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MECHANICA――うさぎと水星のバラッド―― クリア後の感想レビュー

2020/05/12/17:31

音楽が、絆が、日常が、
酒が、セクハラが世界を救う。

タイトル:MECHANICA――うさぎと水星のバラッド――
サークル: Loser/s
ジャンル:ロールプレイング
発売日: 2020年04月10日
プレイ時間:約10時間の16周回でクリア

発売直後に一気にプレイしての記事になります。

自分は大急ぎでゲームを進めましたが、
日常を過ごす二人のように少しずつプレイして
遊んでもらいたい作品をご紹介します。

作品の概要は
体験版レビューの記事をご覧ください。

○3日間のタイムループ

主人公とメイドのメカニカとの日常は
理不尽な終焉を迎えてしまう。

二人には何者かに与えられたタイムループの力で
世界が滅ぶ前の3日間を繰り返すことになる。

一刻も早くではなく、主人公とメカニカが
自分らしくあり続けてこの3日間の日常を過ごそう。

○魔法の音楽を奏でよう

主人公達の住む町、ギロチンシティの住民は
様々な悩みを持ちながら日々を過ごしている。

魔法の音楽を使って住民と交流ををしてみましょう。

・リクエストと曲の確認を忘れずに

住人が欲しがっている音楽は人によって、
またその時の気持ちでも変わってきます。

どんな音楽が聴きたいか、
どの音楽が効果をもたらすのかを確認しましょう。

曲は4つのキーで4回選び、
選んだ数値の4~16のPOWERを消費して演奏します。

演奏前に「X」キーで思い出・優しいなどの属性をみて
その場面に合わせた曲を選びましょう。

失恋したお姉さんに悲しい曲を聴かせるなどNGですからね!
(深夜プレイで足し算を間違えたなんて言えない・・)

その人にあった曲を演奏できれば演奏成功、
報酬として情報や能力値などがもらえます。

○情報収集について

このゲームの目的は3日後に発生する災害、
この原因を突き止め水星の崩壊を食い止めることになります。

3日間との期間はありますが、制限なく繰り返すことが可能ですので、
ぎちぎちな効率プレイなどは考えず気長にプレイをしてみて下さい。

エンディングへ進めるには探偵事務所に決定的な情報を
持ち込んで事件を解明する必要があります。

・1日の始まりの曲

2周目以降から毎日音楽を変更することが可能です。
音楽は3種類、曲によって登場する住人は変わってきます。

バーのライブに来るお客も音楽と日にちよって変わる

おすすめプレイは1周目の3日間を同じ日常の曲にして情報収取、
次の周はハードボイルドで3日間、次の周はEDMで情報収集、
これを繰り返してプレイしするとまとめて情報を集めることができます。

・情報イベントの住人について

どの住人とも1度目は主人公の音楽を聴いて
イベントを発生させることになります。

2度目以降の住人は演奏前に困りごとなどあるので、
その住人の困りごとを解決する情報(またはアイテム)を
渡す必要があります。

何が必要か分からない場合は探偵の事務所に向かい、
その住人のヒントをもらいましょう。

住人にはそれぞれ3段階の情報イベントが用意されていますが、
ループで1日目から始めてしまうと1度目の情報イベントからの
やり直しとなってしまいます。

本来はタイム2、POWERを曲の数値分のコストが必要ですが、
チュートリアルちゃんの力でタイム1、POWER5固定で
以前のループでクリア済みのイベントをショートカットします。

チュートリアルちゃん、いったい何者なんだ・・。

○POWER・お金稼ぎ・好感度・衣装etc

・POWERを稼ぐには

演奏をするたびに4~16のコストを払うことになるので、
POWERはいくらあっても足りません。

自宅ベッドでの拠点えっち、メニュー画面のセクハラで
POWERを回復を行いましょう。

・お金稼ぎ

ケルフィや他のお店でアイテムを購入し、
情報収集に役立てることもあります。

お金を稼ぐにはバーで演奏するか、
豆腐少女とのミニゲームで勝利などがあります(POWERとタイム消費

・好感度(LOVE)と忠誠心(LOYAL)

えっちなことをすればPOWERは回復しますが、
左上の数値忠誠心が下がります。

忠誠心は自宅で家事の手伝いや触れ合いで回復します。

忠誠心の回復は好感度が上限となりますので
こちらも日常でのイベントから上げていきましょう。

・衣装にセクハラコマンド

衣装はお店の購入や情報イベントで入手となります。
入手した衣装はメニュー画面のアイテム欄から着替えての立ち絵変更、
拠点えっちでその衣装を着てのプレイが可能となります。

