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るいは智を呼ぶ【PCソフト】レビュー

2021/08/21/3:42

今回紹介するのは懐かしのPCソフト、
少女達の青春ストーリーをご紹介します。

注意 本作品は同人作品ではなく、
   DMMにて販売されている作品になります。
   対応OSはWINDOWS7までとなっているので、
   購入の際には体験版での動作確認を行ってください。

また例のごとく過去に購入して最後までプレイしたことはありますが、
今手元にないため体験版での紹介となります。
製品版でのプレイの記憶がかなり曖昧なのでご了承ください。

タイトル:るいは智を呼ぶ ―フルボイスエディション―
制作:暁WORKS Ⓒ暁WORKS
ジャンル:アドベンチャー
発売日: 2011年12月22日
プレイ時間:体験版で約6時間

○あらすじ

ぼくらはみんな、呪われている
みんなぼくらに、呪われている

呪いを解きたい。帰る家がない。
奪われたものを取り返したい。
自分のやってしまったことに後ろめたさがある。
手を差し伸べたいが力がない。
父親の借金のあおりを受けた。

偶然出会った6人はそれぞれのトラブルを抱えていた。

自分一人では問題は解決することはできない。
今さっき会ったばかりの人の問題も解決できない。

和久津 智(わくつ とも)は口を開く。

「同盟を結ぼう。

 これは友情ではない。
 仲間の力で自分の目的を果たし、
 自分の力で仲間の目的を果たす。

 自分のために、自身のために。

 呪われた世界をやっつける。」

6人の少女、達は運命共同体となる。

この同盟に発案者の智はのちに後悔することになる。

智の呪いは「男だとばれてはいけない」なのであるから。

○登場人物

・和久津 智(わくつ とも)

本作の主人公。
学校では優等生として振る舞い、
下級生から憧れのお姉さまと慕われているが、

本当は「男の子」であるが亡き母の遺言で
女子として生活をしている。

・皆元 るい(みなもと るい)

家出娘で廃墟のビルで寝泊まりをしている野性味ある智の1個上の学生。
体格からは考えられない程の身体能力で周りを驚かす一面も。

「明日の事なんてわからない。」と刹那的な生き方をしながらも
動けばすぐに腹ペコになってしまい、智の家に居候になる。

・花城 花鶏(はなぐすく あとり)

クォーターの美少女。
プライドが高くお嬢様としての振る舞いをするが、
盗まれた本を探すために手段を選ばず乱暴な行動に出る荒っぽい気性の持ち主。

可愛い少女が好きでメンバー内の智とこよりを狙っている。
出会ったばかりの智の唇を奪う。

るいとは険悪の仲。

・鳴滝 こより(なるたき こより)

メンバー最年少のミニウサギと呼ばれる活発な少女。

危ないところ智に助けられ?智のことを「センパイ」と呼んでついて回る。

街中をローラーブレードを使って走り回り、
同盟の仲間から機動力で色々な役目を任されることがある。

自分の事を「鳴滝」呼びをする彼女だが、
危機を前に弱気に「わたし」呼びの素に戻ってしまうか弱さがある。

・白鞘 伊代(しらさや いよ)

見て目通りの委員長体質のいいやつで苦労人。
6人の中で最も大きなバストで周りからいじられることが
(花鶏に至っては直接いじる)。

生真面目な性格で自分の中の常識や善意で語ることが
「空気読めない」扱いされる。

・茅場 茜子(かやば あかねこ)

無表情でお人形のような容姿だが、
口を開けば個性ある毒舌を吐く不思議系キャラ。

道を歩けば野良猫を撫でて猫との会話らしき交流を行う。
最近は(茜子が名付けた)ガギノドンを抱いていることが多い。

○少女達の会話のやり取り

個性豊かな6人の少女(うち一人が男の娘)の自由な会話が
延々と続いて言葉のボキャブラリーを楽しめる作品でした。

そんな言葉の使い方なんか聞いたこともない、
というくらいの数々のセリフを味わってください。

○彼女達の持つ呪い・才能

緊張感がある雰囲気ながら明るく賑やかしい作風の展開ですが、
彼女達がわずかでも「呪い」に触れてしまえば一転、悲劇が始まります。

呪いは彼女達を恐怖に陥れ、命を脅かします。

るいの呪いは?他の仲間は何がきっかで呪いとなるか。

物語を進める中でその部分にも注目しながら見てください。

呪いを持った少女には特別な力があります。

体験版では、追手から逃げる最中にるいの馬鹿力で
バイクを投げ飛ばす豪快なシーンが見れます。

他にも仲間の才能が発揮する展開がありますが、
ここでは製品版でしかはっきりわからないかと思います。

○フルボイスエディション・続編の登場

発売当初は主人公の智のみセリフがありませんでしたが、
人気投票で圧倒的な得票で1位になり、
リメイク版、という形で今回紹介した
「フルボイスエディション」が発売されました。

さらにファンディスクとしてるい智の続編、
「るいは智を呼ぶファンディスク ‐明日のむこうに視える風‐」
が発売されています。

体験版で面白そうと思えば製品版を買って、
製品版が面白ければこのファンディスクも買ってみてください。
(自分も購入したいけど定価販売で高くて・・)

○Hシーン・チャプター

購入ページでは各ヒロイン5人のルートでの個別Hシーンがありますが。
物語の中ではわずかしない部分になります。

たぶん、るいとのシーンは3つくらい、他女性陣は更に少ない
Hシーンだけなのでエロ目的で買うと残念な作品になってしまいます。

最初は分岐ルート無しで、るいルート。
エンディングを見てやり直すことで各ヒロインとのルートに切り替わり、
最後の5人目のルートがトゥルーエンドになっていました(たぶん)。

アドベンチャーとして盛りだくさんな内容なので、
完結にはかなりの時間がかかるかと思います。

○感想

改めて体験版を振り返ってみると、
購入当時は個性的な5人と智の交流を描いたストーリーだと思っていましたが、

一番際立っていたキャラが和久津 智だと感じました。

衝突を繰り返するいと花鶏の仲裁役になりつつ、
慕われているこよりに無理難題を任せたり、

伊代相手に情と理屈で説得したり、
正体不明の茜子に相応のコミュニケーションを図ってはいるが、
問題は解決せずに悪化する中、

周りからは好かれながらも悪い評価をされる智がかわいそうな部分
ありました(自業自得と言えばそれまでですが)。

ただこの作品、延々とまわりくどい会話をしていて先に進まない展開も多く、
他のレビュワーさんが低評価をされていました。

自分としては時間さえあれば彼女達の会話をずっと続けて聞いていたいと
思いますが、アドベンチャーノベルとしてテンポが悪いといえば
そう思ってしまう部分もわかります。

おすすめしたい作品ではありますが、
人によっては受け付けにくい展開になるかもしれません。

もし数時間の空き時間があれば、体験版をプレイしてもらえればと思います。

以上、るいは智を呼ぶ‐フルボイスエディション‐のレビューでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。

下記DMM GAMESより購入ができます。

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るいは智を呼ぶファンディスク −明日のむこうに視える風−【萌えゲーアワード2011 ファンディスク賞金賞受賞】るいは智を呼ぶファンディスク −明日のむこうに視える風−【萌えゲーアワード2011 ファンディスク賞金賞受賞】

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