが上がり、
C→B→Aとランクが上がるにつれ、
同じダンジョンでも敵のレベルが上がる場所が探索可能、
また王都での買い物の種類が増えるようになります。

探索者ランクがAになるとイベントが発生、
冒険者へとなり、行動の幅が広がることになります。

〇戦闘・探索方法

・操作方法

ダンジョン探索・イベントにて戦闘が始まり、
動き回る敵を相手にエフェリカが戦うことになります。

注意してもらいたいのが毎回の戦闘前に装備をし直す必要があります。
戦闘が終わり王都へ戻る時には自動で装備が外れます。
次回ダンジョン突入時にメニュー画面を開いて再度装備を行いましょう。

基本的な操作は攻撃・防御・回復となります。

攻撃では向いている方向へ前方1マス攻撃で敵を倒します。

イベント進行により武器が強化されると、
前方3方向への攻撃、遠距離攻撃が使えるようになります。

防御中は前方に盾を向けて敵の攻撃を防ぎます。
周り込まれたりして左右背面から攻撃は防ぐことはできません。

敵によっては機敏な動きを見せて敵を捕らえることができなかったり、
触手による前方2マス攻撃などで苦戦するかと思います。

慣れないうちは1対1の戦いになるように慎重に操作して挑みましょう。

回復コマンドでは手持ちの「ヒールポーション」がセットされているので、
ポーション1個を消費して回復を行います。
セットできるのはこのアイテムだけなので、
その他はメニュー画面からアイテムを選び使用します。

画面左下のアイコンはエフェリカのステータスを現しています。

外周がHP、内周はMP残量となり一定以下のHPになると
エフェリカの表情が悪化します。

敵のレベルによって被ダメージが大きい場合もあり、
あっという間に敗北してしまう場合もあるので、
表情一つ変わればポーションを使っていった方がいいでしょう。

他、戦闘を有利にするためスキルを使っていきましょう。
攻撃等で溜まったTPはメニュー画面のスキルで
一定時間のバフ効果があります。

各操作、敵の動きに慣れながら慎重に戦っていきましょう。

・ダンジョン探索について

ダンジョン内では多くのアイテムを収集できます。

敵を倒して手に入るアイテム、樽や木箱・岩石を攻撃して入手、
宝箱や植物を調べて入手するなど入手方法が異なります。

なにかしらのアイコンがあれば攻撃と決定キーで
入手できないか調べてみましょう。

探索でのダンジョンは複雑な迷路となっていますが1枚マップでの探索、
最奥に帰還ができる石牌に触れてでギルドへ戻ります。

なお、ダンジョン突入時は現在のランクに応じて
難易度が選べるようになっています。
この場面で装備のし直しをしておきましょう。

この突入時一定確率で難易度別の場面でなく、
直接モンスターハウス・ボーナスステージで戦闘が始まる場合があります。

慌てずその場で装備をして敵を倒して生き残りましょう。
※自分は3度モンスターハウスに遭遇しました(泣)。

〇ゲームの進め方 ※冒険者編

探索者Aランクになるとイベントが発生し、
今まで塞がれていたエリア、冒険者ギルド他各施設が利用できるようになります。

探索者Aから冒険者Cランクへと変わり、
冒険者ギルドから新たなダンジョンへと探索が可能となります。

エフェリカ「31ルピスしか持ってねぇ。」

ゲームの本格的なスタートはここからとなり、
エフェリカのパートナー、鍛冶屋は10万ルピスの支払いを迫られます。

このイベント以降、毎日5000ルピスの支払いが発生します。
夕方の時間帯に貴族レジルの館を訪れ支払うかしないか、
支払いを行わない場合はレジルの仕事としてHなイベントとなります。

鍛冶師の全財産をはたいて5万ルピスの支払い、
残り5万ルピスをエフェリカが色々な方法で稼いでいきます。
この時のエフェリカの行動でエンディング内容が変わっていきます。

・錬金・買取など

冒険者となったはいいが多額のお金が必要な
エフェリカにはいくつかのお金稼ぎができます。

その中の一つが錬金術で、手持ちの素材アイテムを組み合わせることにより、
高額に売却できるアイテムを錬成することができます。

冒険者となったエフェリカは昼間に店が開く素材屋・交換所が利用できます。

今まで入手したモンスターからの素材と店で購入したアイテムを錬成、
交換所で売却が可能となります。

ここで重要なのが錬金を行う為にはレシピが必要となります。
このレシピは街の様々な場所から入手できます。

簡単なところでは自宅鍛冶屋の張り紙、
昼や夕方の色々な場所を調べてレシピを集めてみましょう。

・娼館で働く

冒険者となったあたりからエフェリカが娼婦として働く事ができます。

夕方の王都西側のイベント発生後、娼婦へと誘われ、
これ以降夕方の時間帯に働くことができます。

ここでお客を相手に接客することでもその後のエンディングが変わるかと思います。

〇エンディング・周回機能

未確認ですがおそらく3つのEDと1つのバッドエンディング、
どのエンディングを迎えても引継ぎ状態で最初からプレイが可能だと思います。

周回プレイではレベル・剣・盾がリセットされ、
それ以外の各種アイテムお金が引継ぎとなります。

2周目以降は回想画面からシーンの全開放、
レシピの全入手が可能となります。

〇Hシーン※クリア後に全開放可能

鍛冶師のおじさんとエフェリカのHシーン、

貴族のレジルに無理やりHなことをされるところや娼婦H、

モンスター敗北Hやエフェリカの妊娠シーンなどもあります。

1シーンのみ、冒険者ギルド受付のネリアが
モンスターに犯されるシーンがありました。

〇感想

「魔の先触れ」として籠の中を過ごしていたエフェリカ、
彼女が外の世界へと飛びだし多くの人との出会いから
成長をしますが、その中には悪しき人物もいます。

エフェリカにとって辛いことが待ち受ける
悲しい物語は言葉に詰まるものがありました。

オープニングにエンディングに息をのむ展開となる
本作品をプレイされる時は覚悟をもって挑んでみてください。

ゲーム部分にはアクションが苦手な自分として苦労しました。

敵に向かって攻撃したかと思えば相手は斜め方向へ移動して
避けられてこちらが一方的のやられたりなど(笑)。

最後の敵に至っては何度ゲームオーバーになったことやら、
ゼルダのようなアクションRPGとして面白いのでしょうが、
自分には不向きなゲームでした。

毎日の行動がギルドや買い物、後半には貴族の館の往復になっていったので、
各地にワープ地点を設けてもらえれば操作周りが良くなるかと思います。
今のゲームだと、広いマップの中を動き回るのが少しネックでした。
見つけていないレシピはどこにあるのか・・。

Hシーンに関しては他作品に比べかなりドアップなCGとなり、
エロくなっていくエフェリカの顔が良かったです。

中期プレイができるアクションRPGとして
楽しめる作品だと思いますので、気になる方は
遊んでみてはいかがでしょうか。

以上、Alchemist-Another Story-のレビューになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入ができます。

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