セクハラコマンドも情報イベントでもらえることが多く、
他にはポータルステーションのお出掛けでも入手できます。

お出掛けにはタイム1と、メカニカのメイド力・知識を消費することになります。能力値は消耗品みたいなので気にせず使っていきましょう。

○ビジュアル・背景画像

1日の終わりの度にランダムで登場するアイキャッチ画面、
いくつあるかはわかりませんがどれもセンスあるものなので

お気に入りアイキャッチを探してみてください。

背景画像はフリー素材のほか、
今作のために作られた多数用意されていますので、
少しだけ手を止めてSF世界の一場面を見てみるのもいいかと思います。

右クリックでメッセージウィンドウの非表示ができます。

○Hシーン

メカニカとの日常を楽しみながらのセクハラでの
胸や尻の度アップ、褒めたりして恥ずかしがる彼女との
セクハラはいつでも楽しめるようになっています。

自室のベッドでは覚えた拠点えっちでメカニカのコスプレHや
多くのプレイが選べます。

メカニカの好感度によって会話内容が変わりますので、
その違いを比べてみるのがいいかと思います。

主人公の相手はメカニカだけではなく、
ケルフィ、スズキ、
ラブグッドとも関係を持つことができます。

彼女達とのHシーンを見るのも、
探偵事務所でヒントを聞くことができます。

○おまけ

前作と同じくおまけ機能があり、
制作されたスタッフ方々のエピソードが用意されています。

おまけ機能への入り方はエピローグ後の探偵事務所にヒントがあります。
ゲームクリア後のお楽しみとして見てみましょう。

○感想

今作品を購入すると前作のウサミミボウケンタンが
100%OFFのクーポン券がつくようです。※クーポン配布期間は終了しました。

気前が良すぎるくらいのサービス、
ぜひ前作と合わせて遊んでみてください。

→前作レビューはこちら

音楽で人々と交流をする、
この雰囲気が気に入って体験版の時から購入をしようと決めました。

この作品の主人公は自称魔法使いの音楽家で、
ヒロインはメカニカには違いがありません。

ですが登場人物に通行人A、村人Bはおらず、
一人一人の姿形が違う住人の過去があり、
どのような未来を進もうかとここにいて、

主人公の音楽と触れ合う事で自分を見つめなおし、
生きていこうとする部分に惹かれた作品でした。

見方によっては住人一人の生き方がドラマであり、
そのドラマの主人公が死にうさ、てんとう虫お姉さんであり、
たくさんのドラマを詰め込んだのがこのMECHANICA、
ではないかと思っています。

主人公とメカニカの奏でる音楽が物語を進め、
最後まで鳥肌が立つほどの展開を見せていただきました。

このゲームに出会えてよかったです。
本当にありがとうございました。

この世界観はぜひプレイして味わってもらいと思います。

自分は急いでゲームクリアを急いで
あまりHシーン見ていなかったので、
これからゆっくりとセクハラや衣装を集めながら
遊んでみたいと思います。


この作品をプレイする時は焦らずに色々見て回りながらの
二人の日常を楽しんでみてください。

多くの人にプレイをしてもらいと思いますが、
ジャンルとしては新開拓なものなので、
受け入れにくい人もいるかと思います。

失礼ながら以下に細かな不満点をいくつか述べさせていただきます。

・ボリューム量が多すぎてついていけない

物語が核心に迫るのは情報として入手できる
ハウダニット(方法)、ホワイダニット(動機)などが分かる場面ですが、
そこに至るまでの情報収集イベントが多くあり、

結構間延びしたような感じがして、
ゲーム中にモチベーションが減っていく気持ちがありました。

できれば序盤~中盤ににひとつでも重要な手がかりが得られて、
「この事件を解決しよう!」と思わせるイベントが欲しかったです。

・演奏失敗で情報得られず

これが自分の中で疑問でした。

音楽は自由なもの、とチュートリアルちゃんの説明でありましたが、
最初のお客スズキさん以降は属性を間違えると
POWERと消費タイムで何も得られずが何度も
あったのでやり直してプレイしました。

遊びやすさを考えてもらえるなら、属性間違えでも中成功の情報入手、
属性があっていれば大成功のチップや好感度上昇の特典付き、
みたいな感じで進んでもらうものかと勘違いをしていました。

お客のリクエストもたまにわかりづらく、
何が正解かを考えながらのプレイとなっていました。

前作ウサミミボウケンタンの
クイズで挑むRPGの面白さやとっつきやすさがあっただけに、
今作のゲームを進めるのにスムーズさがなかったかなと思います。

少し自分の中でモヤモヤ感があったために書かせていただきました。

以上、MECHANICA‐うさぎと水星のバラッド‐の
クリア後の感想になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記より購入ができます。

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